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☆ 1日1枚 ☆☆ 
Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100 SH505iS EOS 1D MarkII

ヘアピン棚田と月 2004/08/01 SUN (No.470)
 夜中の11時に新越谷の駅でみさちゃんを拾い、川越から関越道に乗って松之山に向かった。今回のミニ撮影会に参加したのは相沢くん、それにpaul81さんご夫婦を加えた5人。ボクとみさちゃん以外は前日から現地入りしている。
 明晩が満月という日程なので、今回の第一の狙いは月明かりの棚田の撮影であった。前々日ぐらいから夜中に何度も夜空を見上げては、月の高さや角度を検証してあった。出発時に月を確認したら、思っていた通りの角度に輝いている。雲の状態にも問題はない。
 越後湯沢で降りて山道に入る。ここまで約3時間、月はかなり地平線に近い角度まで降りてきている。これも計算通りである。
 このヘアピン棚田を発見したのは去年の9月、メルマガに掲載したのでご記憶の方もおられると思う。今回、月の棚田を撮影するに当たっては、このヘアピン棚田がひとつの狙いだった。棚田全体を見下ろせるところに絶好の撮影位置が確保できるし、駐車スペースもある。なにより、広角レンズで棚田全体をカバーできるちょうどいい大きさなのだ。ただ、横位置で撮影する場合、下の棚田と上空の月の双方を画角に入れるとなると、どうしても月の位置・高さが制限される。そのため、撮影する日にち、時間はごく限られてしまうのだ。
 この道は、松之山通いを始めて以来、何度も通った道である。日中でもあまり通行量がない。ましてや、深夜2時近い時刻に車のライトの軌跡を写し込もうということになると、最低でも1時間は待つ心積もりだった。ところが、この日はたまたま越後湯沢のスキー場でなにかのイベントが催されたらしく、深夜になって帰途に着く車が5分から10分に1台ぐらいの割で通過してくれた。この写真の軌跡はなんと、バスである。ライトの数が多いので写真に華やかさが出た。
撮影データ
カメラ Canon EOS1D MarkII
Cosina 19/35mm
撮影日 2004/8/1
ISO感度 200
絞り値 F3.5
シャッター 8秒
露出補正値 -1.0
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 マニュアル
焦点距離 換算25mm
その他 三脚、レリーズ
ノイズリダクション

バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。



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 1時間ぐらいだったろうか、この場所で通りがかる車を待ちながら、眼デジとフィルカメで計8枚の写真を撮った。急カーブの道なので車はぐっとスピードを落とす。1台通り過ぎるのに15秒から20秒ほどかかる。したがって、1台につき1枚しかシャッターが切れない。
 この写真はたまたま絞り優先AEで撮ったものだが、バルブでも2枚撮影している(露光時間は30秒)。感度はデフォルトのISO200のままで、上げも下げもしなかった。気になるのはノイズだが、原画で詳細に見てみても、ほとんど確認できなかった。30秒露光の写真でも問題なし。こないだの花火の撮影でもそうだったが、これで少なくとも30秒までの露光ならノイズを気にする必要はないという確信が持てた。まだテスト撮影が完全に終わったわけではないが、とりあえず30秒が撮れればほとんどの場面で用が足りる。
 ホワイトバランスをオートではなく晴天にしてあるのは、街路灯の色被りがフィルムと同じような色で欲しかったから。オートだと、おそらく一番光が強い、カーブの頂点にある街路灯と月明かりの双方を演算してカメラが色温度を決めるだろうから、どんな色が被るか前もってイメージできなかった。街路灯が蛍光灯だったので、その緑色の色被りなら不自然さが少ないと判断したわけ。
読者からのメールや質問やヤジ
Unsayさんから
 「第19回水とのふれあいフォトコンテスト」に入賞しました。国土交通大臣賞には及びませんが、いちばん下のランクの入選に入りました。3,000点近くの応募があって40点が選ばれたそうです。3月にカンボジアへ行ったときにキスデジで撮ったものです。春に分校の掲示板にアップした釣りをする子供とよく似た絵柄です。いつもの悪いクセで水平が狂っていますが、今回は選考の防げにはならなかったようです。30日から3日まで北の丸公園の科学技術館に展示されます。都内及び近郊の方で近くに行かれるついでがあれば覗いてみてください。「少年時代」というタイトルです。
▼返信▼
 そりゃ、おめでとうございます。「お散歩ネット」からいろんなフォトコンに入賞するメンバーが増えて、師匠たる身としても鼻が高いことです。4日に上京するんですが、3日まではちょっと動きが取れないので展示された作品は拝見できません。残念です。展示か終わったら取り扱いフリーになると思いますので、画像掲示板にアップしていただけませんか?
setuさんから
 毎回、講評を楽しみにしていますが、まさか私が講師賞を・・・何回も読み直しをしていまいました。
 偶然に良い被写体に出会えたのが、ラッキーでした。胸がドキドキするなか望遠で何枚も撮った中の1枚です。8月の組写真は私には難しく無理かなと思っていましたが挑戦する勇気が出ました。ありがとうございました。
▼返信▼
 今回の講師賞2点は文句なしのダントツでしたね。まったく迷うことなくせつさんとゴン太の作品に決まりました。ああいうシャッターチャンスに巡り合ったのは、やはり日頃からそれなりの広い行動範囲を持っておられるからでしょう。それに、そのチャンスを逃さず作品に仕上げられたのも精進の致すところだと思います。
のりおくんから
 ポカリさんの意見に同感、Hanaさんだけではありません、全員に対しての師匠の戒めと思います。
 日の丸さん、setuさん、講師賞おめでとうございました。
▼返信▼
 いやいや、戒めだなんて、そんな滅相もない。つい口が滑っただけです・・・(汗)。
淳さんから
 淳です。
 花火のミニ撮影会、決行されるのか延期なのかやきもきしましたが、行なわれてよかったです。ご実家は11階で眺めがよく、ベランダに横一列に並び、(露光時間が長く)燃えた〜だの、手前の避雷針をどかしてくれ〜などワーワー言いながら楽しく撮りました。1時間半に1万発も上がると、花火の密度は濃くかなり明るくなりました。思っていたよりシャッター速度を早くしないとすぐに白飛びしてしまいますね。日曜は地元砂町花火を撮ってきます。
▼返信▼
楽しかったですね。花火の撮影というと、いつもは一人だけで黙々とカメラに向き合っているので、花火そのものの楽しみはあまりないんですが、今回はぺちゃぺちゃおしゃべりしながらだったので、ほんとに楽しめました。ただ、後ろから鬼嫁の存在感がビシビシ伝わってくるので、ちょっと怖かったです・・・(笑)。
相沢くんから
 キット先生、こんにちは。
 川越の撮影会も参加できるめどが立ちましたので、参加させていただきます。よろしくお願いします。

 P.S.「申し込み」のボタンを押すと、新規作成メールの件名が「キャンプ撮影会申込み」となっちゃってますよ。
▼返信▼
 いまさら参加しますだなんて、あんた、怖いこと言わないで・・・(笑)。今回の川越撮影会は地元住民の相沢くんが幹事なんだよ(←だれが決めたんだ!)。よろしくお願いします。
ぽかりちゃんから
 先生、こんにちは、ぽかりです。
 「お散歩デジカメ」のバックナンバーを拝見していたのですが、なんせ、1度読んだだけでは頭に入らないことが多すぎるので・・・(汗)。
 7月14日「雨上がり」から先へ進もうと思ってnextボタンを押すのですが、いっこうに先にすすみません。先にすすみたいのですが・・・ (^。^;) お時間がある時で結構です。どうかご確認をよろしくお願い致します。
▼返信▼
 修正しました。リンクが次の日ではなくて、同じページになってました(汗)。それじゃ先に進むわけないよね。
6月のネット撮影会作品集をアップしました。
ふぉとぎゃら」の「ネット撮影会作品集」から
ご覧ください。
棚田の写真をブログで公開しています。
美しき棚田」でご覧下さい。
自転車デジカメ 連載第33回
日本百名山自転車紀行
−明るい旅情編−
丸山 晃
第4章 夏

