|
|
紅梅 |
2004/01/30 FRI |
|
|
フィルカメの愛用機EOS-1Nがまた故障したので修理に出してあったのだが、それが戻ってきた。同じ個所が過去2年間で3回目の故障である。電子ダイヤルがバカになってしまうのだ。撮影中に突然露出補正が効かなくなるという致命傷なので、いったん壊れると仕事にならない。まあ、常に代替機(すべてEOS)を1、2台は持参しているからいいが、それでも撮影中にカメラが壊れると乗っていた気分がぽしゃってしまうのでどうもいけない。
保障期間はとうに過ぎているし、前回の修理の際の保証も切れている。しかし、同じ個所が何度もやられるのを黙ってみているほど人間ができてはいないので、強硬にクレームをつけてタダにしてもらった。しかし、それでもまだ気持ちが収まらない。他のメーカーなら必ず出してくれる代替機をキャノンは出してくれないからだ。「ごめんなさい」の一言もない。殿様商売なんだね。でも、35ミリ一眼レフに限っては、他のメーカーのカメラを使う気にはならないから始末が悪い。性悪女に惚れてしまった男の気持ちが少しは分かる気がする。 |
|
【使えるワザ】
うちの近所に越谷梅園という広い梅園がある。越谷は昭和初期までは桃の産地として有名で、地元の老人に話を聞くと、当時は村一面がピンクに彩られたそうだ。その後、桃は山梨に負けてしまって作替えが進み、梅になった。埼玉県では越生が梅干の産地として名高いが、越谷もけっこうな産量があったのだ。しかし、越生と違ってこちらのほうは住宅化が急激に進んだ結果、今ではあちらにぽつり、こちらにぽつりという程度しか残っておらず、それも年々少なくなっている。
越谷梅園はそういう農業用梅林の一つだったのだ。しかし、所有者が亡くなり、代替わりに際して相続税代わりに市に寄贈されたものが梅林公園に整備されて残っているのである。梅干用の梅だからすべて白梅で、この時期はまだ蕾が固く締まっている。
公園になったときに植えられた紅梅が30本ほどあり、それが三分咲きぐらいになっているので見に行った。撮影していると、少し離れたところからこちらにカメラを向けている人がいる。邪魔になってはいけないと思い場所を移動する。しばらくするとまた気配を感じる。カメラがまたこちらに向いている。
そういうことを何度か繰り返して、ふと気がついたら、なんと、その人はstardustさんだった。会社を退職したので、暇つぶしにあちこち出かけているそうだ。ボクを見かけたので、梅は撮らずにボクを撮っていたというわけ。しかし、たまたまこんなところで読者に見つかるとは思ってもいなかった。ったく、どこで誰に見られているか分かったもんじゃない。 |
|
撮影データ |
カメラ |
Camedia C4100 |
撮影日 |
2004/1/30
|
ISO感度 |
100
|
絞り値 |
F2.8
|
シャッター |
1/1000 |
露出補正値 |
-1.0 |
WB |
オート
R(-),B(+) |
その他 |
絞り優先AE
コントラスト+2
彩度+5 |
|
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。 |
|
毎日、多数のメールが寄せられるので、直接のご返事は原則としてご勘弁いただいています。数日遅れになることもありますが、下のコラムに掲載してご返事とさせていただきます。ただし、実名は掲載いたしません。ご了承ください。 |
天才キットが送るメルマガ
もどうぞよろしく! |
購読解除はこちら |
☆読者からのメールや質問やヤジ☆ |
|
▼すみれちゃんから▼
すみれですっっっっっ。
先日の撮影会に、ホワイトバランスをとるために白いハガキ大の厚紙を持参してみたんですが、レンズに近づけすぎてピントが合わず、シャッターが切れない・・・。ある程度離さないといけないようですが、あまりレンズから離して画面に白以外の余計なモノが入るといけないしなー、というわけで、ハガキ大では小さい!と考え直し、うちわを物色、白とアルミホイルのレフを作ろうと思っているのですが・・・。
ここで疑問です。
ためしにレンズの前にうちわを持ってきて画面一杯映るように近づけてみましたが、それでもピントが合わない。少し離してうちわの形が分かるぐらいなったらシャッターが切れたんですが・・。
プリセット用に白いモノを撮るとき、画面にある程度余計な部分が入っていても大丈夫ですか?それとも白い部分を一杯にしないといけないのかな?
