Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

落花狼藉 2003/11/02 SUN
 見沼にある鷺山記念公園に散歩に行った。そろそろ秋らしい光景が見られるかなと思っていたのだが、関東平野部はまだまだだな。紅葉する時期が他の木々より一足早いドウダンなんかも、まだ発色が本物じゃない。カラマツもようやく半分ぐらいが黄色くなっているだけだ。
 公園は人だかり状態だった。今日は小春日和の好天で、しかも、考えてみれば連休中だ。今日は人のスナップを撮ろうと考えていたのだが、どうも、こんなに人が多いんじゃ、こっちにまで浮かれ気分うつってしまって、気分が撮影モードに入らない。ボツ写真が山ほどできてしまった。
 夕方近くなって帰路についた。途中で見つけた光景が今日の1枚。見沼から安行にかけては、昔から植木屋がやたらと多いところなので、春は町中が花盛り状態になるのだが、この季節は寂しいものだ。と思っていたら、ツバキがそろそろ満開になるころだった。この植木屋では、園芸品種のツバキがもう散り始めている。パラパラと散っている程度なら風情もあるが、こうも盛大に花びらをばら撒かれると、思わず引いてしまう。えらく散らかっている様を形容して「落花狼藉」というが、その言葉がふと頭に浮かんだ。
【使えるワザ】 どうも、紫の発色のことが、ここ数日頭から離れない。昨日のムラサキシキブの色も、自宅でパソコン画面を見ている間は「ほとんど見た目通り」と思っていたのだが、今日、もう一度実物を見てみたら、やっぱりちょっと違うような気がする。ボクは、デジカメ画像をプリントするということがないので体験したことはないが、プリントしたらそこでも同じ悩みを抱えそうだ。
 しかし、考えてみれば、フィルムでも同じことなのだ。メーカーによって発色傾向はずいぶん違うし、同じメーカーのフィルムでも銘柄が違えば色も変わる。某黄色フィルムメーカーなどは、同じ銘柄でも製造時期が変わると発色が違うなんてこともある。
 そうしてみると、デジカメの場合も、まあまあ納得できる色が出ていれば、あんまり厳密につきつめなくてもいいのかも知れない。今日のピンクの花びらも、実際はもっと赤味が強かったような気がするのだが、葉っぱの緑色はちゃんと出ているから、これ以上はいじりようがない。レタッチして赤味を加えると、緑色が茶色になってしまうだろうから、これで良しとしなければいけないというわけだ。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/11/02
ISO感度 100
絞り値 F3.5
シャッター 1/30
露出補正値 0
WB オート
R(-),B(+)
その他 絞り優先AE
コントラスト+4
彩度+2
PLフィルター
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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▼日の丸さんから▼
 今のうち内緒話。
 12月に仙台の光のページェントを撮影に来ない。牛タン旨いよ。
▼返信▼
 えっ、それ何時?
▼はるちゃんから▼
 私がいた頃は、牛タンなんか名物じゃなかった。「伊達の牛タン」とか、いまだに仙台は、伊達がついていますね。その頃は、牛タンあるはずもない。他に偉人は、いないのかいな。それにネ、牛の唾まみれだと思うと、食べる気がしない・・と、友に言われました。そう言われると・・。私は魚がいいな。ホヤも大好き。

