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Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100 SH505iS

木陰 2004/05/21 FRI (No.398)
 松之山で撮ったフィルムを現像に出すついでに市役所に寄った。例のマンション連合会の設立準備が着々と進んでいて、役所とのすり合わせの必要性がだんだん大きくなってくる。今日は市の広報に設立趣旨説明会の広告を出してもらうための折衝で広報公聴課を訪ねた。かなり頻繁に役所に出入りするようになっているので、ボクの顔も売れてきたみたいで、役人さんたちの対応もずいぶん親切になった。役所に行ってムカついて帰ってくることが昔は多かったなあ、と妙な感慨が頭をかすめたりしたものだ。
 例の携帯カメラの感覚を早く掴みたいと思って、市役所の脇の葛西用水河畔で何枚か撮った。1段刻みと大雑把ではあるが、一応露出補正機能がついているのでなんとか写真になる。しかし、家に戻って画像を取り出す段階で、うっかりして全部消してしまった。あ〜あ残念!2枚ばかり使えそうな写真があったのに・・・(泣)。やたらと機能が多いくせにキーの数が少ない。こういうものを手の内にするには百年かかるな。
 ああ、そうだ、写真屋がマークUを1GBのCFと予備電池付きで50万円まで下げたので、熱意にほだされてとうとう注文してしまった。当然、鬼嫁には内緒である。バレたら殺される。
 マークUを買うのはこのメルマガのためではない。仕事で使おうと思っているのだ。超大伸ばしを前提に撮る風景写真ではまだデジカメは早いが、スナップや商品だったら十分に対応できる。おそらく、35ミリフィルカメの出番はほとんどなくなるような予感がする。フィルムは中判以上のフォーマットだけで使うようになるんじゃないかな。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2004/5/21
ISO感度 100
絞り値 8
シャッター 1/60
露出補正値 -0.7
WB オート
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
その他 コントラスト:0
彩度:+3
シャープネス:+1

バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。



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【使えるワザ】
 台風一過という言葉は夏のものだと思っていたら、今日の空はまさにその言葉どおりの澄んだ青空で、ついでに気温もぐんぐん上がり、その言葉どおりに夏になってしまった。まだ花菖蒲、紫陽花という手順が残っているのに気が早いことだ。
 市民会館の木陰で本を読んでいる女性を見つけたので、邪魔しないように後ろから1枚失礼した。できるだけ梢と葉っぱで周囲を隠すようにし、咲き始めた紫陽花の花と女性の白い帽子がリズム感のある並びになるように位置決めした。瞬間陽射しが雲に遮られたのが残念だったが、見知らぬ女性の背後からパチリなんてことをあんまり長くやっているわけにもいかないので、カメディアの1枚だけで終わり。
読者からのメールや質問やヤジ
お魔女から
 先生、遅くなりましたが、4月の講評ありがとうございました。4月の2枚には、出来はともかく膨大な時間とエネルギーを使ってしまいました。自分で勝手に、他人が壁紙やポストカードにしたくなるような「絵」、と目標を決めていたせいでもあります。 で、、、この話は、置いといて・・・。

 日頃 自分の使っているコンパクトデジカメを、「良くできたおもちゃ」と愛でていて(メーカーさん怒る?)液晶画面での撮影に多少ストレスを感じつつも、重宝に使っていました。そんな中、益子でのスナップ写真を数人の方が送って下さって、改めて自分よりグレードの高い道具のクリアーな画質の美しさを、確認してしまったのです。 で、、、この話も置いといて・・・。

 数日前、久しぶりにフィルカメを使って撮りました。実はフィルカメこそ、質素な一眼レフを使いながら、「写真は道具じゃあない!でも、画質は道具だ!」の迷路にはまり、ニコンF90に至ったのでした。久々の F90 の重量感、シャッターの重厚感、そして何よりファインダー内の美しさ!5枚必要だった写真を、気がついたらあっというまに2本も撮ってしまっていました。カメラに撮らされたという感じで、「写真は道具じゃないけど、写真は道具じゃ」と思えました。

 で、冒頭の話にもどるのですが、「壁紙」だの「ポストカード」などと言って、コンパクトカメラでエネルギーを費やす意欲が、何だか失せてきてしまったのです。これは、フィルカメで一度通った迷路です。シロート女が、こんなことでゴチャゴチャ悩むのは、先生からするとコッケイかもしれませんね。デジカメ購入時は、レタッチ出来るというオマケ?の存在で、過去の経験を忘れていました。が、やっぱり、カメラやレンズに頼りたくなるものなんですね。。。同じ努力ならもっといいレンズ(カメラ)で、とか、つい思ってしまいコンパクトならではの撮影と、使い分けしたくなった今日この頃であります。

 ・・・気がつけば、長!すみません。余力のある時に?一言でいいです。ご意見を聞かせていただけたら嬉しいです。〜悩める乙女より〜
▼返信▼
 おっ、おとめ〜ーーー!!??どさくさに紛れてなんということを!閻魔様に舌抜かれるぞぉーっ!

