Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

凝視 2003/11/27 THU
 幸手までちょっとした用事ででかけたついでに、例の古河総合公園まで足を伸ばしてお散歩してきた。あの古い農家が保存されている公園である。けっこう広大な公園なので、お散歩にはちょうどいい。今日みたいに雲った日は、早足で歩かないと寒い。ダイエットにもなるという寸法だ。周りには、やはり早足でわき目も振らず歩いているおばちゃんたちがおおぜいいる。男性は数えるほどしかいないので、少し恥ずかしい。
 公園のほぼ真ん中に鳥小屋があって、孔雀が数羽飼われている。なぜここに鳥小屋、孔雀なのか、非常に唐突な感じの施設だ。ここは動物園ではもちろんないし、この鳥小屋以外には池にお魚が泳いでいる(たぶん)ぐらいしか動物の姿はないのだ。
 で、その孔雀たちだが、けっこう人慣れしていて、だれかが小屋に近づいても平気な顔をしている。2羽の孔雀が小屋の中をトコトコ歩き回っていたが、なにか気になることでもあったのか、ふと立ち止まって同じ方向を向いたまま凍ってしまった。鳥というのは恐竜に一番近い動物なのだそうだが、こんなのに一心に見つめられたら、さすがに気持ちのいいもんじゃないね。興味の対象がボクじゃなくて良かった。
【使えるワザ】 鳥小屋の狭い網目からデジカメのレンズの部分だけを差し込んで、トコトコ歩き回る2羽を追っていた。シャッター半押しでチャンスを待つのだが、相手はあっちこっちうろつきまわるので、アングルも距離も変わる。ズーム比も変わる。地上30センチぐらいから狙っているので液晶モニターも見にくい。ピント合わせを何度もやりなおすが、モニターを注視できないので半分ヤマカンである。
 誰かが何かを見ている写真のときは、「見ている方向を空ける」といつも言ってきた。そのほうが安心感のある構図になるからだ。したがって、不安感を描写したいときはその逆をやればいい。見ている方向の空間を詰めてやると、鑑賞者は画面の外側に何があるか分からないので、いぶかしく感じるというわけだ。わざと水平を狂わせてもいい。鳥類が嫌いな人なら夢にでも出てきそうな写真になる。鳥類が好きという人間には関係ないけどね。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/11/26
ISO感度 100
絞り値 F2.8
シャッター 1/100
露出補正値 -0.7
WB オート
R(-),B(+)
その他 絞り優先AE
コントラスト+1
彩度+5
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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読者からのメールや質問やヤジ
▼ゆーぞうくんから▼
 絞り値F2.8というのが判らない。写真の勉強を始めたばかりですが、F値は5.6〜22位の間ではないですか。
▼返信▼
 フィルムカメラのレンズでF2.8というとかなり高価なレンズで、普通はF5.6が多いのですが、デジカメ普及機はほとんどがF2.8かF3.5です。開放F値がけっこう明るいんです。
 けっして値段は高くないのに明るいレンズというと、ちょっといぶかしく思われるかも知れませんが、デジカメ普及機のレンズはレンズ構成が簡単、つまり、組み合わさっているレンズの数が少ないので、画質は悪いが明るいということなんですね。

 レンズ素材のガラスはとても透明度が高い物質ですが、それでも100%光を通すというわけではないので、10枚も15枚も重ねると光の透過率が悪くなります。ですから、フィルムカメラのレンズは、明るくてもF4.0ぐらいになってしまうというわけです。大判カメラなどデカいカメラのレンズだと、開放絞りがF8とかF16というような暗いレンズもありますよ。

 それから、絞り値の上のほうの数値ですが、一眼レフのレンズは普通F22、高級なものでもF32ですが、中判用や大判用になるとF45やF64まで絞れるレンズがたくさんあります。
▼そよかぜさんから▼
 そよかぜです。撮影会ネットに入会します。楽しそうですね。
▼返信▼
 早速の入会お届け、承りました。そよかぜさんがちょうど70人目の会員になります。よろしくお願いします。
あと「1178」クリック、3日間が勝負だな!
▼相沢くんから▼
 こんにちは、相沢です。昨日のメルマガに、この間の昭和記念公園での撮影会の講評と、参加者の怪しげな写真(笑)が紹介されていたので、早速見てみました。

