Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100
2003/09/24 WED
 宮城の日の丸さんがずいぶん骨折ってくれて、10月の東北シリーズ撮影会の詳細がようやく決まった。日の丸さんとはまだ一面識もないが、どこの馬の骨とも知らぬ写真家のために大層ご苦労をされたようだ。
 一方、来年2月の中京シリーズ(第2回)、伊良湖のじいちゃんがいろいろと情報を入れてくれるし、宿の手配までやってくれそうな雲行きだ。こないだの巾着田ではhermesさんがほとんどすべての手配をしてくれた。みなさん、このメルマガを通じて交流が生まれた人々だ。
 考えてみれば不思議だ。最初は誰一人として本名さえ知らなかった人たちだ。岐阜のネムちゃんや最高顧問のミズくんなどは、もう大昔からの友達のような気さえする。ホームページを開設しメルマガを創刊したのは、本業とはなんの関わりもない単なるお遊びのつもりだったのだが、こうして新しい交友関係が広がってくると、もう生活の大切な一部だし、ある意味で本業より大事な営みになった。
 というわけで、最近ボクはとても幸せな気分なのだ。しかし、ただ一人、鬼嫁だけがご機嫌斜め。ボクが、パソコン仕事に没頭して本業をサボっていると思い込んでいるらしい。八方円満とはいかないのが人生だね。でも、去年の8月から比べると、デジカメは上手になったよ、かあちゃん。


使えるワザ土手の下にあるこの扉がいつも気になっている。閉まっていたことがないし、にもかかわらず人の出入りを見たこともない。第一、道からすぐに扉というのも変だし、入るとすぐに階段というのも常識外れだ。ボクが住んでいる町は東京のベッドタウンとしては比較的新しい町だから、そもそもこんなに古い建物があること自体おかしい。
 この建物の周りは全部新しい住宅になっている。古い家でもせいぜい15年といったところだ。それなのに、この建物だけが際立って古い。表札がないので個人の住宅ではないし、窓の造りから見てアパートでもない。謎の建物である。
 今日は取り立てて述べるほどのワザはない。ただ撮っただけ。画像の構成要素ができるだけ「四角形」だけになるようにするため、ズームで余計なものが写らないようにしている。壁の質感が古さを描写する上では大切なポイントになるから、露出は切り詰めてある。
撮影データ
カメラ Camedia C-4100
撮影日 2003/09/23
ISO感度 100
絞り値 F5.0
シャッター 1/200
露出補正値 -0.7
WB 曇天
その他 シャッター優先AE
コントラスト+1
彩度+1
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。
毎日、多数のメールが寄せられるので、直接のご返事は原則としてご勘弁いただいています。数日遅れになることもありますが、下のコラムに掲載してご返事とさせていただきます。ただし、実名は掲載いたしません。ご了承ください。
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読者からのメールや質問やヤジ

玉パパさんから
 毎日楽しみに拝見しています。有難うございます。
 今回の埼玉の撮影会ではなく2004年2月の伊良湖の撮影会に是非参加させて頂きたいのです。今までは遠隔地で参加させて頂けず残念に思っていました。三重県からでも、そして高齢者でも参加させて頂ける機会に是非参加させて下さい。今から予約申し込みは出来ますか?来年の事で鬼に笑われるかも・・・ アルコールだめな超高齢者ですが。

返信
 伊良湖撮影会への申込み第1号です。ずいぶん気が早いとご自分でも思っておられるようですが、この第1号が実は効果絶大なんですよ。というのも、一人でも参加者がいることが確定していると、嫌でもやらざるを得ない、つまり、中止できないということになるわけです。お目にかかるのを楽しみにしています。

クロニャンさんから
 舞台撮影の質問に早速お答えいただき有難うございました。撮影を頼まれた妻に見せたところ喜んでおります。カメラは私のものですが妻も一台欲しいとのこと、「ちゃんとしたカメラ」とはどのようなものでしょうか。わたしのはNIKON COOLPIX 775です。

返信
 こないだの質問メールにはお手持ちのデジカメのことが詳しく書いてなかったのでちょっと言葉足らずでしたが、クールピクス775なら「ちゃんとした」部類に入るでしょう。光学3倍ズームで換算115ミリまで撮れます。ただし、内蔵ストロボは他のコンパクトデジカメ同様、望遠端で2メートル弱、広角端でも3メートルしか届きません。これで舞台撮影は厳しいでしょうね。

 もし、奥さん用に新しいデジカメをお求めなら、現在発売中の300万画素機ならメーカーによって機能的にはほとんど違いがない(光学ズーム倍率が3倍か10倍か、ぐらいの違いしかない)ですからなんでもいいと思います。クールピクス775はISO感度設定がオート、しかもISO200が最高感度なので、意図的に感度を上げて撮るということができません。しかし、今発売中のものであれば、感度は大体800まで上げられるようになっているはず(400までのものもあるので、買うときに確かめてください)ですから、暗い環境下での撮影には強い味方になるはずです。


タダヨシくんから
 いつも懇切丁寧な講評(酷評)と技術指導を有難うございます。私のような初心者相手でお疲れでしょう…。口が酸っぱくなるとか…。
 普通、名人とかプロとかは、自分の技術を出し渋ってなかなか公表しないものでしょう。先生の場合は私の目からみて非常にオープンに指導されている。ありがたい事です。頭が下がります。それとも、公表しているのはほんの一部で、隠している部分の方が多いのかな?