 余力はない。全然ない。もう死にそう・・・だけど、まあ、ここは一言。
 デジカメ=おもちゃ、というのは、ボクのこのメルマガの発刊当初からしばらくの間、ずいぶん頻繁に出てきた表現で、正直なところ、最初はボクもそう思っていたし、デジカメはほとんど遊び感覚だった。

 しか〜し、半年後ぐらいから認識が変わったな。結論から言うと、フィルカメの代用品として考えちゃダメだということ。油絵と水彩画のように同じ絵画というジャンルの中でも違う表現方法があるように、写真というジャンルの中にカラー、モノクロなどと同じ位置づけとしてデジカメ画像があるという風に考えが変わってきた。本気になって取り組むとけっこう奥が深いし、表現の幅や奥行きもたっぷりある。

 ボクは一応職業写真師のハシクレとしてフィルカメをメインに仕事をしているけれども、デジカメで仕事を始めた写真家も最近は増えている。ほとんどがフィルカメの代用品として、便利さに優れているという点だけを評価して使っている(デジカメのプリント・印刷品質が目立たない発表場所だけで)わけだが、デジカメを使い込んでみると代替品にしておくには惜しいところが見えてくる。

 一番の違いはラチチュードの狭さだな。再現できる輝度の幅が狭いから、同じカラーでもネガは言うに及ばず、ポジ以上にキリッとした表現ができる。一般には、このラチチュードの狭さはデジカメの弱点と言われているが、逆にフィルムにはできない表現を可能にする利点だと考えれば、新しい表現方法が生まれる。

 第2の利点は自分で思うがままに現像できるという点。コンパクのjpeg画像ではメーカーの押し付け現像を打破しなきゃいけないという障壁があるが、一眼デジカメのrawデータならば、現像は自分でやるのが原則だから、フィルムでは絶対にできないような作品も作ることができる。モノクロでは現像、焼付けまで自力でやって初めて作品ができるわけだが、それと同じ感覚で現像に取り組める。クリエイティヴィティに溢れる人にとっては、すごく取り組み甲斐のある分野だよ。

 というわけで、フィルカメはフィルカメで楽しめばいいし、デジカメはデジカメで、その低コストや手軽さを目一杯享受しながら、デジカメならではの作品作りを楽しめばいいと思う。ボクは最近、フィルカメの仕事のときも必ずデジカメも持っていく。両方で撮って、フィルカメではできない表現を楽しんでいるよ。
まるちゃんから
 師匠、せんさん、丸山です。こんにちは。
 実は10日ほど前の大雨の日曜日、「ツール・ド・おおすみ」に参加するため鹿屋市役所を訪ねました。残念ながら中止でしたが、せっかくなので肝属川沿いに串良までサイクリングしてきました。大隈半島も奥が深くて楽しそうですね。また必ず遊びにいきます。

 キットさん、写真部はまだありますよ。一生懸命活動しているようです。文化祭も近いので、作品を見に行くのを楽しみにしています。顧問は無理ですけどね。

 それでは、またメールします。東北いいですね〜、ますます楽しみになってきました。
▼返信▼
 空振りに終わったツール・ド・おおすみの日記をこのメルマガに載せるかどうか、ずいぶん考えてしまいました。一応「百名山」と謳っている以上、関係ない話は載せないという手もありましたが、「自転車デジカメ」という視点で見ると、まるちゃんが自転車に乗って写真を撮っていれば十分に資格を満たしていることになりますね。というわけで、本日分に載せました。

 今度大隈半島に出没するときにはせんさんに連絡をとってください。たぶん、会社を休んででも飛んでくると思います。間違いなくご馳走してくれることでしょう(笑)。
 母校の写真部の少年たちによろしく。先輩みたいになっちゃダメだとお伝えください。
モトくんから
 講評発表の日をテストの結果待ちのようにドキドキして待っています。それにしてはアクセスするのが遅くて申し訳ありません。自分のは勿論、他の方の講評がとても勉強になり、刺激になります。写真を撮ることは子供の頃から好きでしたが、この年になってここまでハマるとは夢にも思いませんでした。なんと言っても「面白い!」これを教えてくださった師匠に感謝いたします。ありがとうございました。目標は講師賞!
▼返信▼
 忙しそうですね。でも、最近はけっこう頻繁に松之山に出没しているとか・・。ハマりましたね(笑)。相沢、淳、ぽかりにモト、棚田シンドロームがどんどん増殖中だ・・・!
ネット撮影会4月分の作品集をアップしました。「ふぉとぎゃら」トップページから「ネット撮影会作品集」にお進みください。
自転車デジカメ 連載第29回
日本百名山自転車紀行
−明るい旅情編−
丸山 晃
第3章 継続