あと、じいちゃんが「扇子に白とホイル」と仰っていたけど、扇子だと無数の山の形がありますよね。つまり必ず陰ができると思うんですが、そういう陰はあっても大丈夫なのかなぁ?
それと、レフ用に貼るアルミホイルって、表のピカピカのほうですか?それとも裏のちょっと鈍い色のほう?どっちでもいいのかな?
それと、レフってどうやって使うんですか?
でも、やっぱりやってみると全然違いますよね。試しに部屋の壁が白いのでそれを撮ってみて、色鮮やかなうちわを撮ってみたんですが、やっぱり見た目の色を忠実に再現する、ってカンジ。他のホワイトバランスでも撮ってみましたが、やっぱり白をとるとぜんぜん違いますよね。
白をとる・・と言えば、以前結婚式のビデオ撮影の助手のバイトしてまして、毎回必ず、白い紙を手にもって高砂などに立ち、ホワイトバランスの調整をしていました。そういうのを「白をとる」って言います。慣れてきたらカメラマンさんの「白ください」という指示になったり(笑)。
▼Daiちゃんから▼
Daiです。
便乗質問。
私は、クリアケースに白い紙と新聞紙を入れて使っています。白は、ホワイトバランスとレフ板(使いこなしてないけど)、新聞紙は、ピント合わせ用。
クリアケースって反射するけど、これって駄目ってこと??
▼tsubakiさんから▼
すみれさん、EOS 10Dでのマニュアルホワイトバランスの方法は取扱説明書の「48ページ」に記載されていますが、中央の丸い部分にだけ白がカバー出来ればOKです。それから、一度中央の丸い「部分測光範囲」で白を撮影してカメラに(CFに)取り込んでおけば、何時でも、何度でも取り出して使えますので、楽です。
レフ用のアルミの件ですが、どちらもありです。好みで使い分けるといいでしょう。逆光のポートレート等を撮る時にレフ板で反射光を被写体に当てて、柔らかく撮りたいモノです(僕は1/3に畳める小さい物しか持っていませんが)。 |
|
|
▼返信▼
光の色温度をカメラに記憶させて、光源による色被りをなくし、被写体の色をできるだけ忠実に再現しようという機能がついているデジカメがあります。すみれちゃん、Daiちゃんの質問は、その機能の使い方に関するものです。
この機能、カメディアでは「ワンタッチ」という言葉を使います。しかし、たとえばクールピクスは「プリセット」という言葉を使いますし、サイバーショットは「ワンプッシュ」と、メーカーによって表わす言葉が違います。「プリセット」はオリンパスでは予めカメラに搭載されている「晴天」「曇天」「蛍光灯」などの光源設定のことなので、紛らわしいことこの上なしですね。マニュアルホワイトバランス設定というのが正式名称のようですが、ボクは「場当たりホワイトバランス」と呼んでいます。
光源によって画像に色被りが起こるのは、みなさんにも経験があると思います。蛍光灯の下で撮った画像は緑色が被りますし、白熱灯では赤被りを起こしますね。実は、戸外でも晴天の日中と、夕方、夕焼けが出る頃の光は、同じ太陽光であっても色温度が違います。日中は画像が全体的に青々した感じになり、夕方や早朝は赤い色になるのはそのためなのです。しかし、そういう色被りが起こったのでは被写体の色そのものは出ません。
これを補正するのがホワイトバランスなのですが、カメラに予めセットされているWBは、晴天、曇天、白熱灯、蛍光灯など、典型的な光源のみで、ミックス光や、同じ曇天でも雲が多いとき少ないときの差は考慮されていません。そういう、細かな設定をするのが場当たりWBなのです。
やりかたはそれぞれの取り説を見ていただければいいのですが、要は、真っ白いものを最初にカメラに見せてやって、真っ白が真っ白に写る色温度を記憶させてやるという原理です。カメラによって、真っ白に向けて一回シャッターボタンを切らなければならないもの、OKボタンを押すもの、いろいろです。ただ、肝心なことは、被写体に当たっている光と同じ条件下での真っ白を見せてやらなければならないということなので、被写体のところにカメラのレンズに正対させた状態で白い色のものを置き、それを見せてやる必要があります。
