|
|
れんげそう |
2004/04/09 FRI (No.356) |
|
|
今、このメルマガを書いている時刻は12日、午後5時半である。この号の日付けである9日から11日まで撮影会で留守にし、今日は朝から仕事だったので、今になってやっとメルマガ配信に手がつけられるようになった。これから都合4日分の配信作業をやる。もっとも、長期寝不足状態が続いているので、まあ、眠さが我慢できる限りということになるが・・・。
9日は早朝から始動。なんたって行き先は奈良の明日香村である。ミズくんにはうちまで車で来てもらい、一緒にベベッカムさんを拾って密造酒さんの駐車場、そこで密造酒さんの観光湯けむり号に乗り換えて出発した。これが午前8時。
毎度のことだが、平日、週末に関わらず東京を抜けるルートは論外である。東京を出るのは比較的易しいのだが、東京に入るまでが一筋縄ではいかない。なので、埼玉から関越、青梅、八王子と経由し中央道に乗った。ここまで2時間。名古屋を経由し、三重から西名阪国道で天理、そこから明日香村というルートが全部で9時間かかった。
ずっと車の中だったので今日の一枚を撮る時間がなかったのだが、他の人たちと待ち合わせた石舞台の駐車場のすぐ脇に菜の花満開の小さな棚田を見つけ、日暮れまでのわずかな時間、そこで撮影することができた。関西組は午後から、東京組は3時ごろには着いたようで、彼らは多少ゆっくり撮影する時間が取れたようだ。
1泊目の宴会は15人(泊まりは16人)。石舞台古墳の近くの民宿がほぼ貸切状態だったので、思う存分飲めた。ついでにミニ講評会もどきをやって、就寝は1時。 |
|
【使えるワザ】
夕陽が沈む直前の撮影なので、小さな花1輪でも日が当たっている部分と日陰の部分では色温度がずいぶん異なる。なので、ホワイトバランスをオートにしておいてもこのように発色が違ってくる。これはフィルムでも起こる現象なので、被写体の自然な発色にこだわる必要がある写真のときは、そもそもこういう光の状態で撮ってはいけない場合なのだ。
あえてこういう状況で撮る場合は、この発色の違いを覚悟の上で、それを生かした絵作りを考えないといけない。同一の色が光の当たり加減によって微妙に色を変え、グラデーションになるわけだから、そのグラデーションが一番綺麗に見える角度、つまり、花に真横から光が当たっている状況を切り取る角度から撮る。そうするとこういう絵になる。 |
|
撮影データ |
カメラ |
Camedia C4100Z |
撮影日 |
2004/4/9
|
ISO感度 |
100
|
絞り値 |
F2.8
|
シャッター |
1/160 |
露出補正値 |
-0.7 |
WB |
オート |
その他 |
絞り優先AE
スポットAF
コントラスト 0
彩度 +5 |
|
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。 |
|
毎日、多数のメールが寄せられるので、直接のご返事は原則としてご勘弁いただいています。数日遅れになることもありますが、下のコラムに掲載してご返事とさせていただきます。ただし、実名は掲載いたしません。ご了承ください。 |
天才キットが送るメルマガ
もどうぞよろしく! |
購読解除はこちら |
☆読者からのメールや質問やヤジ☆ |
|
▼吉おばちゃんから▼
マルちゃんとのランチにおじゃましました。焼き鳥の伊勢屋とは大違いのステーキレストランで赤ワインで乾杯して、マルちゃんにいっぱい楽しい話を伺いました。キャンプより人の家に泊めてもらるのが嬉しいと言っていました。そりゃそうだ。
先生が塩釜に行くといいよと強調しておられましたよ。塩釜の方、楽しみにしていてくださいな。マルちゃん、とってもいい若者ですよ。他の方々も都合のつく方は泊めてあげてくださいね。北海道にも新潟にも行くと言ってましたよ。