 光のページェントですかー。一度も行ったことがない。これでも私、つい最近まで仕事をしていたの。年末はかきいれどきでした。今年もねえ。旅に出るからなあ。
▼返信▼
 あ、そうか。はるちゃんは仙台美人のお一人でしたね。ボクも、昔は「仙台=牛タン」なんて聞いたこともなかったし、仙台に行っても牛タン屋なんかなかったですよ。何時頃からブームになっちゃったんでしょうね。
▼じいちゃんから▼
 予想したこととはいえ画像掲示版は盛況だね。
 私も管理していて感じるのは、国民総デジカメで、カメラ付き携帯の予備軍がいて、さらに増えてくると思います。最近のHPでは画像掲示版のみを設置しているところが増えています。まあすぐに次の掲示版を設置したくなるよ。
 サルネイル表示に不満がきて、640を一発表示したくなる。高速回線の人は開くにストレスがなく、ダイナミックですよ。
 今は風景ばかりですが、みなさん結構花を写しているから、自分の居心地のいいとこを作ってあげるとかね。
▼返信▼
 ほんと、ボクもびっくりですよ。なんと、わずか3日間で1700アクセスですもんね。それに、撮影会ネットのみなさんはやはり写真好きの人たちだけあって、他人の写真に対するレスが必ず入りますもんね。
 こっちの掲示板が盛況になったお陰で、ボクの本来の掲示板は暇です(笑)。
▼あさひさんから▼
 グラデーション素材2点お借りします。
 ちょっと変わっていて、とても気に入りました。他のところではお目にかかれないですよね。こんな素材を探してました!ありがとうございました。
▼返信▼
 おっおっおっ、嬉しいね!「素材倉庫」はちっとも人気が出ないので、そろそろ閉鎖してやろうかと思っていたところでした。自分のHP用に作った壁紙素材を、もったいないから展示していただけだったんだけど、利用者が一人でもいると閉鎖というわけにはいかない。ありがたいことです。
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投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
▼童夢さんの投稿写真▼
 初めての投稿です。
 毎日、楽しみながら拝見しています。まだ初心者なので撮り方のヒントや被写体の選び方など、勉強になることばかり。

 金曜に公園でコスモスを眺めていると、蝶々が良いタイミングで飛んできてくれました。それにちゃんとモデルのようにポーズを取ってくれたようでラッキィでした。よろしく講評お願いします
 カメラはオリンパスC-740、オートで撮ってます(1/500 f3.2)。


講評
 ほんと、ラッキーでしたね。コスモスもまだ咲き始めたばかりの時期で、枯れた花が写っていないのもよかった。

 ただ、このシーンはマクロモードで写すべきシーンではありませんよ。他のデジカメならいざ知らず、C-740は驚異の10倍ズーム機ですから、これは望遠で切り取らなくてはいけません。マクロだと、かなり近づかなくてはいけないので、蝶に逃げられてしまう危険があります。そのため、どうしても遠慮がちになり、結果、この写真のように、蝶の写真かコスモスの写真か分からない作品になってしまうのです。画面をパッと見たときに、明らかに花の数が多すぎます。肝心の蝶がすぐに目に飛び込んでくるようにするためには、望遠でもっと寄せて撮ることです。

 もう一つ、かなり赤味が強い写真になっています。コスモスのピンク色が不自然なほど赤いし、バックの緑色はほとんど茶に近いいろになっています。exifデータを見ると、ホワイトバランスはオートになっていますが、それでこの色被りが出るということは、カメラの発色傾向が始めからかなり赤に偏っていると見るべきです。こういうお天気ですから「晴天」でも撮っておきたかったですね。また、ホワイトバランス補正機能で赤味を抑え、青味を強めに調整したカットも撮っておきたかったところです。
 参考画像はトリミングして引き寄せた構図にした上で、レベル調整によって赤味を抑制しています。大体、このぐらいの発色になると自然に見えます。

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撮影会のお知らせ
 11月の撮影会は、東京・立川市の昭和記念公園です。有名な銀杏並木を始めとして、さまざまな紅葉が見られる都会の穴場です。
秋の一日、のんびりとお散歩気分の撮影を楽しみましょう。

日時: 11月16日(日)午前10時ごろより各自勝手に入場して撮影を始めてください。
受付: 公園内のバーベキュー広場で午前11時ごろより受付けを開始します。撮影の途中で立ち寄ってください。
集合: 午後零時半に受付け場所に全員集合してください。昼食はバーベキューパーティーです。
用具: 予備の電池、予備のメディア、雨具、防寒具、三脚
(受付場所にて、パソコンへの画像取り込みいたします。メディアが一杯になった方はどうぞ。)
講評会: 午後4時ごろから、場所を移して講評会を行ないます。会場は決定次第通知します。
会費: 5000円(バーベキューの費用含む。講評会会場費は別途)
交通: JR青梅線西立川駅すぐ前
URL: 昭和記念公園のHPはこちらです。

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