 Dimageのグレードアップ(A1)を検討していたのですが、フィルムカメラ(ニコンF100)とのレンズの共用性を考慮してニコンD100を購入しました。ボタン類の共通点も多く慣れやすそうです。
 
 10月中旬に吾妻山、磐梯高原、五色沼等をめぐり、金襴緞子・錦綾りなすさまを写し取りたい(意気込みだけは凄い…)のですが、紅葉を写す際のポイント(狙い)・注意点はどのへんでしょうか? PLフィルター、ソフトフィルターは準備しました。露出補正などはどのように…。絞ったパンフォーカスの写真が多くなりそうな気がします。

返信
 紅葉は色が鍵です。フィルムカメラ(ポジ)では、黄色い紅葉はプラス補正、赤い紅葉はマイナス補正が基本で、状況に応じてそこから微調整をやりますが、デジカメの発色傾向はどちらかというとネガに近く、かなり明るめの描写になります。ですから、ポジを使うときの感覚より-0.3から-0.7ぐらい切り詰めたほうが失敗が少ないようです。また、暗めに映った画像はレタッチしやすいですが、明る過ぎる画像はなかなか理想の発色に近づいてくれません。そういう意味でも、暗めに写すようにしたほうがいいでしょう。

 湿度が高いときや靄っているときに紅葉を撮ると、見た目の色とはずいぶん異なる、汚い発色になることが多いのはご存知だと思います。こういうときは、遠景は狙わないで、できるだけ近くの紅葉を撮るようにします。このときに気をつけたいのは、枯れてしまった葉や、汚れた葉が写りこまないよう、被写体の選択に気を使うことです。時間をたっぷりかけて、いい色、いい形の紅葉を探しましょう。

トールくんから
 キット先生、9/17に講評していただきました「トールくん」です。ありがとうございました。大変参考になりました。
 なるほど、被写体の持つイメージですか。当たり前のようで、全く考えていませんでした。森の端で、すすきが夕日でスポットライトを浴びたような状態で、ちょっとシュールな感じをうけたのですが、写真を見る限り、確かにちょっと奇異な感じもします。フラッシュなしではススキが浮いてくれず、なかなか思うようにいきません。無い知恵を絞りながら、下手な鉄砲でもう少しがんばってみます。お礼まで。お札でなくて申し訳ない。

返信
 「感じたままに撮る」ということはとても大切なことです。でも、難しい。ボクなんかも失敗の連続ですよ。思うにそれは、「感じたまま」というところには、多分、自分の「心の状態」もかなり反映しているからじゃないかな。写真に自分の心の状態まで写すとなると、名人でもなかなかできることじゃないですよね。
ホームページ情報
切り番が立て続けに踏んづけられました。

9月19日23時17分23秒 トップページの「37777」 犯人逃亡中
9月20日09時13分23秒 ドラキュラの「22222」 てるてるさん
9月23日15時02分23秒 メコンの「8888」 きぬさん
9月23日23時41分52秒 お散歩の「12345」 日の丸さん

みなさん、ご愁傷さまでした。規定により、キットくんの忌まわしい写真を黒枠の額装で受け取っていただきます。ご希望の写真と住所氏名を申告した上で、すぐに近くの寺社仏閣でご祈祷、お祓いを受けてください。

次の切り番は以下の通りです。

トップページ 「43210」
ドラキュラ   「24680」
お散歩    「15000」
メコン     「10000」
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
tamacoさんの投稿写真
 初めての投稿です。いつもメルマガを読んで、参考にさせて頂いております。

 先週バリ島に旅行し、スミニャックのビーチで午後4時半〜5時頃に撮った写真です。光る海に魅せられて何枚も撮った内の1枚です。2人の地元人がシルエットになるようマイナス補正したつもりでしが、少し足りなかったかもしれません。講評の方、宜しくお願いします。

 カメラ:ミノルタDIMAGE X、ズーム使用、露出補正-0.3もしくは-0.7(すいません、補正値を変えながら何枚も撮ったのでよく覚えてませんが、このくらいだったと思います^^;)


講評
 写真を見る限り、かなり撮りなれているという感じを受けました。多分、フィルムカメラでのキャリアが相当あるんじゃないでしょうか。このシーンを縦位置で切り取ったということ、しかも、縦位置では難しい水平がきちんと取れていること、人物や水平線の配置に隙がないことなど、なかなかの素質を感じます。何より、背後の光る海に気持ちを揺さぶられたというところに、感性の鋭さが表れています。

 残念なのは空ですね。バリ島のイメージにはほど遠い曇り空で、このシーンがバリ島だという説明がなければ、ずいぶん寒々とした印象を受けます。それからもう一つ、手前の砂浜に車の轍の跡のような乱れが写ってしまっています。ズームで追いつかないときは自分の足で補うのが基本中の基本ですよ。走っていって、綺麗な砂浜のところで写しましょう。もう少し近くに寄って、広角で光る雲まで写し込めば、もっと南国らしい雰囲気になったんじゃないでしょうか。

 露出補正はこれでいいと思います。むしろ、完全にシルエットになるより、ある程度着衣や肌の色が分かる程度のほうがいいのです。背後の光る海は飛んでしまっても構わないでしょう。

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撮影会のお知らせ
10月18、19日(土・日)の撮影会は初の東北シリーズです。

昨日まで「詳細はこちら」をクリックしても「詳細はどこ?」でしたが、
やっと詳細が決まりました。

車の手配や宿の予約の関係があるので
今月一杯で申込みを締め切ります。
詳細はこちら
お問合わせ、お申込みはから、

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