このメルマガはHTML形式で配信されており、テキスト形式では画像が表示されません。メールソフトの受信設定をご確認ください。

うへ山の老夫婦 2004/09/20 MON（No.520） 　昨夜は９時ごろみんなと別れ、次の目的地、兵庫県の北端、鳥取との県境にある村岡町に向かった。国道176号を一路北上し、京都府福知山から９号に折れる。山の中を走ること２時間、とうとう疲れ果てて夜久野町の道の駅でダウン。零時を過ぎていた。 　お目覚めは午前７時。ずいぶん寝たもんだ。でも、まだ眠い。２日間にわたって暗いうちに起き出していたので、慣れているとは言ってもやはり幾分か睡眠が不足していたのかも知れない。 　半分寝ぼけまなこで運転していたものだから、気がついたら兵庫県境を通り過ぎて鳥取に入ってしまっていた。標識を見ると岩見町とある。そう言えば、ここには横尾の棚田という百選棚田があるはずだ。地図を見ながら横道を探し、なんだかとんでもなく細い道の突き当たりでその棚田を見つけた。出かけてくる前に鳥取のひろじぃさんから、どうせ兵庫まで来るのなら鳥取まで足を伸ばしてはいかがというお誘いを受けていたのに、とてもじゃないが日程が足らんと思ってお断りしたことを思い出した。「おいしい地酒を用意してお待ちします、ふっふっふ」という殺し文句が頭をよぎる。こんなことなら、おいしい地酒にありつくんだったと思っても後の祭りである。 　この横尾の棚田、規模は大したことはないが、なかなか好立地にあって雰囲気がいい。ボクの場合、好立地ということは僻地という意味だが、周囲の山並みの形がなかなかいいのだ。残念ながら稲刈りはとっくに終わっていて、田んぼには人影もなく、せっかくの晴天なのにいい写真にはならなかったが、刈り入れ前なら美味しそうな棚田だった。 　兵庫に戻り、美方町のうへ山の棚田に向かう。うへ山というのは集落の名前ではないらしく、町内の住民何人かに尋ねたが知っている人がいない。棚田百選に選ばれたところだと言っても、みなさん？？？である。この辺では棚田など全然珍しいものではないし、百選といっても地元には関係がないのだろう。あちこちうろうろした挙句、やっと見つけた棚田は枚数にして30枚ほど、あまり美しいとは言えない棚田だった。最後の２、３枚を残して稲刈りも終わっている。老夫婦２人だけが脱穀作業をやっていた。 　村岡町は美方町の隣り。簡単に見つかると思っていた西が丘の棚田でもやはりつまづいた。誰も知っている人がいない。駐在に聞いても分からない。道の駅の片隅にあった、ペンキがはげかけた観光案内の絵地図を見てやっと道順が分かった。 　行ってみると、なるほど、誰も知らないはずだ。とんでもない山の中である。20戸ほどの集落の中は車がすれ違うこともできない狭い道だし、棚田に上がる道は、途中で何度も切り返さないと曲がれないような急カーブが連続している。車の轍のあとがついているので登る気になるが、そうでなければ引き返すところだ。 　棚田は素晴らしかった。稲刈りはもう終わっていたけれども、棚田の形がなんとも言えない。正面の向かい側の山のてっぺんにでっかいお寺が見える。冬の積雪が２メートルほどになるそうだ。ここまで上がってこれたら、素晴らしい写真が撮れるに違いないと思ったことだった。 撮影データ カメラ CANON EOS-1D MarkII EF 28-135mm IS 撮影日 04/9/20 ISO感度 200 絞り F16 シャッター 1/60 露出補正値 -0.67 ＷＢ 晴天 露光方式 絞り優先ＡＥ 測光方式 分割測光 合焦方式 スポットＡＦ 焦点距離 28mm その他 手持ち撮影 レタッチソフト 縮小専科 バックナンバーはこちらで。 表示されないときはこちら 毎日、多数のメールが寄せられるので、直接のご返事は原則としてご勘弁いただいています。数日遅れになることもありますが、下のコラムに掲載してご返事とさせていただきます。ただし、実名は掲載いたしません。ご了承ください。 天才キットが送るメルマガ もどうぞよろしく！ 購読解除はこちら 【使えるワザ】 　目一杯の広角で、手前のハサ木の稲をなんとか入れた。広角レンズに取り替えれば簡単だったのに、車まで戻っている間にこの老夫婦の気が変わっては元も子もない。「いいよ」とは言ってくれたが、あまり歓迎されているようには思えなかったからだ。でも、ありがとうございました！ ☆読者からのメールや質問やヤジ☆ ▼eimiちゃんから▼ 　皆様、こんばんは！eimiです。 　民宿に泊まるの　楽しみです。おばちゃんにも、早くお目にかかりたいです。 　お食事については、先生の味覚と、おばちゃんの腕を信じます !（笑）よそん家のご飯にお呼ばれみたいで、楽しそうですね。お料理は、基本ので充分だと思います。余っても、もったいないですしね。 　皆さん、お酒を持って行かれるんですね・・・。私、おばちゃんに、お菓子とか持っていってもいいでしょうか？