 講評は、今回参加組だったのでじっくり見させて、読ませていただきました。思ったのは、やっぱり写真って個性が出るなあ、と言うこと。改めて感じました。全ての作品に講評を付けて下さったキット先生には感謝、感謝。
 そんな中、一番目を惹いたのが、つるさんの作品(5)ですね、やっぱり。これはナンダと思いましたもん、最初見たとき。ああいうところに目を付けたところで、すでに作品の80%くらいは決まってしまうのでしょう。それを見つけたところが凄い。

 参加者の怪しげな写真は楽しんで見させてもらいました。当時の楽しさがそのまんま現れているようで、こちらも味があっていいですね〜。それにしても、返す返すも残念だったのは、浦霞を飲めなかったことです。先生、ズルい!今度は飲ませてね。
▼返信▼
 いやあ、すまんすまん。こと酒となると前後の見境いがつかなくなってしまうものだから、失礼しました。次の機会には平静を保つように努力したいと思います。日の丸さん、次の機会もよろしく!
▼珠紗さんから▼
 初めまして。「お散歩デジカメ」、昨日発行の号より購読をはじめたものです!
 今日のメールマガジンで、突然読者が増えて驚いているとのことだったので、私が「お散歩デジカメ」さんに出会った理由を書こうと思い、お邪魔した次第です。

 日曜日頃に発行されたウィークリーまぐまぐの特別号「癒し」の特集の中に紹介されていました!私はそれをみて、写真に惹かれ購読をはじめたのですが、たぶんこれが理由ではないかな〜?と思います。
 これから、メールマガジン楽しみにしております。頑張ってください。


▼nueさんから▼
 初めまして。今月の23日夜から、まぐまぐ『お散歩デジカメ』に登録させて頂いている者です。
 本日の『お散歩デジカメ』で、ここ3日程に登録した人数が増えている謎について読ませて頂きました。私がこちらのメルマガを知った経緯は、23日に届いた『ウィークリーまぐまぐ[総合版増刊号] 2003/11/23 号』の「おすすめメールマガジン情報」に紹介されていたからです。
 2年前に買ったカメラを上手く使いこなせていなかったので、早速HPをのぞかせて頂いて、勉強になりそうだったので登録させて頂きました。まだ3枚目ですが、プロの技術を学べてとても嬉しく思っています。毎日、大変だと思いますが、頑張って下さい。
▼返信▼
 珠紗さん、nueさん、ありがとうございました。
 それにしても、メルマガを購読し始めたとたんに、「おまえら、なんでこんなメルマガを読む気になったんだ!」なんて文章が出てきてびっくりされたことでしょう。人生を誤まる第一歩を踏み出されたことをお祝い申しあげます。
▼淳さんから▼
 すみれさん、淳さんです。

 > 思えば、ワタシもこのウィークリーまぐまぐのこんな紹介を読んで登録したっけ(^^)

 オレもです。そして今は…すっかり楽しい罠にはまってしまってます。


▼すみれちゃんから▼
 そーなんですよねぇ。あの頃は、まさか今のような日が来るとは想像もしてなかった・・(笑)そして、

 >これのお陰でデジカメにはまり、新しいカメラだ、レンズだ、三脚だ、フィルターだ、ってノイローゼになりかかっている人々

 ・・・となる。うーん、もうこうなったら人の道には戻れないんだろうかーー(核爆)

 >新規購読者のみなさん、人生は短いのです。引き返すなら今のうちですよ。

 そうそう、よい子はマネしないでね・・・なーんてな。(爆)


▼淳さんから▼
 すみれさんも寝不足の日々を送ってますか?
 会社から戻りPCの電源を入れたら最後、PCの前から離れられないですよ。そして、(撮影会ネットの)みんなの写真を見て、また撮りに行きたくなる・・・の繰返し・・・。

 > >これのお陰でデジカメにはまり、新しいカメラだ、レンズだ、三脚だ、フィルターだ、ってノイローゼになりかかっている人々

 順調に同じ道を歩んでますよ。

 > 新規購読者のみなさん、人生は短いのです。引き返すなら今のうちですよ。

 そうですよ、新たに入ってきた850人さん、とことん付き合う覚悟はできてますよね。
▼hanaちゃんからの返信▼
 hanaです。
 本当に、私もデジカメがお出かけの必需品に仲間入りしてから世界が変わりました。まず、ご近所を探検するようになったこと。新聞や雑誌を見ていても写真ばかり気になるようになったこと。花屋で花を買う時に写真写りを意識するようになったこと。