■ 前夜
2004.07.29 (水)〜08.01(日)
2004.07.29 (木) 船橋へ
 服を買いにいった。
 ユニクロで旅のための服を買い、それからイトーヨーカドーでちょっとだけおしゃれめなTシャツを少々。
 旅の服は長袖がいい。去年までは「日焼けしてるほうがいい気がする」と漠然と思っていたけれど、夏に紀伊半島を自転車で1周してから考えが変わった。肌むき出しで淀川の河川敷を京都から大阪湾まで走ったら、手も顔もまっかっかになってしまったのだ。ひりひりがとまらなくて、日焼けというのはやけどなんだなあということを心底実感した。日焼けもほどほどにしたい。

 そういえばちょっと前に授業で読んでいた英文は、日焼けの危険をひたすらに説く内容だった。それで知ったのだけれど、英語では「健康的な日焼け」は suntan、「炎症を起こした日焼け」は sunburn というふうに区別するらしい。知らなかった。
 ともかく帽子も買って、だいたい買うものは買ったかなあという感じ。あとは荷造りをしよう。

2004.07.30 (金) パソコンがー
 愛用のパソコンがボンッと動かなくなってしまった。起動できない!困ったよぉ…。
 あのパソコンは3年半ほど前に父に買ってもらったものなのだけれども、卒論を書くのに使ってからはカナダへ行くときにはいつも一緒だったし、ホームページを作ってからは毎晩あいつに向かって思いを書き付けてきた。旅に出てからは東海道をずっとあのパソコンを背負って走ったわけで、毎日写真を取り込んでは思い出を記してきたのだ。幸いホームページとしてアップした分は残ってくれるけれども、それ以外のデータは全部消えちゃうんだろう。いつかそういう日も来るかもなあと思ってはいたけれど、いざそうなってみると思った以上の喪失感だ。

 まあでもくよくよしていても仕方ない。なんとかしよう。


2004.07.31 (土) そしてついに
 悩む前に結論は出ていた。
 東京神田にある富士通のサービスセンターにパソコンを持っていき修理を依頼した後、秋葉原へ向かった。
 で、新しいパソコンを買ってしまいました♪
 旅のお供でもあるけど仕事にも不可欠だし、まあいいんじゃないだろうか。修理しても結局データは全部消えてしまうみたいだし、今まで使っていたのは戻ってきたら母にあげることにした。
 今度のはシャープのメビウス。あれやこれやインストールして、どうにかホームページを更新していけそうだ。よかった。

 でもなかなか旅立てない…きっと休日は家族と過ごしなさいということなんだろう。
 「そういう夏休みの日々も大事かな」と思うけど、時間はどんどん経っていく。ちょっとあせる。
 気がついたら7月も終わってしまった。もっともっと太陽を浴びたい。

2004.08.01 (日) 蛍
 出発前日。
 結局旅に使えるのはわずかに2週間。東北を周ろうと思っていたけれど、時間的にそれは少し厳しそうだ。もうこうなったら気の向くまま、とくに目標は定めない旅にしよう。
 「日本百名山を羅針盤にして自転車で日本を旅」できればそれでいいのだ。日光・尾瀬あたりを目指すのもいいかもしれない。とにかく最初の山は筑波山、それだけ決まっている。その後はそれから考えようと思う。

この先にホタルがいる
 夕方、「まだ蛍を見たことがない」という母とホタルを見に行った。1度見てみたかったとのこと。
 市川市立動植物園の奥に自然観察園があって、そこで今ホタルが見られるというのだ。ホタルというのは初夏に見られると思っていたぼくは、それを聞いててっきり動植物園が延命治療を行って地元に涼を提供しているのかと思ったが、野生のホタルらしい。

 京都にいたころには、毎年6月くらいになると夕方そぞろ哲学の道へ出かけていって、つーつーと舞うホタルを眺めていた(といっても1年に2、3回だけれども)。暗くなった哲学の道で、ゆっくりと明滅しながらふわーふわーと舞うホタルを見ているとなんだかとてもいい気分になったものだ。