■ つーこんのつーる・ど・おおすみ逆転劇
2004.05.09 (日)
 朝5時。窓なんて開けなくても、すさまじい雨であることはよくわかった。

 今日は待ちに待った「ツール・ド・おおすみ」の日。鹿屋航空自衛隊基地の滑走路から始まって、大隈半島をぐるっと120キロ走るレースに参加するのだ。美術科のM先生が誘ってくださり、英語科のH先生と3人で申し込んでからはずぅっと楽しみにしていた。何といってもぼくにとっては初めてのレース参加である。
 M先生もH先生も自転車大好きで、すごーーくかっこいいロードバイクに乗って風を楽しんでいる。最初はぼくもM先生の昔のロードバイクを借りるつもりでいたのだけれど、結局乗りなれたグレートジャーニーで参加することにした。グレートジャーニーくんは最近、正式に愛称が決定している。「ジャーニーくん」になった。

 5時半、H先生が迎えに来てくれた。英語科の先生の中で唯一歳が近いのがH先生で、とても心強い。
 「おはようございます」
 「おはようございます。眠れましたか」
 「うーん…微妙です…」
 そう、昨日も寝ようとしたら12時過ぎていたのだ。H先生は7時8時には寝ていたとのこと。
 「で今日は4時に起きました」
 あーん。H先生に申し訳ないくらい、ぼくはその後の車の中で寝てしまった。

 グレートジャーニーもH先生の車に乗っけてもらって出発。鴨池港を目指した。ここから大隈半島の垂水市までフェリーで渡るのだ。
 フロントガラスを叩きつけるように雨が降っている。
 「大丈夫ですかねえ…」
 「ねえ…なんで今日に限ってこんな雨なんでしょうねえ…」

 垂水に着く頃、雨はいっそう激しさを増した。
 土砂降りの雨の中鹿屋に向けて走れば、先に今日の集合場所である鹿屋市役所に到着していたM先生から連絡が入る。やはり「ツール・ド・おおすみ」は中止になったとのこと。あらぁ…。
 「やっぱりなあ。この雨じゃなあ」といいつつ、今日に備えて昨日からかなりよく食べているので明らかにカロリー過剰。身体の中をエネルギーが駆け回っては、「走ろうよお走ろうよお」と訴えている。市役所に着くと、やはり久しぶりに楽しみでうきうきしていたというM先生も残念そう。

 とりあえず受付だけ済ませて記念品をもらった。ジャガイモ・バナナ・鹿屋海軍航空カレー・記念タオルなどなど。
 「バナナ高くついたなあ…」
 「そうですねえ…(笑)」
 参加費は4000円だったのです。
 でもせっかく鹿屋にまで来て、しかも時刻はまだ8時。ぼくはどうしても、少しでもいいから走りたかった。
 「ちょっとでも走っていきませんか?で、温泉入って帰りませんか?」
 「うーん。でもこの雨だしねえ…」

 が、この頃ちょっと雨が上がった。
 相談の結果、とりあえず様子を見ながら串良を目指して走ってみようということになる。これは肝属川という川に沿って走るコースで晴れていれば今日の60キロコースだった。
 「やばくなったら引き返すということで、5キロ刻みくらいで様子を見つつでどうだろう?(M先生)」
 「そうですね、じゃあそれで行きましょう(H先生)」
 「(やったー!!(丸山晃心の叫び))」

大隈半島、雲の立ち込める山々
 どんよりと雲の立ち込める中、3台の自転車は鹿屋市役所を出発した。
 まもなく肝属川沿いの「自転車道」に入る。車は通行禁止だし、川に沿っているから勾配もないしでぐんぐんこげる。
 5月の鹿児島。ちょっと前まで雨に濡れれば寒くてたまらなかったが、もはやそんなことはない。雨もあたたかいのだ。季節は確実に変わっていく。実はもう、夏さえ香っている。とちゅうぱらつきながらも、志布志湾に出るまでまとまった雨は降らなかった。