坂角のおせんべいとか、とらやの羊羹とか・・・。私の好物なんですけど　(＾_＾;） 　では、当日は、シーツも持って行きます。皆さんに、お目にかかれるのを、楽しみにしてま〜す。 ▼返信▼ 　「ふるや割勘荘」はほんといいですよ。主のとよちゃんの人柄もいいし、なんと言っても料理が抜群、これで3000円では申し訳ないぐらいです。晴れていれば渓流の音を聞きながら田んぼの横で、雨なら囲炉裏端でご飯です。松之山の定宿に決めました。撮影会も人数が10人以内ならここにしたいところです。 　お土産はどうぞお持ちください。とよちゃんも喜ぶと思います。 ▼keikoちゃんから▼ 　東北撮影会、近づいて参りましたが・・・実は私、初めての参加ですので(笑)・・わからないことだらけ。詳細とか、ココを覗きにくればイイのですか？それとも個別メールが来るのかしら？持ち物とか、おやつはいくらまでとか？規制はあるのでしょうか？(^^ゞ準備するものがあれば、何なりとお申し付け下さいませ！ ▼日の丸ゴン太から返信▼ 　指示を待て。 　ひとつだけ、皆さんの前で歓迎の挨拶を考えててください。 ▼keikoちゃんから▼ 　ワン！ 　挨拶だけで、いいのぉ〜？ 　踊りとか、歌とか・・・お披露目しなくても？？？河童3姉妹は、創意工夫を凝らして・・皆さまをひっくり返す算段をば用意して・・・あっ、ウソです。(^^ゞ ▼のりおくんから返信▼ 　秋の東北大撮影会に参加お迷いの皆様、河童三姉妹の●○踊りを見に来ませんか？撮影会より楽しそう・・・。 ▼keikoちゃんから▼ 　「河童捕獲証」持っていても、私達を捕獲しないで下さいよ。。。お皿が乾くと、生きていけませんから・・・たっぷりの「お水?!」を用意してくださいねぇ〜〜〜(^_^)/~ ▼のりおくんから返信▼ 　　捕獲許可証はもうカメラバッグに入れて何時でもスタンバイ状態です、美人カッパは気お付け下さい。 ▼亀哲さんから▼ 　師匠は今頃（17時）能勢の長谷で撮影中です。私は時間の都合でお会い出来ませんでした。残念ですが、砂名さんの御配慮で電話で少しお話出来て良かったです。後の撮影に皆さん機会が有れば師匠とお会い下さい、きっと上手くなれますよ。（私は会えなかったので下手なままですが）師匠この後もお気をつけて！。 ▼返信▼ 　タッチの差でお会いできませんでした。残念です。次回に期待しましょう！ 　長谷の棚田はさすがに亀哲さんやjoseさんが薦めるだけあって、とても美しいところでした。萱葺きの屋根が背景、添景になるのがいいですね。交通の便も悪くないところなのに、こんなに鄙びたところが残っているなんて、奇跡的だと感じました。春の田植え時期にもう一度行ってみたいですね。 ▼じいちゃんから▼ 　10月３日（日）、豊橋駅新幹線口近くの羽田神社で奉納手筒花火が700本出ます。ド迫力満点です。撮影はコンパクトデジカメでも、夕日の設定でオートブラケットを使えば簡単に写ります。 　東京行きの最終ひかり号に充分乗れる事ができます。 　独り占めしようと思ったが公開するよ。幹事が面倒だからな。ホテルは、高級なら駅にあるホテルアソシア。安いのなら東洋ホテルが近い。交通の便は、新幹線口からタクシーで10分以内。過去に行った事がないから詳細情報を収集中なりよ。 　【追伸】詳細情報： 　10月２日（土）豊橋駅新幹線口側の羽田神社境内。350本位。 　10月３日（日）豊橋駅前近くの旧市民病院跡地広場。350本位。 　15時30分に号砲の花火が上がり16時00分開始、終わりは21時00分予定。 　この花火の為に生きている連中のする事ですから、節度もあり、見ごたえや、撮影の価値はあるよ。今まで打ち上げ花火で苦渋を舐めた人でも、これは明るく被写体が動かないから撮影は簡単です。 　駐車場は共に無く、駅近くの有料駐車場を利用。１日1500円。 　土、日、２日に分けて行われるから、もしも参加者がいるようでしたら、どちらかに合わせて付き合います。どちらにしても、天気次第ですな。花火ですから。 　また、終わってから伊良湖岬に泊まって、あくる日こちらで遊びたいという暇人がいたなら仕方ないから付き合うよ。その場合、土曜日に泊まれば、日曜も手筒を写し、20時台の新幹線に乗れば東京や大阪に帰れる。夜行バスもある。 ▼返信▼ 　うわぁ、いいなぁ、行きたい！でも、その日は東北撮影会だわ。残念ながら来年お世話になります。 　東北撮影会に参加できない人には、格好のミニ撮影会になりますね。 キット＠呑んだくれのブログ 毎日アップしています。 　　 京都・美山ミニ撮影会の作品集ができました。 コメントを書き込んでいただければ嬉しいです。 笹川流れミニ撮影会の作品集はこちらです。 川越撮影会の作品集がほぼ完成です。 こちらからどうぞ。 ７月のネット撮影会作品集が完成しました。 「ふぉとぎゃら」の「ネット撮影会作品集」からお入りください。 房総撮影会の作品集が完成。 こちらですよ。