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茅刈り 2004/11/06 SAT(No.567)
 今日から2日間、いよいよ茅刈りである。昨夜は囲炉裏端で飲む美酒が後ろ髪を思い切り引っ張るのを我慢して、早めに床に入った。とにかく重労働だと聞いていたので、寝不足では勤まらないと思ったからだ(しかし、木暮さんちの茅屋の寒いこと!まだ再建途中だから無理もないが・・・)。
 朝7時過ぎには起きて朝食、10時過ぎに大厳寺高原の茅場に到着。集まったのは県内、東京方面、地元から総勢15名ほど。茅葺き職人である小暮さん、Oさんから鎌研ぎ、茅刈り、束ねという手順を教えてもらって作業開始。山の斜面のススキの藪にもぐりこんで鎌を振るう。
 一言で「茅」と言っても、地方によって使う材料は違う。水辺ではヨシやオギ、チガヤ、山間部ではススキやカルカヤ、ムギを使う。これらの材料の総称が「茅葺き」の「茅」である。松之山はれっきとした山間部だから、屋根葺き材料はススキが昔から使われてきた。昔はちゃんと管理された茅場があちこちにあったものだというが、今、それらの茅場は荒れ放題で、雑草混じりの原野に戻ってしまっている。雑草を除きながらススキだけを刈っていくというのは非常に非効率だし、ススキの材質自体も良くないので、どこでススキを刈るかは大切な問題なのだ。小暮さんがやっとの思いで探し当て、土地の所有者の了解を取ってくれたこの茅場は、雑草も少なく、ススキの生育も良い場所だった。
 ただし、傾斜地なので作業は大変である。ススキなんていうと、風になびくなよなよした植物だと思いがちだが、根っこの方はけっこう太く丈夫である。鎌をよく研いでおかないと刈れるものではないし、その鎌もすぐに切れが鈍るので作業途中であっても研ぎなおしが必要になる。聞かされていた以上の重労働で、ボクみたいに育ちが良くて、カメラより重いものは持ったことがないぼっちゃん人間はすぐに握力がなくなるし、足腰がギシギシ言い出す。腕力もなくなる。午前中2時間、午後2時間の作業であっぷあっぷだった。
 夕方は刈った茅を干すための「ニウ」作り。直径2、30センチの束にしたススキを集めて立て、大人3、4人が手を回すほどの太さの塔を作る。これが春まで雪の中に埋もれ、適度に乾燥して屋根の材料になるわけだ。
 暗くなるまでその作業をやり、松之山温泉で汗を流してから交流会。会場はとよちゃんの割勘荘の囲炉裏端。疲れ果ててはいたが、みんなが持ち寄った酒や地元産の食材はなんとも言えず美味だった。
撮影データ
カメラ

CANON EOS-20D
EF 28-135mm IS
撮影日 04/11/06
ISO感度 400
絞り F5.0
シャッター 1/250
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 75mm
その他 手持ち撮影
レタッチソフト 縮小専科


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【使えるワザ】
 この人が小川のねえさん。女手一つで4反の田んぼを、すべて手作業で耕しているというだけあって、鎌の使い方も手馴れているし、第一、体力がボクなんかとは桁違い。倍以上のスピードでススキだらけの藪が空き地に変わっていく。でも、彼女にしてさえ、ぬかるんだ田んぼの稲刈りがグレードAのきつさとすれば茅刈りはA'ぐらいというぐらいだから、ま、ボクみたいな軟弱モノがへばるのは理の当然なのだ。実際、この写真を撮ったときは、カメラがいつもの3倍ぐらい重く感じたし、腕から先がブルブル震えてしまって手ブレ必至というような状態だった。
 そこで、感度をISO400まで上げてシャッター速度を稼いでいる。それでも1/250では心もとないところだが、手ブレ補正付きのISレンズのお陰でなんとかなった。
茅刈りボランティアの募集は閉め切りました。
今週末、4人で働いてきます。

読者からのメールや質問やヤジ
みずくんから
 こんにちは。みずです。
 カメラの手入れには、レンズペーパーとかクリーニング液とかいろいろありますが、特に一眼レフデジカメを使っている人には持っていて欲しいものがあります。
 それは、ブロアです。ゴム製の丸い部分を握ると風が出て、ほこりを吹き飛ばすものです。一眼レフの場合はレンズを外すと内部にほこりが入ることがありますが、それが撮像素子(の前にあるローパスフィルター)に乗ると画像にゴミが写り込みます。このため、レンズを交換するときにほこりを吹き飛ばす。また、ゴミが写るようになったら、カメラをクリーニングモードとかバルブでシャッターを開いて、そのゴミを吹き飛ばします。

