Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100
走る男 2003/09/20 SAT
撮影データ
カメラ Camedia C-4100
撮影日 2003/09/20
ISO感度 100
絞り値 F4.0
シャッター 1/60
露出補正値 -0.7
WB オート
その他 シャッター優先AE
コントラスト+1
彩度+1
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 な、な、な〜んと、台風が来てるっていうじゃないか。よりによって明日は撮影会だというのに、最悪の場合、関東地方直撃もありだという。晴れ男のボクと台風の直接対決、結果や如何というところだが、まあ、暴風でもない限りやることはやるのだ。雨の日には雨の日の写真がある。むしろ、そういう天候だからこそ、いつもは撮れない写真が撮れるチャンスがあるのだ。ボクの先生は雨の日の写真ばかりで写真集は出す、写真展はやるで、聞いてみたら「雨が降ったら出かける」というのを10年来実行しているとおっしゃった。明日は大先生にあやかるつもりででかけよう。
 ここにも雨をモノともしない男がいる。ま〜い日、必ず走るというのを日課にしている男だ。勤め人なので普段は夜走っている。自治会のイベントのときには、日頃培った体力がみんなに期待されるヤツで、なかなかの好人物である。今日は雨の中をずぶ濡れになりながら走っていた。軟弱なボクは濡れないところから写真を撮って今日のノルマ達成!
【使えるワザ】走る男がほんのちょっとだけブレるシャッタースピードがいい。ジョギングだから、あんまりブレすぎるとスピード感が出すぎてしまうし、止まった画像では感じが出ない。
 人が普通に歩くスピードは1/125なら完全に止まるし、1/60でも広角なら止まって写る。この場合は望遠端だし、ジョギングの早さだから歩くスピードよりは多少早い。AE方式をシャッター優先にして、1/125を最高にだんだん下げて何枚か撮った。1回1コマ勝負だが、この男は通常10回ぐらいは周回するので、何回かチャンスがある。結局、1/60で撮ったこの1枚がちょうど良かった。
 視線が男に集中するように、余計な部分は前ボケでできるだけ隠すようにしている。そうなると、走る男の位置が問題になるので、シャッターを切るタイミングが合ったり合わなかったりする。頼んだモデルなら決まったところを走ってもらえるが、周回ごとに微妙に位置取りが違うので、ある程度の予測も必要。前もって置きピンで構えておかなくてはならない。

読者からのメールや質問やヤジ

天災キャットさんから
 キット先生こんばんわ。草加の天災キャットです。
 フォトギャラを開く日課が復活する日を待ちわびておりました。久々に、わくわくしながら開いてみれば、なんと天災キャットがめでたくもフォトギャラ・デビューさせて頂いているではありませんか。丁寧なアドバイスをありがとうございます。

 お帰りになって、休む間もなく配信作業に没頭するお姿が目に浮かびます。しかも大量配信で、さぞやアルコールの消費量が・・・

 この連休に山形県上山温泉で、密造酒研究家のひみつの集会があり、参加してまいりました。昼はワイン用の葡萄狩り。夜は斉藤茂吉ゆかりの温泉旅館で、持ち寄った自慢の自作ビール・ワイン・どぶろく・酒・スピリッツ・・・密造酒の饗宴が夜遅くまで続くのです。

 今、葡萄たちはビンに入れられ、酵母くんがせっせとアルコールをこさえております。

 さて、ようやく本題ですが。山形集会の席で、師匠からどぶろくとスピリッツ(なんと田んぼを耕して酒米の稲を育てるところから手作りの)を頂いてまいりました。今度は失敗作ではありません。すぐにでも味わっていただきたいのですが、配信作業の妨げになるのでは・・・と思い、お持ちするのを躊躇しています。

 あっ、今、北の方角から、神の声が・・・。「ぜ〜んぜん問題なしっ!配信がはかどるので今すぐに持ってきなさ〜い」と聞こえたような・・・。近日、お持ちいたします。お楽しみに。


返信
 鹿児島での焼酎三昧の余韻も覚めやらぬのに、今度は密造酒(しかも、おしっこ臭くなさそうなヤツ)が届くという。なんと幸せなキットくんなんだろう。うううっ・・・(感涙)!

hermesさんから
 kit先生、お帰りなさい。
 鹿児島を十分楽しんでこられて良かったですね。講評会の場所、とりあえず了解していただき、ほっとしました。曼珠紗華は順調に育っているようです。前日に雨でも降らない限り絶好の撮影会になると期待しています。