都庁のすぐ近くの中央公園で撮影講習会があったのですが、hanaさんが掲示板で述べていらしたように、とっても参考になりましたよ。マルちゃんも写真の撮り方なんて何も知らなかったと言っていましたし、静岡からわざわざいらしたメメさんも目からうろこという感じで聞き入っていました。きっと今日からマルちゃんの写真がおおいに進歩を遂げていくことでしょう。
今日の先生とマルちゃんの写真が楽しみです。今日は先生、有難うございました。
明日からの吉野が楽しい撮影会になりますように。吉野では美女に囲まれて飲み過ぎにならないよう、お気をつけくださいまし。 |
|
|
▼返信▼
まるちゃん、好青年でしたね。さすがはボクの後輩です(笑)。写真術の飲み込みもなかなか早いと感じました。彼の写真がどう変わっていくのか、これからが楽しみですね。
吉野では美女(←だれ?)に囲まれたのは和尚さん(ボクの息子)で、ボクのそばに寄り付く人はいませんでしたよ、ありがたいことに。 |
▼めめさんから▼
静岡のメメです。
4月8日(木)は自転車デジカメの丸山さんを囲んで京王プラザホテルで豪華ランチ、その後新宿中央公園でのKIT先生による撮影講座でした。
KIT先生、撮影講習会ではお勉強させていただいてありがとうございました(といっても丸山さんへの説明をそばで盗み聞きしていただけですけど・・・)。のりおさん・MAXPAPAさん・吉おばちゃん・hanaさん(ロビーでご挨拶した順番で〜す)、皆様大変お世話になりました。静岡からはるばる参上したかいがありました。
丸山さんは見るからに賢そうな若者で、芯の強さを感じさせました。好青年です。のりおさんはダンディーな紳士、MAXPAPAさんは優しそうでいい人、吉おばちゃんは丸山さんへの質問突っ込みが面白かったです。hanaさんは山椒の実のように小粒でピリッとした感じ、小柄な可愛い女性です。皆様にお会いできて、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
最後にKIT先生の印象ですが、思った通り素敵な方でした。話題も豊富ですし、とてもしなやかで強くて楽しい方です。ほんの数枚しか撮影していらっしゃらないですが、それがすべて作品になるだけの写真になると思うと、さすがにプロフェッショナルの方の腕は違うとただただ驚いておりました。
吉おばちゃんがMMで書いていらしたようにメメは先生の講習に目からうろこぼろぼろでした。もちろん他の皆様の撮影方法などにも学ばせていただきましたし、直接いろいろ教わりましたので、これからも参考にさせてもらいます。デジカメ撮影がこれでちっとはマシになるかもと思っています。
皆様どうもありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
吉野では今頃撮影中ですね、うらやましい限りです・・・。 |
|
▼返信▼
めめさん、お名前の由来が実感できました(笑)、ほんとにオメメが素敵な方ですね。
まるちゃんも大勢の大人たちに歓迎されて目を白黒させていましたね。豪華ランチは良かったのですが、彼にはちょっと少なかったかなと思いました。次回は質より量で勝負しないといけませんね。 |
▼川さんから▼
前略、
デジカメの全くの初心者です。「お散歩デジカメ」を知って見せてもらっています。使える技と教えられてもそれが未だ判らないレベルです。
今日読ませていただいたところ心に残りました。正に名文だと思いました。「親父は、ボクらが一所懸命にやってあげればあげるほど落ち込みます。申し訳ないという気持ちや、権威が失墜していく寂寥感のようなものを感じるからでしょう。」本当に。早々。 |
|
▼返信▼
ありがとうございます。介護の難しさ、身に染みて感じるこの頃です。 |
▼うつぼさんから▼
立ち上がれないほど落ち込んでいる日々ですが、このホームページやメルマガで元気をもらっている、全くカメラとは無関係の野次馬です。
今日も何気なく覗いた所、あと10くらいでしたので、つい更新を連打してしまいました。狙っていた写真塾の皆さんにはほんとに申し訳ない、と思います。
