Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

輝く太陽 2003/10/21 TUE
 塩釜で撮影したフィルムを写真屋に届けたついでに、近所のスーパーに寄った。買い物を頼まれていたからだ。今日も朝から晴天、爽やかな一日だと思っていたら、なんだか北の空から雲が張り出してきつつある。そう言えば、天気予報では午後から崩れると言っていた。しかし、お天道様はまだ健在だ。
 スーパーの駐車場に水溜りがあった。掃除のために水を流したらしい。その水溜りに太陽がきらきらと輝いている。同じ太陽でも秋の太陽はことさらに輝いているように感じる。夏場と違って空気が澄んでいるからかも知れない。
 「氷の国の一人旅」を1回パスしているので、今日はその原稿書きをしなければならない。そろそろ冬場の旅は終わりに近づいている。引き続き夏場の旅の模様を書きつづけるつもりなので、写真のデジタル化をやっておく必要がある。自分でスキャニングするにはとてもじゃないが時間がないので、外注するつもりだ。問題は、その写真選びをしなくっちゃいけないこと。ある程度ストーリーの流れを考えてから選ばないといけないので、ちょっとした苦行になりそうだ。
【使えるワザ】 日曜日に配信した写真で、水面に映る太陽の光が滲んでいたのを憶えておいでだろうか。この現象は、ゴーストなどと同じく、強い光がレンズ群の内部で乱反射を起こすことで生じる。
 カメラのレンズは、いわゆる使い捨てカメラは別にして、ほとんどの機種で複数のレンズの組み合わせで成り立っている。ボクのカメディアC4100の場合は8枚の組み合わせだ。これは、CCD面(感光部)に均一に光を送り届け、できるだけ画像の歪みが生じないようにするための工夫なのだが、当然、レンズの口径が小さくなるほど加工精度が落ちる。フィルムカメラではこういうレンズ性能に関するメーカー間の長い競争の歴史があるので、高価なカメラと安物との差は歴然としているのだが、デジカメの場合、特に中級機、普及機ではまだそこまで技術の進歩が及ばないし、所詮はアマチュア向けでコストもかけられないという事情があって、レンズ性能は後回しにされているようなところがある。
 組み合わせるレンズの枚数が多くなると、当然、レンズを通った光の一部が次のレンズの表面で反射するという現象が起こる。完全に100%光を透過させる素材など存在しないからだ。こうした乱反射がレンズを1枚通るごとに繰り返されるので、感光部に届くときにはかなり大きな滲みになっているということになる。
 滲みを小さくするためには、最初にレンズに入ってくる光の量を少なくしてやればいい。つまり絞りをうんと絞ってやれば、ある程度滲みを抑制できるという理屈だ。
 というわけで、今日の写真はカメディアの限度一杯であるF11まで絞ってみた。日曜日の写真よりはましだが、それでも皆無というわけにはいかないようだ。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/10/21
ISO感度 100
絞り値 F11
シャッター 1/250
露出補正値 -0.7
WB オート
その他 絞り優先AE
コントラスト+2
彩度+1
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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 キット先生、シアトル在住のタッドです。永らくご無沙汰しております。

 「まだ撮影会には参加していないけれど、帰国後には参加する方向で家族会議中」です。是非私も「撮影会ネット」に参加させてください。よろしくお願い致します。

PS:12月にリタイアして帰国の準備中です!帰国までにデジカメに慣れようと、兎に角「お散歩用小型デジカメ」ということで、カシオのEXLIM EX-Z3を店で薦められ、3日前に買って来ました。まだマニュアルが読みきれていません。結構操作が色々出来るらしく、覚えるのに一苦労しそうです。リタイア後は時間が出来るので、少しずつ勉強させて頂きます。どうかよろしくお願い致します。
▼返信▼
 タッドさん、ほんとにお久しぶり。タッドさんがこのメルマガに登場したのは6月のことですから、半年振りですね。当時はまだこのメルマガを出し始めたばかりの頃で、今見直してみると、ご質問への回答もけっこういい加減だったり、メルマガ自体も読みにくかったりで、冷や汗ものです。この半年でかろうじて見られるメルマガに成長できたのも、タッドさん始め、読者の皆さんのご教授のお陰と感謝しています。

 撮影会ネットへの参加、歓迎します。無事のご帰国と、撮影会での出会いを楽しみにしています。
▼チエコから▼
 キット先生、こんにちは。チエコです。
 東北の撮影会は如何でしたか?私が撮影会の存在に気づいた時には、もう既に締め切られた後でした(^^ゞ。気づいたとしても参加できませんでしたが・・・。