 あの時舞っていたホタルは源氏ボタルだった。今日舞っていたのは平家ボタル。源氏ボタルに比べると小さく、明滅の間隔もかなり短い。が、草の生い茂った水辺をふわーっと舞っている淡い光や、奥まって暗くなった木の陰で点滅するぽつんとした輝きはとてもきれいだった。
 思っていたより数も多くて、1度にあんなにたくさんのホタルを見たのは初めてのことだと思う。『蛍川』で描かれたような乱舞とまではいかなかったけれど、それでもたくさんの光が淡い闇の向こうで行ったり来たりしながら明滅しているのをみるのは楽しかった。
 飛んできたホタルをそっと手で掬った母は、「ちっちゃいのにこんなに存在感のある光を放つんだねえ…」と感動。

 水辺を走る細い通路は、ホタルを見に来た親子連れやカップルやお年寄りでいっぱいだ。幼い子を連れた親は子供が水辺に落ちないか心配し、それぞれに道を譲りあいつつホタルを見つけるたびに嬉しそうな声をあげているのを見たら、「この町はいい町なんだなあ」と思えた。

 明日、この町を発とう。

≪お散歩ネット≫
 お散歩ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。メールでの情報交換、画像掲示板を使った写真のけなしあいなどが連日行なわれています。 現在、会員数は240名、
最年少は7歳、最高齢は80ん歳、
デジカメ好きに隔てはありません。
お散歩ネットに参加する
Powered by groups.yahoo.co.jp


7月、8月の撮影会
(講評会場予約のため、参加するには申込みが必要です。)
8月の撮影会

8月14日(土)
川越小江戸の街並みを撮る
15日の予定でしたが、
14日に変更になりました。

申込み

現在、申込み5名です。
9月の撮影会

9月4日(土)
房総の海と棚田の風景
鴨川の大山千枚田と
房総の海や港を巡ります。
申込み

現在、申込み6名です。
撮影会ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。ネット会員以外の方も数多く参加されています。できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。
今後の予定
10月2、3日(土、日) 第2回東北シリーズ
民俗の里遠野の風景[申込み]
11月中旬(1週間程度) ラオス・タートルアン大祭と世界遺産の町ルアンプラバン(参加費25万円前後の予定)[申込み]
12月23日(祝) 都内・撮影会と忘年会[申込み]

ネット撮影会
8月のお題は8/1に発表予定でしたが、
練習が必要になりそうなのでちょっと早めに発表します。
■ テーマは『ご近所の有名無名スポット』です。
■ 6枚以内の組写真で、ご近所の有名無名なスポット1ヵ所の「観光パンフレット」用写真を撮ってください。いつも行くショッピングモール、町内の児童公園、いつものお散歩公園など、どこでも構いません。「ちょっと行ってみたくなる」ような魅力をアピールしてください。ただし、すでにパンフレットなどが刊行されているスポットはカンニングが可能なので評価を下げます。カラーでもモノクロでも構いません。当然ながら、1枚1枚の写真の評価と同時に、組写真としての出来も評価します。
■ 撮影期間は8/1〜8/20、応募締め切りは8/22。組写真のすべてを一括して、順番を明記の上送付してください。
■ 
【重要】 個々の写真にウェイトをつけていただきます。特に見せたい写真、参考程度に加えておきたい写真などの区別のことです。画像の大きさを次の3種類に縮小した上で応募してください。ウェイトを高くしたい画像は大きく、そうでないものは小さく縮小するということです。
[1] 長辺640px
[2] 長辺480px
[3] 長辺320px
■ 
【重要】 個々の写真にはかならず「キャプション」をつけていただきます。写真を説明する短いコメントのことです。このキャプションもパンフレットの重要な要素になります。タイトルはスポットの名前(たとえば、「越谷市民文化会館」というふうに)にします。サブタイトルも可です(たとえば、「市民の憩いの場」など)。
■ 
【重要】 今回は撮影データの添付は必要ありません。レタッチも自由です。トリミング、水平調整も可とします。ただし、レタッチの内容は必ず明記してください。原画を送付する必要はありません。
■ 応募点数は一人2点(2組)を限度とします。講評料は1点(1組)につき3000円です。
応募に際しては必ず応募規定をご覧下さい。
「写真が表示されない」「投稿できない」など、操作上のトラブルに関するQ&Aを設けました。
困ったことがあったらまずこちらへ。