 ブロアは小さなものでは役に立ちません。なるべく大きいものを買いましょう。また、ものによってはゴムの劣化防止のためか、粉が表面に付着していて、粉を吐き出すとんでもないものもあるそうなので、使い始めは良く注意しましょう。不運にもそういうものを買ってしまったら良く洗って、乾かしてから使いましょう。

 スプレー缶のエアーダスターもありますが、缶が傾いたり、連続噴射で冷えると液体が吹き出してしまうので、外装のほこり払いにしか使ってはいけません。
Daiちゃんから返信
 Daiです。
 はーい、前向きに検討します。撮影会のときの私のものぐさぶりに呆れて、この記事書いたっしょ?


みずくんから返信
 きっかけはそうですが、ボディの細かいところに付いたほこりはブラシのほうが良く取れますよ。
Sattyanから
 kit師匠、こんばんわ。sattyanです。突然のメールにて失礼します。

 東京晴海のホテル・マリナーズコート東京にて海員による文芸品展示会が、来る9〜12日まで開催されますのでご案内いたします。私は、写真を毎年出品しています。ここ2〜3年はデジカメ写真です。

 写真の講評は丹野章先生です。切り口鋭くご教示をなされて、ハイ分かりましたとそのときは納得しますが、進歩なしの従来でした。
 kit師匠の門下生になってからは、一枚づつベールが剥がされるごとく、真実に迫って(大げさ…笑)来るような気がしています。

 東京から長崎は遠距離のため、当展示会には踏み入れたことはありません。よろしかったら、御足を運ばれてください。
返信
 sattyanさん、ご案内ありがとうございます。スケジュールが混んでいるので微妙ですが、できるだけ見せていただこうと思っています。今週中に1回は東京に出なくてはならないようなので、そのときに時間が作れればいいのですが・・・。
ゆかちゃんから
 kit師匠、ゆかです。
 京都のミニ撮影会に参加したいです。まだ、大丈夫でしょうか?
 三重と違ってたくさんの方が参加されるようで若干不安なんですが、師匠のお墨付きをもらいました「面白い子」ですので、今度のネタは「泥棒に入られちゃった」でいきたいと思います。

 で、集合なんですが、私、師匠以外の方のお顔が分からないんですよね。どうしたら良いでしょう。それに、「けっけっ掲示板」がエラーが出て見れないんで、みなさんどういう段取りなのか分からないんです。(ノートン入ってます)お忙しい所申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。

返信
 撮影会の参加自体はなんら問題はないと思います。幹事の亀哲さんに申し送っておきますので、追って連絡が入ると思います。
 参加者の顔は知らなくても、「怪しさ」は三重撮影会のときとまったく同じ(もっとひどい・・?)ので、どんなに混雑しているところでも一発で判別できます。ご心配なく。「泥棒に入られちゃった」話は、ボクに会うまで封印しておいてね。
JIROさんから
 照葉峡撮影会参加の皆様、11月3日付けお散歩デジカメ「紅葉」の中で、師匠が「1日で303枚撮影した。紅葉や渓流だけでなく、棚田や数字まで撮れてしまった」と仰っています。気づかれましたか?私にはどこに棚田があったのか記憶にありません。それと、数字の写真はどこで撮ったのでしょう。丸沼のボートの番号かな?私はまだ数字の写真が撮れてません。
のりおくんから返信
 のりおくんです
 棚田は先ほど真打用掲示板にアップした場所かな?数字は昼食に入ったお店の前のバス停の時間表かも。気づかれましたか?
キット@呑んだくれのブログ
毎日アップしています。
  

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 お散歩ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。このMLに参加すると人格が変わるだけでなく、言動が常軌を逸し、世間に顔向けできなくなる危険があるばかりか、人生を棒に振ります。参加は自己責任で! 現在、会員数は283名、
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11月14日(日) 秋の皇居を撮る東京ミニ
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11月21日(日) 京都西山ミニ撮影会 ⇒詳細
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■ テーマ: 「数字
 世の中にはいろいろな数字が氾濫しています。その数字の写真を撮ってください。今回のテーマではあなたのセンスが問われますよ。
■ 撮影期日: 11/1〜11/25
■ 提出期限: 11/25
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■ 講評料: 1枚1,000円
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