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Kit the genius' |
☆☆☆ 1日1枚 ☆☆☆
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Fujifilm Finepix4500 |
Camedia C-4100 |
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白い妖精
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2003/09/25 THU
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鹿児島行きで1週間留守にした間に溜まっていたもろもろの雑用がやっと片付いた。これで正常ペースに戻るとばかり思って、昨夜は午前3時から飲み始め、明け方までいい気分だったのだが、冷静になって考えてみれば未整理のフィルムが100本以上あるし、地区マンション交流会の講演原稿を書かなきゃいけないし、ずーっと前から大先生に命じられていた原稿もあるし、数日後には某誌から割り付けが回ってくるはずだし、ちっとものんびりできる状況ではなかったのだ。あっ、そうだ!今日は「氷の国の一人旅」の原稿も書かなきゃならない。切り番踏んづけ犯人の皆々様にお送りする写真のプリントも注文しなきゃ。彼岸花撮影会の講評もこれからだ。ほんとにのんびりできる日が来るのはいつのことやら・・・。
昼前に起きて、目覚ましついでに散歩に出た。昨夜は一晩中降り続いていたが、今日もどんよりした曇り空だ。涼しさを通り越して肌寒く感じるほどになった。本格的な秋だね。来週は棚田の撮影にでかけることにしよう。
【使えるワザ】梅林公園の一角にアジサイの藪がある。ドライフラワーになった花が雨に濡れて、なんとも惨めな姿を晒している。モンシロチョウが1匹飛び回っていた。多分、今年最後の生き残りだろう。止まったところを撮ろうとするが、なかなかじっとしていてくれない。ボクのカメディアの望遠端は換算100ミリぐらいしかないので、寄せて撮るにはカメラを近づけてやらないといけないから、余計に難しいのだ。
フォーカスモードをマニュアルにして、メーターでちょうど40センチに固定する。なぜ40センチかというと、ボクの肘から指の先までがその長さなので、感覚的にその長さが身についているからだ。ちなみに手首から指の先までは20センチ、まっすぐに立って手のひらを壁につけたときの目から壁までの長さは60センチだ。写真を写す際に、ファインダーを覗けない姿勢しか取れないことはよくあるので、幾つかの長さの感覚が身についているととても重宝する。カメラを持って腕を伸ばし、片手撮影することなどはけっこう多いものだ。そういうときのフォーカシングにはこの手しかない。まあ、長年の写真家生活で自然と身についた感覚だね。
とはいっても、これはあくまで感覚だから、まったく狂いがないわけではない。むしろ、数センチの狂いは当たり前だ。だから、いつもの「数打ちゃ当る」方式が大切。この写真は16枚撮った中のたった1枚の当たりである。 |
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撮影データ |
カメラ |
Camedia C-4100 |
撮影日 |
2003/09/25
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ISO感度 |
100
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絞り値 |
F2.8
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シャッター |
1/650 |
露出補正値 |
-0.7 |
WB |
オート |
その他 |
シャッター優先AE
コントラスト+1
彩度+2 |
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バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。 |
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☆読者からのメールや質問やヤジ☆
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▼てるてるさんから▼
kit先生、こんばんは。
メールをいただいて、ほんとに切り番を踏んだくらいでkit先生の写真がいただけるのだなあと感激しました。メルマガやホームページを見ただけでは信じられませんでしたから・・・ありがとうございます!!
一枚に決めるとなるとずいぶん悩みましたが、「四季の彩」の中の「秋の岩手山」に決めました。今年の夏青森に旅行して山の中で写真をとったものの、青色が思うように出なくて苦労しました。自分で撮った東北の写真には気に入ったのがないので、この際kit先生のをいただいちゃおうと思ったわけです。ルーマニアの中世のたたずまいやアイスランドの蒼色、藍色も捨てがたいのですが・・・。
数年前に宮沢賢治の記念館で買った絵葉書を額に入れて居間に飾っているのですが、それと入れ替えるか、玄関にかざって、みんなに自慢しようと思います。よろしくお願いします。
私の作ったばかりのホームページにも写真はありますが、kit先生をはじめ、このホームページにこられている方には恥ずかしくて見せられないようなものばかりなので、絶対に見に来ないで下さいね。
▼返信▼
はい、了解!早速プリントを作ります。1週間ほどお待ちください。
見ちゃいけないと言われると見たくなるのが人情ってもんでしょう。お散歩写真の中の、木の根っこの写真は気に入りましたよ。
▼さっちゃんから▼
Kit先生 おはようございます。Sattyanです。
今朝のKit先生のご配信を拝見いたしました。私の、キノコ画像のご講評を掲載していただきありがとうございました。良い勉強になりました。ますます、撮影が楽しくなりそうです。今後ともよろしくご指導のほどお願いいたします。
▼返信▼
どういたしまして。またどうぞ。
しかし、この「けちょんけちょん」コーナー、こんなに長く続くとは思ってもいませんでした。今でも常時10枚以上が順番待ちになっています。ときにはほんとにけちょんけちょんにされるのに、それでも嫌がられないというのは不思議ですね。みなさん、人間ができているんでしょうね。見習わなくっちゃ。
▼つよしくんから▼
キット先生、囲碁大会と撮影会は余程相性が悪いのか、10月18日は旧友会(OBの会)の囲碁大会なのです。前回成績が悪く一段陥落しているので、今回はどうしてもリベンジを果たさなければなりません。
そんな訳で温泉と酒に(もちろん撮影にも)多大の未練を残しながら、今回もまたまた欠席のやむなき次第なのです。
11月23日立川、12月21日新宿副都心は大丈夫と思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
以上 東北シリーズ欠席のお届けまで。
▼返信▼
わざわざ欠席届まで出していただくとはかえって恐縮!写真に比べると囲碁はお金がかからないので、そっちを優先すべきなのは言うまでもありません。そもそも、写真なんぞにハマると、金を食うばかりでろくなことはありません。まっとうな人生を歩んでいる人は、写真なんぞには凝らないものです。
▼日の丸さんから▼
またまた日の丸弁当です。あれ、掲示板アイコンお願い致します。似顔絵です。
▼返信▼
日の丸さん、アイコン追加しましたよ。ずいぶん可愛い似顔絵ですね。とてもご本人を描いたとは思われない、なんて言ってる人だれですか!?
