ケオくんや子供たちを招いてくれた鹿屋市のボランティア団体「JA文化交流協会」が夕方から歓迎会を催すことになっていて、ボクとY先生もその準備を手伝うことにした。会長のAさん宅の庭が会場になる。午後から会場設営なので、午前中は自由時間。市内の霧島が丘公園に行ってみた。
この公園、市内の小高い丘の上にあるのだが、その広大さは半端じゃない。ちょうど「大隈半島グランドゴルフ大会」なるものが開かれていて、年寄りが千人ばかり集まっていた。その群集をかき分けて、西日本一と言われる薔薇園を見物。亡くなった秋山庄太郎先生が晩年通い詰めた薔薇園だ。秋咲きの花が咲き始めたばかりところで写真にはならなかったが、5月の連休あたりは壮観だろうという印象を受けた。5月にもう一度来ることにしよう。空気が澄んでいれば桜島と開聞岳、錦江湾がパノラマのように見える場所なのだが、残念ながら夏場は湾から霞が立つので見晴らしは良くない。
歓迎会では、子供たちも日本語でちゃんと挨拶をした。ホームステイするのにまったく言葉が通じないでは受け入れ先の家庭も困惑するだろうというので、ケオくんが日ごろから日本語を教えているのだ。その生徒たちの中から今回は小学生が二人、中学生が二人選ばれたというわけ。 |
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挨拶が一通り済んだら、後は正式な鹿児島式宴会。芋焼酎を死ぬまで飲むというやつだ。地元のおじさん、おばさんたちが入れ替わり立ち代わりボクのところに「まあ一杯!」と挨拶に来る。しかし、今夜は鹿児島市内に泊まりなので、運転を控えたボクは飲みたくても飲めない。非常に残酷な歓迎会だった。 |