でも皆さんには、野次馬の目にさえ感嘆・感動ものに映る、キット師匠の自己犠牲的指導があるのですから、遠からずご自分のすばらしい額装写真が出来る可能性大です!!というわけで、写真みるだけファンにもたまには幸運のおすそ分けをください。
以前から欲しいと思っていた写真がたくさんあって絞りきれません。楽しみながら選ばせていただきます・・・って本当に切り番踏んだのわたくしですよね〜?(ちょっと心配になってきた、ウツボより)。 |
|
▼返信▼
おめでとうございます、というか、ご愁傷様というか、とにかく、「ふぉとぎゃら」の切り番を踏んづけていただきありがとうございました。犯行時刻は4月8日、16時37分34秒でした。潔く自首してこられましたので、罪一等を減じ、額装写真押し付けの刑に処されることになりました。写真はパノラマ(長細)、スクエア(真四角)、デジタル以外の写真から選んでくださいね。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
≪お散歩ネット≫ |
お散歩ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。メールでの情報交換、画像掲示板を使った写真のけなしあいなどが連日行なわれています。 |
現在、会員数は187名、
最年少は8歳、最高齢は80ん歳、
デジカメ好きに隔てはありません。
|
|
自転車デジカメ |
連載第17回 |
日本百名山自転車紀行
−明るい旅情編− |
丸山 晃 |
|
第2章 北上
■ テント設営
2004.04.06 (火)
奥多摩で過ごす |
このところ朝8時には目が覚めて起きられるようになった。
今日は、予定では「すぐに氷川キャンプ場へ行ってテントを立て、そのまま大菩薩に登ろう」みたいなことを考えていた。けれども、「テントで大丈夫かなあ、まだ一回も立てたことないもんなあ、山登って帰ってきてテントじゃ辛いかなあ、やっぱもう一晩宿とろうかなあ…」みたいなことをうじうじと考えているうちに、あっというまに時間は経ってしまい、「こんな時間から大菩薩登って、日暮れまでに下山できるかなあ…」ということに。結局、「今日は旅に出て初めてテントで眠る日にしよう」ということで落ち着いて、大菩薩には明日登ることにする。
実は、そろそろ気になり始めていた。せっかく買ったテントだけれど、「まだ寒いから…テントじゃ電気も使えないし」と自分に言い訳をしつつまだ一度も使っていない。幸い、あたたかく泊めてくださった方々のおかげでここまではさほど宿には不自由せず、というか本当に恵まれながら来ることができたけれど、そろそろテントに泊まることも始めてみた方がいいんじゃないか。やはり、宿代は他の経費に比べて段違いに高いのだ。テントに泊まれれば、ずいぶんな節約にもなる。
|
旅に出て初めてテントを立てる。 |
というわけで、テントを立てることにした。
場所は町営の氷川キャンプ場。一泊テント持込で700円だった。こういうのは最初の「よ〜し、やるぞ!」がかなり大事で、一回やってしまえば後は意外に楽な気がする。フライを張りペグを打ちながら、山岳部(高校)の頃のことをふと思い出したりする。
そういえば鹿児島では「なこよかひっとべ」という。なのごとも最初の思い切りが大切だ。とりあえず跳べた。少しずつテントにも慣れていこう。
|
テントを上から見るとこんな感じ。今日はぼくだけみたい。 |
そのあとは奥多摩でのんびりと過ごした。本当に何をするでもなく、ビジターセンターへ行ったり、ベンチに座って本を読んだり…。うす曇の空、少し寒い。
日没の瞬間は、氷川渓谷にかかる橋へと降りていく階段に座って、じっと川を眺めていた。こんなのも久しぶりだ。
山の稜線がふっと闇に沈む頃、立って歩き出す。町営の温泉、「もえぎの湯」へ。あとは閉館までのんびりと温泉に浸かって、それからテントに戻って休もうと思っていた。そして本当に閉店までの3時間、ずっと温泉でぼんやりのんびりと湯に浸かって過ごしたのだった。今日は川のせせらぎを聞きながらのんびりと過ごす1日だったのだろう。温泉に浸かりながらなぜかふと、「一つ一つ丁寧にやっていこう」と思った。