 わがジャーニーくんは雨の砂利道もそれなりに大丈夫だけれど、ロードバイクに砂利や雨は少しきつい。スピードを出すためにそうとうタイヤが細くなっているし、構造もデリケートだから。途中一箇所工事中で路面舗装されていない所ではこんな場面もあったりする。
M先生、H先生の自転車で砂利道を走ると危険なのでしばし担ぐ・語る
M先生、丸山先生(えへ)・H先生
なんだか少年の日に帰ったような気分になってくる情景だった。大隈半島も緑が濃い。

 肝属川河口には志布志石油備蓄基地がある。ここから北へは柏原海岸からくにの松原へと太平洋に面して一直線に海岸が伸びているが、薩摩半島は東シナ海に囲まれているので実は太平洋を眺めるのは久しぶりだった。
 備蓄基地へと向かって伸びる有明橋の上で折り返した。

 帰りも肝属川に沿って走る。
 再び降り始めた雨はいよいよ本降りどしゃ降り、ぼくらはびっしょり。がんばって走って何とかお昼前には鹿屋市役所にたどりついた。
 鹿屋市役所では今日のスタッフの方々が最後の挨拶などをしていたが、走ってきた3人を見つけて声をかけてくださる。
 「これに懲りずに来年また来てくださいよ」
 そして、食堂に用意されていた豚汁を食べさせてくれた。これがまたもう本当にうまいうまい。あつかましくご飯も豚汁もおかわりさせてもらっちゃった。

 それから温泉に向かった。
 身体を動かしてうまいものを食べて温泉に入って帰る。すごい。完璧だ。 「とりあえず雨でも何でも動いてみると何かがある」気がする。

 帰りがけ、M先生ご推薦の「えびのつけあげ」だけを売っているお店に寄った。M先生によると、「今まで5回来て2回しかあいていなかった」というお店も、今日はあいていて目当てのものも無事手に入る。M先生はとある先生にこのつけあげを買って帰りますと約束したまま、ずっと果たせずにいたのだそうだ。
 「ようやく約束を果たせる」
 で、ぼくらにも買ってくださった。ありがとうございます。
 このつけあげ、えびの香りがぷんとして殻の感触がかすかに残って舌触りもよく、本当においしくてびっくりした。焼酎にすんごいあうとのこと、今日これから楽しみ♪

 そんなこんなでレース中止は残念だったけれど、とても楽しい1日になりました。今日走るはずだったコースはそのうち走りに行きたいなーと思っておりますよ。
走行時間:2時間14分27秒
平均速度:20.0km/h
走行距離:44.92km
積算距離:1434.9km

≪お散歩ネット≫
 お散歩ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。メールでの情報交換、画像掲示板を使った写真のけなしあいなどが連日行なわれています。 現在、会員数は213名、
最年少は8歳、最高齢は80ん歳、
デジカメ好きに隔てはありません。
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ミニ撮影会のお知らせ
お散歩ネット会員以外でもご遠慮なく。会費なし、原則飛び入り自由です。直接現地に来て、「怪しいデジカメ集団」がいたら声をかけてくれてもいいですよ。
【5月31日(月)・思いっ切りおしゃれな東京を巡る】
関西からうみひこさんと砂名ちゃんを迎えてのおのぼりさん歓迎大会です。現在10名。集合:未定。

5月、6月の撮影会
(講評会場予約のため、参加するには申込みが必要です。)
5月の撮影会
第1回北陸支部大会


5月29/30日(土、日)
新潟県松之山
棚田の田植え風景や
新緑のブナ林を撮影します。
申込み

現在、申込み24名です。
5/23に申込み締め切り!
6月の撮影会


6月27日(日)
東京都内
テーマを決めての
組写真撮影会です。
申込み

現在、申込み5名です。
撮影会ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。ネット会員以外の方も数多く参加されています。できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。
今後の予定
7月24、25日(土、日) どっかでキャンプ[申込み]
8月15日(日) 川越小江戸の街並み[申込み]
9月4日(土) 房総の海と棚田の風景[申込み]
10月2、3日(土、日) 第2回東北シリーズ
民俗の里遠野の風景[申込み]
11月中旬(1週間程度) ラオス・タートルアン大祭と世界遺産の町ルアンプラバン(参加費25万円前後の予定)[申込み]
12月23日(祝) 都内・撮影会と忘年会[申込み]

ネット撮影会
5月の課題撮影期間は終了しました。
応募は明日までです。
6月の課題はいつもより早く、1日に発表します。
応募に際しては必ず応募規定をご覧下さい。
「写真が表示されない」「投稿できない」など、操作上のトラブルに関するQ&Aを設けました。
困ったことがあったらまずこちらへ。