このメルマガはHTML形式で配信されており、テキスト形式では画像が表示されません。メールソフトの受信設定をご確認ください。

Counter

☆ 1日1枚 ☆☆ 
Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100 SH505iS EOS 1D MarkII

日引の棚田 2004/07/09 FRI (No.447)
 起床3時。携帯にセットしたアラームのけたたましい叫び声で眼が覚めた。真っ暗。空には満天の星と言いたいところだけど、雲が出ているらしく少ししか見えない。
 昨夜は伊根の道の駅に泊まったが、夜中になると消灯されてしまい、ほんとの真っ暗闇になった。丹後半島の先端に近いところにある道の駅なのでボクの他には誰もいない。そもそも、昼間でもほとんど交通量のないところなのだ。裏山から山猿の叫び声が響いてきて無気味この上ない。トイレに行くのも懐中電灯片手だ。ま、静かなのは保証付きだったけどね。
 とりあえず、新井(にい)の棚田に直行。待つこと半時間、ようやく夜の帳が開け始めた。だが、水平線上には厚い雲がかかっているらしく、朝焼けの色がまったく出てくれない。港に灯りでもついていればいい夜景なのに、真っ暗なので写真にもならない。もちろん、小さな集落には街灯一つない。結局、太陽が顔を出すまで待つことになった。
 太陽が出てからは忙しかった。港から次々に漁船が出て行く。棚田よりそちらの光景のほうが絵になるのだ。光る海と漁船の航跡が海面に見事な絵模様を描く。
 8時前に切り上げ、宮津を経て舞鶴へ。市役所を訪ね、市内地図をもらう。ついでに風呂に入れるところを教えてもらう。もう2日間も風呂に入っていないので自分の体がなんだか匂うような気分だ。市内に3ヶ所あるとのこと。すぐにも入りたいところだが、午前中に入浴しても午後の撮影でまた汗びっしょりになるのは目に見えている。我慢して日引(ひびき)の棚田に向かう。
 舞鶴の町外れから内浦湾に沿って府道21号を突き当たりまで行くとそこが日引の集落。新井の棚田と同じく、漁村の裏手が棚田になっている。府道が棚田の一番てっぺんを走っているので、その路肩から俯瞰して撮影できる。手前に電線が張ってあるのでそれを避けるのが多少やっかいだが、景色は最高だ。湾の向こう岸には高浜の原発が見える。
 1時間ほど撮影して市内に戻り、ガソリンと自分のメシを補給、待望の風呂へ。入浴料700円はちょっと高いと思ったが、なかなか立派な温泉施設だった。うかつにも露天風呂で眠ってしまい、危うくおぼれるところだった。
 夕方まであちこちの山中を走り回り、いい棚田をたくさん発見した。暗くなってから再び日引の棚田に戻り夜景を撮影。
 明日は関西支部のみなさんと美山町でミニ撮影会の下見に参加する。棚田尽くしもいったんお休みだ。鬼嫁から電話が入り、そうそうのんびりと旅を楽しんでいるというわけには行かなくなった。日曜日には帰宅するつもりだ。
撮影データ
カメラ Canon EOS1D MarkII
EF 35/350mm USM
撮影日 2004/7/8
ISO感度 100
絞り値 F32
シャッター 13秒
露出補正値 -0.67
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 180mm
その他 コントラスト:0
彩度:0
シャープネス:0
三脚

バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。



表示されないときはこちら
毎日、多数のメールが寄せられるので、直接のご返事は原則としてご勘弁いただいています。数日遅れになることもありますが、下のコラムに掲載してご返事とさせていただきます。ただし、実名は掲載いたしません。ご了承ください。

天才キットが送るメルマガ
もどうぞよろしく!

購読解除はこちら
【使えるワザ】
 典型的な半農半漁の集落である。棚田自体はさほど広い面積があるわけではないので、おそらく、自家消費分しか耕作していないのだろう。一部は畑に転用されている。畑の部分が歯抜け状態になるため、棚田の全景はちょっと絵になりにくい。惜しいことだ。ただ、小さな湾に面している棚田なので対岸の原発の明かりが夜景の彩りになってくれる。
 下の集落には釣り宿もあるようだった。数日間でもいいから泊まりがけで撮影したい集落だ。船をチャーターして、沖からの展望も撮ってみたい気がする。
読者からのメールや質問やヤジ
【眼デジに関する情報交換の続きです。】
▼すみれちゃんから返信▼
 レンズ交換をする時に埃が侵入するらしいので、出来るだけ塵の少ない所で・・・とのことですが、デジタルに限らず、一眼の宿命ですよね。どのメーカーのでも・・。

 その点、起動の度に埃を落とすE-1はポイント高いですね。本体の防塵・防滴仕様も。

 10Dの利点としては、tubakiさんも仰っているように豊富なレンズ群。困るほど多い分、レンズ地獄というモノも待っていますが・・(汗)。あと、コストパフォーマンスモデルとしては優れた、連写能力。1Dなどの高級機には負けますが・・・・。(キスデジで連写はできません。バッファが少ないのですぐ待たされるカンジになります。)