そのための便利グッズが葉書大の白い紙です。ピントが合わなくてはシャッターが切れないということですが、マニュアルフォーカスにしておけばピントが来ていなくてもシャッターが切れますから大丈夫。OKボタンでいいカメラの場合はもっと簡単ですね。すみれちゃんのEOS10Dは高級機なので、フォーカスエリアだけに白を見せてやればいいのですが、普及機の場合はほとんど、画面一杯に白を見せてやる必要があります。ですから、「白をとる」には、葉書大の白い紙にカメラを近づけなくてはなりません。
うちわのように、微妙な陰ができるものは適していません。でも、全面が白であれば、わずかな影程度では大した影響はありませんけどね。それから、クリアケースなどのように、表面がてかるものもダメです。あまりがさがさした質感のものもやめておいたほうがいいですね。ポケットに入っている白いハンカチやティッシュは十分代用品になります。
それから、レフ板ですが、鏡と同じ原理で、太陽光を反射させて陰になっている被写体に光を当ててやります。「レフで起こす」という言い方をします。レフ板は白い板、キャンプ用の銀色シートを張ったもの、金色のものなど、いろいろ使えますし、簡単に手作りできます。ポートレートの場合などは、障子を外して使うこともあるぐらいです。
ただ、レフ板の色は被写体に被りますので、できるだけ白や銀色がいいと思います。ポートレートなどで肌の温かみを出す場合などは金色が便利です。花の接写などの場合に、花のすぐ下にレフ板を斜め向きに置いて撮るというような使い方をします。
長くなったついでに便利なレフ板の作り方を教えましょう。DIY店で片面に接着剤がついた発泡スチロール板を買ってきて、適当な大きさにカッターで切り、それに、キャンプ用の銀色シートを貼り付けます。このときに、スチロール板を半分に切っておき、2つを銀色シートで繋ぐようにすると、その部分で二つ折りにできるので持ち運びに便利です。折った状態が自分がいつも使っているカメラバッグに合っていればいつでも持って歩けます。銀レフの裏面は半分をそのままで白レフや場当たりWB用の白としても使い、半分は真っ黒にして黒バック用にするか、新聞紙の字だけの部分を貼り付けて18%グレーの代用にすると、1枚で何役にも使えますよ。 |
▼相沢くんから▼
こんにちは、相沢です。
昨日は撮影会に参加されたみなさま、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。
とても楽しいバス旅行でした。こんなに笑ったのは久しぶりでした。これもすべて日の丸さんのおかげです。ホント、級長さんですね。
密造酒さんの持ち込みである、「出羽桜」も「一の蔵」もとても美味しかったです。思わず、コップに沢山注いでしまいました。
すみれさん、ビックリされたでしょう?あんな歓迎もあるのだな、ということで笑い飛ばして下さい。
その他、はしょってしまいますが、皆さんと楽しく過ごすことができました。今、伊良湖も行こうかな、と考慮中です。 |
|
▼返信▼
伊良湖も是非おいでください。じいちゃんにも会えますよ。なんだか、バカげた集合写真を今回も計画中らしいです。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
≪お散歩ネット・Kit-Photoグループ≫ |
お散歩ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。メールでの情報交換、画像掲示板を使った写真のけなしあいなどが連日行なわれています。メンバー数も100名を突破しました。 |
|
|