 最近は徒歩3分のお使いにもデジカメが入っています。お財布、鍵、カメラ、いつも持っていると重さもかさばる感じも気にならなくなるので不思議です。新しい世界が開けて、ほんと師匠に感謝です。
昭和記念公園撮影会の作品集をアップしました。「ふぉとぎゃら」から「写楽道場」⇒「撮影会」とお進みください。こちらからもご覧いただけます。
▼ワンツーさんから▼
 文字は分かりますが、写真を見ることができません。どうしたら良いのでしょうか?
▼返信▼
 ケースとして一番多いのはメールのタグの単純記述ミス(ボクのミス)なんですが、今回のケースでは、他の読者からはそういう報告が入っていませんし、ボクのパソコン上でも正常に表示されていますので、該当しないと思います。次の方法を1つずつ(全部いっぺんにではなく)試してみてください。

[1]Ctrlキーを押しながら、「更新」を何度かクリックしてみてください。これで表示されるかもしれません。

[2]Xマークにカーソルを置いて右クリック、出てきたショートカットキーの「画像の表示」をクリックしてみてください。または、「開く」で表示される場合もあります。

[3]デスクトップアイコンのInternetExplorerアイコンを右クリック、プロパティ⇒インターネットのプロパティ⇒詳細設定タブを順にクリック、表示された画面から「マルチメディア」欄を選び、「画像を表示する」にチェックを入れてみてください。いったんメールとブラウザ(OutlookExpress)を閉じて、改めて立ち上げ、メールを開いてみます。

[4]インターネットオプションを開いて「全般」タブの「ファイルの削除」ボタンを押して、キャッシュファイルを削除してから、再度アクセスしてみてください。キャッシュファイル破損が原因である場合はこれで表示されるようになるはずです。

[5]アンチウイルスソフトが画像の受け取りを拒否している場合が希にですがあります。オンラインで修正プログラムをインストールした後にこういう不具合が出ることが多いようです。ウィルスソフトのファイアーウォール機能の広告ブロック機能を停止してみてください。

[6]セキュリティ強化を緩和してみます。OutlookExpress⇒ツール⇒オプション⇒セキュリティ⇒ウイルス防止と進み、インタネットゾーン(安全性は低くなりますが機能は向上します)にチェックを入れます。試行が終わったら元に戻します。

[7]グラフィックスの調整をします。マイコンピュータを右クリック⇒プロパティ⇒システムのプロパティ⇒パフォーマンス⇒グラフィックス⇒詳細設定と進み、詳細設定でアクセラレータの位置を左から2つ目に移動します。詳細設定をOKで閉じ→「はい」で再起動します。

[8]背景(色)をチェックします。IE⇒ツール⇒インターネットオプション⇒全般タブと進み、色(O)をクリックして、「Windowsの色を使用する」にチェックを入れます。

 大体、以上の手段を試せば、どれか一つは当るはずです。一番ガクッとくるのは、単にサーバーが混みあっていただけという場合で、時間を置いて開けば画像がなんの問題もなく出てくるので、かえって「???」と考え込んでしまうことがあります。念のためにバックナンバーも開いてみてください。同じ症状かどうかで原因が特定できるかも知れません。

≪撮影会ネット・Kit-Photoグループ≫ ホームページ情報
 撮影会ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。 「ふぉとぎゃら」が2003年ニフティ・ホームページ・グランプリの最終選考にノミネートされました。
@niftyホームページグランプリ2003
応援してください。
「応援してくれた方には
プレゼントが当たるかも!」と
niftyさんがおっしゃってます。
現在の会員数は71名です。
kit-photoグループに参加しませんか?
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
▼tadさんの投稿写真▼
 初めての投稿です。少女がひとり、家族に見捨てられたように寂しく眠っていました。
 デジカメ歴はまだ6ヶ月の未熟者で、カメラ好きの爺さんです。カメラはOlympus Camedia X-200、露出その他すべてカメラまかせのオートです。未熟の為、若干の手ブレがあるようです。


