Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

浮雲と窓辺の花 2003/10/20 MON
 留守の間の分も含めて3日分の「お散歩」配信、今日はとてもお散歩どころじゃなかった。関東地方も晴天、爽やかなお散歩日和だったのに残念!
 ということは、今日のお散歩写真はなし。ベランダからの1枚でお茶を濁す。斜め上の階のプランターが満開らしく、見上げると少しだけおこぼれに与ることができる。ただし、眩しいのでゆっくり鑑賞というわけにはいかない。デジカメを片手で上に向けてシャッターを切った。浮雲がいいアクセントになってくれた。
 彼岸花撮影会の写真のアップが1ヶ月も遅れたので、ずいぶん顰蹙を買ってしまった。今回の作品のアップは急いでやるつもり。ただ、9人の作品を1人5枚としても45枚分の講評を書かなくてはならない。こりゃ大変だ!当分、外出禁止だな。
【使えるワザ】 ノーファインダーの片手撮りなので、ブレないように速いシャッタースピードが要求される。どんよりと曇った日なら難しい撮影になるところだ。青空はほとんど標準グレーに近い反射率なので、露出に影響するのは浮雲の白とベランダ天井の日陰部分ぐらい。いずれも画面に占める割合が大きいものではないから、それほど極端な補正は必要ない状況だ。
 青空の色が肝心なので、PLフィルターを装着した。このフィルターをつけると露出が2段分落ちる。ということは、フィルターなしなら1/1200の高速シャッターが切れるということだ。ただし、ボクのカメディアは最高速で1/1000。絞りをもっと絞ることになる。
 ノーファインダー撮影で気をつけなくてはならないのは構図だけ。出たとこ勝負だが、ある程度の考えはある。3枚目でピタリと思った通りの構図になった。1/3の確率、今日は効率がいい。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/10/20
ISO感度 100
絞り値 F5.6
シャッター 1/400
露出補正値 -0.7
WB オート
その他 絞り優先AE
コントラスト+1
彩度+2
CPLフィルター
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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▼ちえさんから▼
 kit先生はじめまして!毎日「お散歩デジカメ」楽しませていただいております。東北撮影会お天気だといいですね 気をつけてお出かけください。

 デジカメは液晶画面を見て、「ハイ、パチリ」と、カメラ知識のない私でも写せるんだ!と2年前に購入し、しばらくは写しましたが、いまやカメラは眠っている状態です。だれか、「超、超、ど素人の私にもわかるように教えてくださる人はないかしら?」とおもっていました折に、ホームページでkit先生にたどり着き、3ヶ月前から「お散歩デジカメ」も愛読しております。プロの方がこんなにも惜しげなくワザを教えて下さるのに なにせ私には「撮影データ」の内容すら理解できない超、超、ど素人ですので、もっぱら読ませていただくだけでした。

 このたび オーロラを見に行くことになりました(勿論ツアーです)。デジカメでオーロラが写せると聞きましたので オーロラが現れた折には画像にも残しておきたいと欲が出ました。これは何が何でもkit先生に、デジカメで写す注意点を教えていただきたく思い、あつかましくもお願いするしだいです。写せたら「けちょんけちょんコーナー」に投稿して講評して頂きたいな・・・など夢は膨らみます。
 手持ちのカメラはSONY DSC−P50、211万画素です。このカメラで無理な場合、使い勝手のよいお薦めのカメラを教えていただけたら幸いです。お忙しいなか、よろしくお願いいたします。
▼返信▼
 うーむ、困った!大変申しあげにくいことですが、デジカメでオーロラは無理です。撮れません。
 オーロラの光は、目で見るとけっこう明るいように感じますが、実はとてもほんのりした明るさしかないものなので、かなりの長時間露光が必要になります。ですが、デジカメの場合、20万円もする高級機でも最長シャッターが30秒程度しかないし、露光時間が長くなると必然的にノイズが出ます。機種によっても違いますが、普通は2秒以上になると画面が砂嵐状態になるものなのです。

 フィルムカメラでオーロラを撮る場合、一般的には次のような器材を用意します。
 まず、カメラは電池式のものではなく、完全に機械式のものを使います。寒いところの夜間の撮影になるので、電池だとすぐに動かなくなってしまうからです。この手のカメラは、今はほとんど製造されていませんので、お持ちでない場合は中古カメラ屋で完全マニュアル機を探すことになります。けっこう出ていますので、それほど難しくはないし、値段も2、3万円のもので十分です。

 レンズはできるだけ開放絞り値の小さい、広角レンズを選ぶ必要があります。F2.8以下、20ミリ前後のレンズがオーロラ撮影では一般的です。これはかなり値段が張ります。中古の安いものでも1本5万円はするでしょう。