 ところで、お散歩デジカメの配信が止まっていたこの1週間、やはり私も皆さんと一緒で、いつも当たり前にあるものが目の前から突然消えてしまったような何か物足りないような気がしてました。これはもう既にお散歩デジカメ中毒になってしまったのかもしれませんね。では撮影会でお会いするのを楽しみにしております。


返信
 hermesさんには、単に彼岸花の近所に住んでいるというだけで、いろいろな手配などをお願いして、ほんとにありがとうございました。助かりました。
 運悪く「前日雨」の状況で、しかも、当日も雨らしいという予測ですが、彼岸花は風さえなければ大丈夫でしょう。参加者もボクを入れて12名になりました。楽しみにしています。


ぽかりちゃんから
 キット様こんばんわ。ぽかりです。九州はいかがでしたか?久しぶりにリフレッシュされたとのこと、よかったですね。今日帰ってみるとたくさんのメールが届いてて、次々ととてもうれしく拝見いたしました。しかも9/14分の配信分では私の写真の講評をしていただいてたのでびっくりしました。どうもありがとうございました。

 あの、これはいいわけになるんですが、7/25の「梅雨空」で、キット先生が「講評を受けるときの心構え」を述べておられる文章があるのですが、私はつい最近まで、恥ずかしながら、それを見落としていたんですね。(その前に自分のメールが載ってることもしらなかった(汗)。)先述の写真を投稿した後、はじめて目を通して「はっ」っとしました。私が送った写真は、まさに自分の「自信作」であって、これは講評を受ける者の態度としては、こころざしが低いなぁって、思ったんです。あとから少し恥ずかしかったです。

 でも、そんなこころざしの低い者の写真をきちんと講評して、ほめてくださってもいて、先生の寛大なお心に、ますますファンになってしまいました。それに私ももう少し、こころざしを高くもって、もっともっとハートのあつい写真をとれるようにがんばりたいと思います。本当にどうもありがとうございました。これに懲りず、また投稿させてください。よろしくお願いします。


返信
 まあまあ、そんなに気にするほどのことじゃないですよ。誰しも、人にはいい写真を見てもらいたいと思うもんだし、いい写真のいいところを誉めてもらうのも勉強だからね。

伊良湖じいちゃんから
 いっぺんに8通もお散歩デジカメが配信されてきた。静かな一週間だったけどなー。実はある疑いを持っていたが、解消したよ。
 それは、毎晩酒をたらふく飲んでいると、毎日の配信は面倒なもんよ。てっきり助手か秘書にゴーストライターをやらせていると思っていました。旅から帰り一週間分を配信してきたから多分本人でしょう。(これは通常の人間の判断)
 しかし裏の裏を読むと、ゴーストライターの存在を隠す為に、まとめ配信をしてフェイントをかけた疑いが残る。

 八ちゃん、お初です。まだお勤めのようですが、ボケ防止にいいよ。家にこもったたら在宅症候群なるものに感染するらしいよ。まあ百姓は死ぬ前日まで畑に出るけどね。来年予定の撮影会は楽しみにしていますよ。こちらの温室での生産体系は単品多量生産ですので、花の撮影には何軒も回る必要があります。まあ家の家族は何人変人がきても免疫があるからね・・・
 関東方面には、メルボルンからの帰りに、10/08に八重洲北口当たりのホテルに泊まります。


返信
  ふーむ、ゴーストライターという手があったか。気がつかなかった。しかし、ゴーストフォトグラファーまで雇わないと、ほんとにのんびりはできないな。鹿児島の1週間は、書かなくてもよかったけど写すほうはサボるわけにはいかなくて、けっこうきつかったよ。焼酎が美味かったのでストレスにはならなかったけどね。

 伊良湖岬の撮影会は、テーマを「冬の海」ということにしようと思ってるんですよ。なんたって2月だからね、いくら伊良湖岬たって寒いでしょう。その寒さの中で震えながら撮るってとこがいいんだよ。凍えそうになったらじいちゃんの温室に非難して、お茶でもご馳走になって、という算段なのさ。