講評
 少女というよりムスメですね。撮影地はどちらでしょうか。かなりでっかい椰子の木が生えているので、南西諸島のどっかか、あるいはLAあたりかも知れませんね。女性の顔つきはアジア人のようですが・・。投稿してこられる方にアメリカ在住のタッドさんという方がおられるので、その方だと思っていたのですが。

 縮小画像では分かりませんが、原画で拝見すると確かに手ブレがほんの少し見られます。気にするほどのものではありません。ですが、画質がずいぶん悪いので、それがちょっと気になりました。exifデータを拝見すると、原因はデジタルズームです。約1.5倍のデジタルズーム比になっています。
 デジタルズームというのは、原画の真ん中の一部分だけを切り取って、それを元の原画サイズに引き伸ばしているだけのものですから、引き伸ばし率が大きい分だけ確実に画質が劣化します。よほどのことがない限り、デジタルズームのスイッチはオフにしておくほうがいいでしょう。この写真のように、あと数歩被写体に近づいてもいいような場面で、デジタルズームを使って引き寄せるというのは、まったく理にかなっていません。怠惰です。

 写真を拝見すると、確かに女性が一人、本来なら楽しいはずの海岸で居眠りをしている。ボクがこのムスメさんの知り合いなら、「おっ、いい写真だな」と思うでしょう。なかなか他人には見せないだろう姿だからです。しかし、アカの他人のボクには、単なる居眠り女にしか見えません。ドラマが感じられないのです。
 たとえば、画角をもっと広くとって、眠っている女性と、そのバックに楽しそうに海岸で遊んでいる群集を入れてみます。群集と、たった一人で取り残されている女性との対照が浮かび上がってきて、そこに鑑賞者の想像を刺激するようなドラマが生まれるでしょう。あるいは、誰もいない海岸であれば、「こんなところでなぜこの子は眠っているんだろう」というような感情が生まれます。ドラマというのは、撮影者が鑑賞者に投げ与える「?」なのです。人物スナップというのは、単に人物の姿や仕草を撮るだけのものではありません。ポートレートとは違うのです。人物の姿を借りてドラマを撮るという視点で挑戦してみてください。 

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撮影会のお知らせ
 12月の撮影会は組写真に挑戦!
もちろん、忘年会もやるよ。


場所: 東京都内
日時: 12月21日(日)
集合: 午後6時に、追って通知する講評会場にお集まりください。
撮影対象: 各自、前日(20日)午後6時以降の24時間以内に、東京都内で撮影した「都市風景」画像を持ち寄ります。場所は都内であればどこでも構いません。「都市風景」に限ります。独自の切り口で「東京」を捉えてください。行動は一人でも、お友達と一緒でも自由です。
発表: 撮影会作品集には、「統一的なテーマ」に従って、5枚以内の組写真として発表していただきます。どのようなテーマでも、自分なりに自由に決めてください。
講評会: 午後6時から講評会を行ないます。会場は決定次第通知します。受付も同時に行ないます。
講評会の時点ではまだ統一テーマを発表する必要はありません。ですから、最初からテーマを決めて被写体を探すもよし、たくさん撮った画像から選び出してテーマを決めても構いません。
オフ会: 講評会後、または講評会を兼ねて忘年会をやります。
会費: 3000円(忘年会費は別途5000円程度を予定)
講評会、忘年会の会場予約の都合上、
今月末で申込みを締め切ります(とりあえず)。

参加申込みはこちらから。

地方シリーズも同時募集中
第2回中京シリーズ
2月28/29日
愛知県伊良湖岬
申込み
第1回関西シリーズ
4月10/11日
奈良県吉野山
申込み
撮影会ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。
ネット会員以外の方も数多く参加されています。
できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。
アンチウィルスソフト「ノートン」をご使用の方へ
ノートンのセキュリティ機能がブロックするため、「問合わせ」「投稿」などの送信機能が遮断されます。また、ホームページの掲示板への書き込み送信もできません。これを解決するためには、「ノートンのアイコンをクリック」⇒「オプション」⇒「インターネットの欄の電子メール」⇒「スキャンする対象」と進み、「発信電子メールをスキャン(推奨)」という項目のチェックを外します。「OK」をクリックし、ノートンのウィンドウを閉じます。以上の操作で送信機能が働くようになります。