 フィルムは高感度のリバーサルフィルムを使います。ネガフィルムではダメです。せっかくのオーロラの微妙な色が出ないからです。感度は少なくともISO400、できればISO800のフィルムを用意します。

 5分以上の長時間露光になりますので、三脚は絶対に必要です。寒いところでは、三脚にじかに手を触れると瞬間的に手のひらが金属部分にくっついてしまうことがあるので、発泡スチロールなどで脚の部分を巻いておきます。

 撮影地がどこか分かりませんが、極寒の土地でしたら、カメラの油抜きが必要です。メーカーに依頼して、駆動部分の潤滑油を抜いてもらいます。潤滑油が凍結したら、カメラが動かなくなるからです。

 どうしてもデジカメで撮りたいということなら、感度をできるだけ高く設定しておき、マニュアルでシャッタースピードを5秒以上にします。それでも、よほど状態の良いオーロラがやっと判別できる程度にしか写らないと思いますし、ものすごいノイズが出るでしょう。
▼けんちゃんから▼
 キット先生、こんにちは。
 待望の巾着田撮影会の作品を拝見しました。毎日の「お散歩デジカメ」から、ヒシヒシと先生の忙しさが伝わってくる中でのアップ、大変ご苦労様でした。今回は撮影会の模様や、撮影者のコメントと先生の講評が対比して見られたりして、とても参考になります。また雨の日は「カメラをビニールで覆うよりタオルで保護する」もいただきです。土砂降りの中、1人のキャンセルもなかったという熱心な皆さんの作品だけに、レンズに水滴がついたり、曇ったり、壊れてしまったりして撮影のご苦労が見えますが、どれも被写体の選び方や、構図が個性的で面白いです。中に雨を写し込んだ作品があったけど、自分も一度雨を撮ってみたいと思いながら、いまだ水溜りにできた輪くらいしか撮れずにいて、感心しました。皆さんには及ばないけど「つかえる技」を少しずつ身につけて、ガンバラなくちゃぁ!
▼返信▼
 かなりの土砂降り状態のときに、暗い背景で写すと雨は写りますよ。明るい背景だとまずダメですけどね。いろいろ挑戦してみてください。
≪撮影会ネット≫
 撮影会ネットは、キットの撮影会に参加した人たちのメーリングリストです。

●まだ撮影会には参加していないけれど、いずれ参加する方向で家族会議中の方、
●参加したくはないけれど、ひょっとしたら弾みで参加してしまうかも知れないという恐れを抱いている方、
●人から誘われたら断りきれなくて参加してしまいそうだという意志薄弱・優柔不断な方、
●とにかくなんにでも口を挟まないと気がすまない方、

 なども入会できます。「ご意見・ご質問」、もしくはこちらからメールアドレスとハンドルネームをお知らせください。
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☆☆ ホームページ情報 ☆☆
 巾着田撮影会の参加者の作品を講評と共にアップしました。土砂降りの中での苦労がうかがわれる作品ばかりです。こちらからご覧下さい。
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
としくんの投稿写真
 こんばんは。はじめまして。toshiと名乗っております。
 私が参加しているMLのメンバーさんにキットさんの「お散歩デジカメ」を教えてもらってからずっと見させてもらっています。といっても、9月24日からですけど・・・。毎日楽しみにしています。

 キットさんの影響で、今朝もデジカメ持って散歩しました。キラリと輝くススキの穂にハッとして、カメラを構えようと足場を探していたらヘビがにょろにょろ〜〜!ぅあ〜〜ッと飛んで逃げたらヘビもビックリして逃げてました。御講評お願いします。

 データ:Finepix2300 F4 1/250 WBオート 10月2日午前7時16分撮影


講評
 朝でしょうか、夕方でしょうか、斜光に照らされて輝くススキの穂が印象的ですね。レンズに乱反射した太陽光がフレアになっているのも効果的です。
 ただ、ススキの穂が1本だけというのはちょっと寂しすぎませんか。ススキという植物は群生するものですから、1本だけ見せられると違和感を感じてしまいます。おそらく、この場所には他にもたくさんススキの穂が出ていたでしょうから、それらを「群生」として写せば、斜光の効果ももっと上がるでしょう。秋らしい雰囲気も描写できただろうと思います。

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撮影会のお知らせ
 11月の撮影会は、東京・立川市の昭和記念公園です。有名な銀杏並木を始めとして、さまざまな紅葉が見られる都会の穴場です。秋の一日、のんびりとお散歩気分の撮影を楽しみましょう。

 日時は11月23日の予定でしたが、遅くなると見ていた紅葉が今年もほぼ例年並みのようなので、1週間早めて11月16日(日)に行なうことにします。詳細は未定ですが、午前10時ごろの現地集合、午後3時頃から講評会というスケジュールを考えています。参加申込みはこちらから、順次受け付けます。
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