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー |
▼てつの野郎の投稿写真▼ |
またまた「てつ」でーす。
エッ、ホントにストックがないの?もしかして嫌われてるんじゃ・・・。
今日の写真はまったく触っていません。ノーマルそのものです。右のプランターは撮影時はまったく見えてませんでした。こうやって後から見るとやっぱり邪魔ですよね。今日もケッチョンケチョンに お・ね・が・い・。
でもキット大先生に見てもらえるのに、皆さんどーしたんでしょうね?ま、こーなったら毎日でも投稿させてもらいますんで。ぐふふふ・・。
カメラ:OLYMPUS C720UZ
焦点距離8mm、F/6.3、1/50秒、ISO100、測光モード:パターン、露出プログラム:深度優先、露出補正-0.3ステップ。
▼講評▼
うーん、典型的な「おバカ写真」だ。なんも考えてない。露出オーバーだし、傾いてるし、なにより、背景をなんとかしてくれ〜。せっかく綺麗な彼岸花なのに台無しだよ、これじゃ。
えーっと、道の方向を向いて撮っているということは、こちら側にも場所的な余裕があるということだから、道の側からは撮れなかったのかなぁ。もっとも、こっち側に何があるかは分からないけど、この背景じゃなんともならん。どっち側もダメな場合は、真上から地面を背景にするとか、仰向けに寝そべって下から空に抜くとか、とにかく、背景をなんとかしてもらいたい。断固要求する!プランターどころの騒ぎじゃないよ、これじゃ。
花を撮るときにしか使えないけど、便利な小道具を教えましょう。大抵どこのうちにも1枚はあるけど、今じゃほとんど使わなくなった風呂敷を探し出してくる。それから、文房具屋で墨汁を一瓶買ってくる。洗面器に墨汁をぶちまけて、風呂敷をその中に漬け、真っ黒な風呂敷にしてしまう。それをカメラバッグの中に入れておくといいよ。そして、こういうどうしても背景が取れない撮影の時に、花の後ろにその風呂敷を垂らす(三脚を使うといい)。背景が真っ黒だから露出は当然マイナス補正。黒バックに花が浮き上がるケージツ的な写真が撮れるというわけ。もちろん、黒い布を買ってきてもいいし、黒でなくても、緑色でも青でもいい。カメラケースなんか捨ててしまって、その布でカメラを包んでおけば邪魔にはならないって寸法だ。 |
|
|
|
ミニ撮影会のお知らせ
ネット会員以外でもご遠慮なく。会費なしです。
直接現地に来て、「怪しいデジカメ集団」がいたら声をかけてください。 |
【1月31日(土)・朝日峠展望公園】
茨城県新治村、午前11時ごろから4時ごろまで、その後近所の温泉。
【2月7日(土)・日暮里、千駄木、上野近辺】
午前10時にJR日暮里駅集合。お散歩撮影+食道楽+焼き鳥で一杯。
【2月10日・札幌雪祭り】
北海道支部主催。集合場所、時間未定。
【2月15日(日)・会津SLばんえつ号】
関東支部東北支部共催。集合場所、時間未定。
【2月中の日曜日・尾道】
中国支部主催。集合場所、時間未定。
【2月中の平日・新潟県松之山の棚田】
関東支部新潟支部共催。集合場所、時間未定。
【3月21日(日)・伏見】
関西支部主催。集合場所、時間未定。 |
撮影会の地方シリーズ参加者を募集中です。 |
第2回中京シリーズ
2月28/29日
愛知県伊良湖岬
現在、申込み19名です。 |
第1回関西シリーズ
4月10/11日
奈良県吉野山
現在、申込み13名です。 |
撮影会ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。
ネット会員以外の方も数多く参加されています。
できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。 |
|
「写真が表示されない」「投稿できない」など、操作上のトラブルに関するQ&Aを設けました。
困ったことがあったらまずこちらへ。 |
|
|