午前4時過ぎまで「氷の国の一人旅」の配信作業をやっていたので、目がさめたのは10時過ぎだった。まったく、このところ、昼と夜がひっくり返ったような日々を送っている。
メルマガ配信はちょびちょび酒を飲みながらというのが定番なので、3つのメルマガ配信が重なる水曜日はたくさん飲める。飲まないと筆が進まないんだから、あくまでこれは仕方なく飲んでいるのだ。ボクが意志薄弱であるとか、呑ん兵衛であるとかいうこととは別次元の問題。
さて、久しぶりに鬼嫁と一緒に川沿いの「散歩道・その1」を散歩したら、こないだの台風の増水で堆積した土砂がご覧のようになっていてびっくりした。ここの上流と下流、それぞれ3キロほどのところに堰があって、そこで水量の調整をやるから、近年こんなに土砂がたまるような増水はなかったのだが、雨の日がずいぶん続いたので、例年とは事情が違ったのだろう。
ひび割れた大地を1枚。「まるで、あんたの目尻のようだね」と思わず口に出しそうになった。危ない、危ない!
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【使えるワザ】膝ぐらいの高さから撮っている。まだ土砂が十分に乾いておらず、かなりぬかるんだ状態なので、腹ばいになるというわけにいかない。立ったままで5メートルから7メートルぐらい先の草叢にピントを合わせ、シャッター半押しのままでカメラの位置を下げて、ノーファインダーで切っている。
ノーファインダーでの撮影は、カメラを支えるのが手だけになるし、その手もなかなか体に密着させられないので、どうしても手ブレしやすくなる。遠くに見える高層マンションまでピントが欲しいので、絞れるだけ絞りたいところなのだが、絞れば当然シャッター速度は遅くなる。妥協点がf5.6の1/100だったというわけ。
ピント位置は前述の5〜7メートルでいい。これで絞り込めば大体パンフォーカスになる。こういう場合、アマチュアは遠くにピント位置を求めがちだが、それだと肝心のひび割れがボケてしまう。
コントラストを高めに設定している。薄曇りのお天気だったので、ひび割れの迫力が出にくいと思ったからだ。真っ黒になってくれなければ絵にならない。
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