今度の撮影会の件ではいろいろお世話になってます。贅沢ばかり言うキットくんをどうぞお許しください。
▼再び日の丸さんから▼
ありがとうございます。なんかハズゥカシィー気がします。アンパンマンの食パンマンと同じくらい四角いです。
贅沢は、カメラマンの最大の敵ジャー、身の破滅を起こすぞー。
では、「12345」でまたお会いしましょう。今日は寝ないぞー。11時頃かな?
▼さらに日の丸さんから▼
やりました、やりました、約束通り「12345」踏みました。写真撮って投稿写真にでも出すかな〜。えーと写真は、あれタイトル忘れた。また連絡する。
▼またまた日の丸さんから▼
きまりました。「秋の日の記憶」です。
▼返信▼
おめでとうございました。日の丸さんの執念には脱帽です。それにしても、変な写真がお好みで・・。早速プリントを注文します。 |
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投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー |
▼のりおくんの投稿写真▼
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お帰りなさい、お疲れ様でした、早速お散歩デジカメ拝読致しました、楽しみに待っていました。有難うございます。
次回の巾着田撮影会には家内の母方の法事と重なり参加出来ないので、今日一足お先に行って参りました。お花は見頃、平日でもかなりの混雑でした。21日はかなりの人出と思います、皆様の写真を楽しみにしています。
今日の写真は木漏れ日の中、自然のスポットライトを浴びて一輪輝いていました。
Nikon COOLPIX5700 ISO:100 f4.1 1/570秒 露出補正:-0.3EV
もう1枚は巾着田のちょうど中程、巾着の底付近の写真です、花も見頃綺麗に咲いていました。
▼講評▼
[1枚目]
彼岸花はとても撮りにくい花です。真上を向いて咲くし葉がないので、構図が決まりにくいんですね。しかも、花のポイントは周囲に広がった蕊(しべ)の優雅さなので、一輪だけを画面に入れるとなるとどうしても「日の丸」写真にならざるを得ないことが多いのです。ですから、背景をうまく取り扱い、花の存在感を強調するような撮りかたをしてやらないと平凡な写真になってしまいます。
その点、1枚目の作品は、たまたま木漏れ日がそこにだけ当たった花を見つけたことで、ほぼ成功を納めたと言っていいと思います。開放F値が2.8のところを4.1まで絞って、花全体にピントがくるようにしたこと、コントラストを上げて木漏れ日の輝きを強調したこと、マイナス補正によって背景を暗く落としたことなど、ワザも冴えています。
せっかくなので、こういう写真が「日の丸写真」の見えなくなる構図を教えましょう。日の丸の旗は真ん中に丸が一つ、周囲に白地だから日の丸なのであって、周囲の白地がうんと少なくなれば日の丸には見えませんよね。それと同じで、画面を花で一杯にしてやればいいのです。上下か左右かだけでも余地がなくなると、不思議なことに画面に緊張感が出てくるので、日の丸写真の安定感が薄れます。花の一部を切ってやるのも一つの方法です。花を一輪だけ撮るときの基本の一つなので、憶えておいても損はないでしょう。
[2枚目]
余計なものが写りこまないように慎重に構図を決めたのはいいのですが、こういう構図は諸刃の剣で、かえって画面が単調に見えることもあります。彼岸花が絢爛豪華に咲き乱れている絵なので、ぱっと見た目には綺麗ですが、見ているうちに飽きてしまいませんか?なにか、ポイントになるものを入れてやった方が画面に変化がつくと思います。
ピント位置は手前1/3ほどのところなので基本通りですが、絞り方が中途半端です。F3.3では一番手前や奥にはピントが来ませんよ。花の群落を撮るときの基本は「できるだけ絞る」ことです。F8.0以上にすれば、大体パンフォーカスになります。この場合、手ブレ防止の三脚が必須です。 |
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【撮影会のお知らせ】 10月18、19日(土・日)の撮影会は初の東北シリーズです。
やっと詳細が決まりました。
車の手配や宿の予約の関係があるので
今月一杯で申込みを締め切ります。
現在、関東からの参加申込み4名、東北から2名です。
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