 10Dの欠点。起動の遅さ!スリープモードからの復帰も同じで、体感的には2秒程度?一呼吸待たされるカンジです。その点、D100の爆速起動はうらやましい!まぁこれは、被写体の生態を知った上で「次」を予測することでカバーできますが。

 あと、10Dとキスデジの長所・短所。
 10Dは、撮影画像の表示もちょっと遅いです。クリアになるまでにやはり2秒?程度。ただこれは、撮影画像そのものを見せているため、時間がかかるのです。対して、キスデジは、撮影画像とは別に、プレビュー用のを作成します。そしてプレビュー用を見せるため、撮影画像の表示は早く、サクサクです。が、逆にこれは短所でも。プレビュー用のも作るため、メディアの残り枚数表示と比べて、実際に撮影できる枚数はやや減ります。ま、長所と短所、表裏一体ですね。

 あと、これは他メーカーの眼デジについてなので、知識の範囲内ですが・・。(実際に使ったことはないので、その点はカンベン。)

 ニコンD100。
 上にも述べたように、起動は早いです。これならシャッターチャンスを逃すことはないでしょう。D70も・・・多分同じ?かな。後から出たものだし。
 ただ、D100にあって、D70に無いのは、ケーブルレリーズ。つまり、写真屋なんかがやってる、カメラに繋いでシャッターを切る、アレですね。あれがD70には使えません。レリーズは、花のマクロ撮影や、長時間露光には必須なモノなので、この点はどうでしょうね。まぁ、ケーブルのないリモコンでコト足りそうな気もしないでもないですが・・・。
 ただ、マクロはともかく、花火を撮影しようとすると、ケーブルのないリモコンでは思ったタイミングでシャッターの開閉が出来ないコトも。(カメディアで経験済み。)ケーブルレリーズが使えなくて、果たしてバルブ撮影できるのかなぁ??

 あと、D100とD70共通の欠点。
 ISO感度がなぜか200からしかありません。100とか、フツーにありそうな低感度が選べません。ニコンさん、なーんででしょ??

あと、オリンパスE-1。これは、ただいま入院中の相沢さんが使われているので、詳しいレポートは後日ご本人に譲るとして・・。上にも述べたように、防塵、防滴仕様で、起動の度に超音波モーターが駆動して撮像素子の埃を落とす。
ただ、E-1は、まだレンズ群が少ないです。まぁこれから色々出るようですが・・。

 あと、撮影会で相沢さんが仰っていたコトですが。
 グリップ部の前後が、かなりゴツイです。手の小さい人にはツラそう。成人男性が持ってそう感じるのだから、相当ですね。

 あと、ペンタックスのistD。
 ニコンD70が後から出て、やや追い抜かれてしまった感はありますが、それでも眼デジとしては最軽量。(その辺はD70といい勝負?かな。)あと、単三電池でも駆動。いざという時のバッテリ切れにも安心。(ただ消耗は早そうですが。)まぁ、普段はニッケル水素充電池でいけるでしょうね。専用電池を買わなくてもいい点はいいかも。ただ、ペンタも、今のところ、レンズ群はあまり多くないようです。。。

 ま・・・ワタシの知識ではこんな所ですが・・・。
 どのメーカーのにしても、レンズ以外にも、三脚など、眼デジを持ったらタイヘンですよぉ・・。金喰い虫で。


▼薄頭の鷲さんから返信▼
  塵の少ないところは常に心がけて居ます。定期的にブロアーも実施していますが、実際付いた場合に効果があるのかどうか。
 ニコンのクリーニングキットを勉強してみます。


▼k_tsubakiさんから返信▼
  実際に埃を確認したことがあります、ブロアーで撃退出来ました。
 クリーニングキットの情報と、使い勝って具合を教えて下さい。


▼みず(ぐるま)くんから返信▼
 クリーニングキットは8,190円です。入っている物は大したことはないのですが、解説のCD-ROMが詳しい様です。実際にふき取りに使うのは、無水エタノールとクリーニングペーパーを使うようです。私は買ってないので、これ以上は分かりません。
 また、S2Proの取説には、オリンパスのクリーニング液とセンサースワブ(綿棒の親玉のようなふき取り用具)でふき取るように書かれています。センサースワブは銀一扱いで高価ですが、似たような物は職場の出入り業者から入手できます。


▼k_tsubakiさんから返信▼
 みずさん有り難う御座います、勉強になりました。無水エタノールを買ってこよう。


▼よしくんから返信▼
 日経の調査によると眼デジではニコンのD70がダントツの一位だそうです。
 さて、私が使ってみて合焦点時に「チリ」という音がするのが、なんとなく「ピントが合った」という安心感を覚えます。カメラの標準設定は、ぼくの好みとはかなり遠いので設定を全て変えていますが、その応用範囲は広いようです。眼デジは交換レンズを駆使しなければ意味がないので、面倒は覚悟しなければなりません。ぼくは「よしっ!」と力んだときに使い、お散歩はオリンパのD750で満足しています。