クロニャンさんから
 お教えください。友人が500席ほどの市民ホールで歌うので写真を撮って欲しいと頼まれました。 しかし私の持っているのは200万画素のデジカメで、先生のおっしゃる玩具カメラ以下の代物。これで撮影は可能でしょうか。フラッシュは可能な催しです。使い捨てカメラではどうでしょうか。どちらかで可能な場合、注意点は何でしょうか。
 余りにも無知な質問かもしれませんがよろしくお願いします。


返信
 ステージ照明の明るさ次第ですね。お持ちのカメラや使い捨てカメラのストロボはせいぜい3メートルぐらいしか光が届きませんので、原則的には補助光なしの撮影になります。一般的にいって、リサイタルなどのステージ照明はかなり暗めのことが多いので、シャッタースピードは1/10以下になると考えて良いでしょう。
 そうなると、まず絶対に欠かせないのが三脚です。手持ちではまずブレブレの写真しか撮れません。次に、できるだけ歌手の動きが少ない瞬間を狙うようにしてください。1/10の速度だと、ほんのちょっとした動きでも被写体ブレを起こします。

 ストロボを光らせて撮るときは、絶対に遠くから撮ってはいけません。逆効果で、肝心のステージは見た目以上に暗く写ってしまいます。必ずステージの裾まで行って、そこから撮るようにします。

 お手持ちのデジカメに感度設定機能がついている場合は、感度をISO400以上に合わせてください。できるだけ大きな数字に設定するようにします。ただし、画質はちょっと悪くなりますよ。

 一番良い手はちゃんとしたデジカメを買うことですが、それだと3万円以上の出費になるのでちょっと辛いですね。今、デジカメブームのお陰でフィルムカメラはうんと安くなっています。メディアや電池といった余計な出費も必要ないので、1万円ぐらいのズーム機を買うというのが一番手ごろでしょう。それにISO800かISO1600の高感度ネガフィルム(小さい写真屋だと注文しないとない場合がある)を入れます。フィルムカメラを買う場合は、APSではなく35ミリフィルム用のものが後々便利です。この場合でも三脚は必要ですよ。
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
エンジンマンの投稿写真
 「これを読めばもっと上手になる!」と、5月初めに福嫁が登録してくれました。それ以来、毎日拝見しております。
 なかなか上手に撮れませんが、けちょんけちょんにけなしていただきたく、初めて投稿します。カメラは、カメディアCー2500Lです。一眼レフタイプですが、その利点を使い切っていないように思います。
 撮影地は、ポーランドのザコパネというリゾート地。修道女の談笑を見て、急いで押しました。福嫁は、「後ろがぼけていればいい、赤いラケットが邪魔だ」など申しますが、いかがでしょうか。シャッターチャンスを逃さないことだけで精一杯。ぼかすなど無理でした。よろしくご指導下さい。


講評
 いい嫁だなあ、うらやましい。悔しいからけちょんけちょんにけなしてやりたいところだけど、如何せん、けっこう上手なスナップですよ。アマチュアはつい横位置のまま撮りがちですが、縦位置にしたので画面が引き締まりましたね。

 福嫁さんのご注文もごもっともですが、修道女と後ろのお店の距離がないので、この状況で後ろをぼかすのは無理です。絞りを目一杯開けてもほとんどボケません。赤いラケットも、土産物屋らしくていいと思いますよ。確かに、右側の修道女の頭の上なので目立ちはしますが、こういうスナップは人物の表情が鍵なので、ポジション取りにうろうろしているとカメラに気付かれたり、表情が変わったりして、チャンスを逃すことにもなりかねません。

 ボクはこういう場合、背景など気にしないでまず1枚撮ってしまいます。2枚目以降に、ちょっと贅沢をしてポジションを変えたり、話しかけて別の表情を引き出したりするようにしています。とにかく、1枚保険をかけておくわけですね。こういういい顔の人物をカメラに収められるチャンスはなかなかありませんので、その後でボクなら2、30枚は撮ると思います。いずれにしろ、撮影したことを伝えておかなくては失礼なので、話しかけることは必ずします。

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撮影会のお知らせ
10月18、19日(土・日)の撮影会は初の東北シリーズです。
今年は天候不順なので紅葉のタイミングが難しく、
場合によっては撮影地を変更するかも知れませんが、
いずれにしろ、温泉と酒と美味いものは逃しません。
関東方面からの参加希望者は現在5名、東北からは1名です。
車の手配や宿の予約の関係があるので
今月一杯で申込みを締め切ります。
詳細はこちら
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