 ところで、質問です。
 最近、ベルビア(velvia)という商品名のリバーサルフイルムが、富士フイルムから出ていますが、プロビアとどう違いますか?今度、オーストラリアのケアンズに行こうと思っているのですが、きれいな海や、動植物を撮ろうと思っています。もしかしたら、夜の撮影もあるかも。プロビアとベルビアとどちらが適していると思われますか?
▼返信▼
 おうおう、一番弟子のくせにメールチェックを滅多にしないチエコから、珍しくメールが届いた。元気だったかい?相変わらずあちこち旅行しているようだね。

 ベルビアというリバーサルフィルムはずっと以前からありますよ。ISO50という低感度が売りで、その粒状性の良さと発色のあでやかさで、風景写真家には絶大な人気があるフィルムです。
 ただ、低感度ということは、粒状性の良さの代償としてシャッター速度が遅くなるという問題を抱えているということでもあるので、スナップなどには向きません。相手がじっとしてくれている風景だから使えるわけです。

 この問題を解決するために発売されたのが、今話題のベルビア100、ベルビアFです。プロビアと同じ感度(ISO100)で、ベルビア独特の発色のあでやかさを継承するものという位置づけですね。赤や黄色の発色が他のフィルムに比べると格段に鮮やかなので、原色が溢れた都市風景や花の撮影には効果的です。ボクも最近はプロビアとベルビア100を半々ぐらいの割合で使ってます。ただ、たとえばヨーロッパの古い街並みなどを撮る場合は、発色の鮮やかさがかえってあざとい感じを与えてしまうというので、発色性のおとなしいコダックやアグファのフィルムを使う写真家も多いようです。
▼のりおくんから▼
 kit先生、おはようございます。東北撮影会の皆様のML(撮影会ネットでのやりとり)拝見していました。楽しさがひしひしと伝わってきます。
 昭和記念公園の撮影会に是非参加させて下さい。MLのデーターベースにも登録いたしましたが、重複しないようお願い致します。
▼返信▼
 のりおくん、初参加ですね。お会いするのを楽しみにしています。どうぞおいでください。
▼天災キャットさんから▼
 キット先生こんばんわ。草加のキャットくんです。本当に本当にマジでお疲れさまでした。日の丸さんのおかげでめっちゃ楽しくて、めっちゃハードな2.5日間でしたねぇ。しかも体重増加というおみやげまで付いて。

 ところで、車の中に一脚が1本取り残されておりました。お心あたりはございませんでしょうか?お届けいたしますので。
▼返信▼
 ははは、置き忘れ犯人はわたくしめでございます。わざわざお届けいただく必要はございません。今度の撮影会の折にでもお持ちいただければ結構です。
≪撮影会ネット≫
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▼ネムちゃんの投稿写真▼
 キット先生こんばんは。
 先日の蕎麦の花を撮りに行った時、畦に咲いていた彼岸花です。本当は蝶が左向きなので、左側を開けたかったのですが、フレームの直ぐ左にはトラロープが張られていて、それ以上カメラを左に振ることが出来ませんでした。撮影データはカメラ:EOS Kiss5、レンズ:タムロン28mm〜200o(望遠端)、フィルム:ベルビア100、シャッター優先AE、1/125、-0.5か-1補正だったと思います。


講評
 マイナスに露出補正したお陰で背景が黒く落ちて、とても綺麗な画像になっています。彼岸花の蕊(しべ)の部分やアゲハチョウの羽の紋様はその繊細さがポイントなので、背景がごちゃごちゃしていたら絵にはならなかったでしょう。ラチチュードが狭いリバーサルフィルムだからこその描写です。ネガフィルムだったらこうはいかなかったでしょう。

 この後のメールでネムちゃん本人が自らトリミングした画像を送ってくれました。原画では蝶の背後が空きすぎていて、構図的にちょっとだらしない感じになっているのを修正したわけです。確かに、こういう風な構図にしたほうが安定感が出るし、蝶の存在感も強くなります。
 ですが、トリミングというのは最後の手段だと考えておかないと、いつまでたっても構図の感覚が養えません。このシーンを縦位置で撮る手はなかったでしょうか。上部に黒い空間ができるのは、蝶が飛び立つ空間を空けておくということになるので、違和感はないと思いますよ。ネムちゃんは壁紙サイトを運営しているので、ついつい横位置にこだわる習性があるようですが、縦位置も押さえておく癖をつけると写真の奥行きがずっと深くなります。

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撮影会のお知らせ
 11月の撮影会は、東京・立川市の昭和記念公園です。有名な銀杏並木を始めとして、さまざまな紅葉が見られる都会の穴場です。秋の一日、のんびりとお散歩気分の撮影を楽しみましょう。

 日時は11月23日の予定でしたが、遅くなると見ていた紅葉が今年もほぼ例年並みのようなので、1週間早めて11月16日(日)に行なうことにします。詳細は未定ですが、午前10時ごろの現地集合、昼食はバーベキューパーティー(奇跡的に予約が取れた!)、午後4時頃から講評会というスケジュールになります。参加申込みはこちらから、順次受け付けます。
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