今日はご飯を昼・夜とも同じ店で食べたのだけれど、そうしたら店のおやじさんと親しくなれた。奥多摩は夜9時をすぎて開いている店というのが極端に少ない。温泉を出たらもう9時をはるかにまわっていて、「まだやってますか?」と昼間カレーを食べたお店を再び訪ねたら、「もうちょっと早く来ないと…」と言いながらおやじさん、オムライスを作ってくれる。
おやじさんは浅草でサラリーマン生活を終えて、退職してから奥多摩に来て店を始めて今年で7年になるそうだ。
「そうか…人生1度きりだからねぇ」
この旅について話したら、オムライスを頬張るぼくにそうつぶやいた。
「がんばってよ。明日バスに乗る前にもう一度おいで。その時間にご飯はやってないけどね。店の前バス停だから…」
大きな月が奥多摩の空にかかる。今夜は冷えるだろう。暖かくして眠ろう。 |
走行時間:0
平均速度:-
走行距離:0
積算距離:871.1km |
|
|
|
|
|
|
ミニ撮影会のお知らせ
お散歩ネット会員以外でもご遠慮なく。
会費なし、原則飛び入り自由です。
直接現地に来て、「怪しいデジカメ集団」がいたら
声をかけてくれてもいいですよ。 |
【4月18日(日)・福島県花見山と三春の滝桜】
集合:午前1時、東武伊勢崎線新越谷駅(武蔵野線南越谷駅)、終電(北千住0時25分、所要時間25分)でお越しください。事前申込みをお願いします。車で越谷まで来られる方は申し出てください。駐車場を手配します。
【4月18日(日)・新緑と古都鎌倉の情緒を撮る】
集合:JR北鎌倉駅・円覚寺山門下、午前9時 (時間厳守)*雨天中止。
行程:北鎌倉−円覚寺−明月院−鎌倉八幡宮・昼食−長谷寺−光則寺−鎌倉大仏−JR鎌倉駅(解散)
【4月24、25日(土・日)・新潟県松之山・棚田の春を撮る】
集合:午前10時、川越駅。1泊なので事前申込みが必要です。 |
5月、6月の撮影会
(講評会場予約のため、参加するには申込みが必要です。) |
5月の撮影会
5月29/30日(土、日)
新潟県松之山
棚田の田植え風景や
新緑のブナ林を撮影します。
現在、申込み10名です。 |
6月の撮影会
6月27日(日)
東京都内
テーマを決めての
組写真撮影会です。
|
撮影会ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。ネット会員以外の方も数多く参加されています。できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。 |
ネット撮影会
4月の課題 |
【課題】
前月の課題が難しすぎたようなので、今月は手を緩めます。キーワードは『春』です。自分なりの「春」をテーマに写真を撮ってください。
投稿作品にはタイトルをつけていただきます。そのタイトルに「春」という言葉が入っている必要はありませんが、写真を見れば容易にテーマが分かるというのが今月の規定です。作品はデジカメで撮影したカラー単写真に限ります。応募に際しては、投稿規程に示されたデータを必ず添付してください。
【撮影期間】
4月9日から4月20日の間に撮影してください。この期間外に撮影されたものは受け付けません。写真は必ずjpg形式で応募してください。exifデータが消失しないように、カメラから取り出した原画のままで送ってください。前月は初回ということもあり、データが消失した画像も例外的に受け付けましたが、今月からは厳格に規定を適用します。
【投稿枚数】
1人2枚以内。いったん送られた画像の差し替えはできません。
【応募締め切り】
締め切りは4月22日です。
【応募料】
1枚500円。振込み期日は4月末日まで。期日までに振込みが確認できなかった場合は無効とします。
【講評】
受け付けられた作品すべてに講評いたします。作品集は5月10日頃に発表いたします。 |
詳しい応募規定はこちらをご覧下さい。 |
|
「写真が表示されない」「投稿できない」など、操作上のトラブルに関するQ&Aを設けました。
困ったことがあったらまずこちらへ。 |
|
|