▼hana@東京ちゃんから返信▼
 私のお散歩の友は1Dへと変わりました。変えのレンズは1本だけ持って出かけています。もともと子育て中はミルクだの水筒だの着替えだのをバッグに詰めて右肩にかけ、左腕で下の子を抱き、右手で上のこの手をつなぎ・・・といったことに比べればカメラの1台は今のところはたいしたことはありません。

 シャッターを押したときに瞬時に写る、ピントあわせがすっきりと早くできる、思うようにぼける、色合いがソフト、このあたりは変えてよかったなぁと思うところです。あとは「腕」がついてないからなんとも申し上げられないですよねぇ。グスン。
松之山撮影会作品集を公開しました。
今回はブログでのアップですので、自由に感想や意見を書き込むことができます。どんどん書き込んで、皆さんの手で作品集に厚味と彩りを添えていただきたいと思っています。
講師の講評もぼちぼち書き込んでいくつもりです。

松之山撮影会のスナップ写真集も出ました。
こちらはお散歩ネット会員のみの限定版です。
棚田の写真をブログで公開しています。
毎日更新しています。
美しき棚田」でご覧下さい。

≪お散歩ネット≫
 お散歩ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。メールでの情報交換、画像掲示板を使った写真のけなしあいなどが連日行なわれています。 現在、会員数は229名、
最年少は8歳、最高齢は80ん歳、
デジカメ好きに隔てはありません。
お散歩ネットに参加する
Powered by groups.yahoo.co.jp

ミニ撮影会のお知らせ
お散歩ネット会員以外でもご遠慮なく。会費なし、原則飛び入り自由です。直接現地に来て、「怪しいデジカメ集団」がいたら声をかけてくれてもいいですよ。
【7月17、18日(土・日)・関西支部主催・京都〜美山町、鞍馬貴船ゴージャスミニ撮影会】
■日時:7月17日(土)〜18日(日)
■集合場所:8:00am 京都駅八条口集合
 MKタクシー乗り場と新都ホテルに挟まれた「ニッポンレンタカー」前。車2台に、ゆったり分乗〜。

■7/17日(土)撮影予定――京北町 美山 9:30〜10:00頃
 ・昼食(場所未定)
 ・夕陽を撮る。ちなみに夕陽が沈む時刻、京都は当日、19:10なり。
 ・宿泊は「民宿・お食事処―京都・美山町まるや

■夜の予定♪(いきなりかい!)(笑)
 ・夕食(自己紹介ぐらいしよっか)
 ・飲みながら講評会!(注意:けちょんけちょんによる乱闘(笑))
 ・花火・星空・浴衣姿など撮影
  ちなみに当日は「朔(さく=新月)」です。真っ暗闇です。
  星がキレイ…なハズです。みんなで狐につままれましょう!

■7/18(日)撮影予定
 ・朝陽を撮る。ちなみに朝陽が昇る時刻、京都は当日、4:56なり。
 ・10:00頃出発。
 ・昼前、鞍馬山到着→ケーブル(歩き)→鞍馬寺
    へたる人…そのまま山を降り、車で貴船へ
    元気印…木の根道から山越えで貴船へ降りる(徒歩約45分)
 ・14:00〜 貴船「貴船莊」川床で昼食
 ・貴船を撮影するもよし(見所「奥の院」「貴船神社」「各店」)
 ・鞍馬温泉に浸かるもよし
 ・解散 or 楽しい楽しい反省会!(場所未定)
  「貴船莊」「鞍馬温泉」情報はここ

7月、8月の撮影会
(講評会場予約のため、参加するには申込みが必要です。)
7月の撮影会

7月24、25日(土日)
八千穂高原駒出池キャンプ場
テント、バンガローあり
キャンプ初心者歓迎!

申込み

現在、申込み12名です。
8月の撮影会

8月14日(土)
川越小江戸の街並みを撮る
15日の予定でしたが、
14日に変更になりました。

申込み

現在、申込み3名です。
撮影会ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。ネット会員以外の方も数多く参加されています。できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。
今後の予定
9月4日(土) 房総の海と棚田の風景[申込み]
10月2、3日(土、日) 第2回東北シリーズ
民俗の里遠野の風景[申込み]
11月中旬(1週間程度) ラオス・タートルアン大祭と世界遺産の町ルアンプラバン(参加費25万円前後の予定)[申込み]
12月23日(祝) 都内・撮影会と忘年会[申込み]

ネット撮影会
7月分の「お題」
■ 7月の「お題」は『自転車』です。画面に必ず自転車が写っていることが課題です。自転車が主役である必要はありません。あくまでも写真としての完成度を高めることを目指してください。

■ デジカメで撮影したカラー単写真に限ります。応募点数は一人3枚を限度とします。

■ 撮影期間は7/20まで、応募締め切りは7/22です。講評料は1点500円、7月末までに入金してください。

■ レタッチは各自で行なってください。画像縮小は長辺640pxを下回らない範囲。トリミングや水平調節は禁止です。レタッチした場合は、原画も必ず提出していただきます。exifデータが消えてしまうソフトを使う場合は、必ずデータのコピーを添付してください。
応募に際しては必ず応募規定をご覧下さい。
「写真が表示されない」「投稿できない」など、操作上のトラブルに関するQ&Aを設けました。
困ったことがあったらまずこちらへ。