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Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

しんしんと 2003/12/27 SAT
 昨夜、配信を終わった頃から降り出した雪が、明け方まで降り続いた。このところ暖かい日が続いていたのでちょっとびっくりだ。喫煙室(ベランダ)に出るたびに、世の中が白くなっていく。その様子が面白いので、いつになくタバコの数が増えた。このまま起きていて、明け方の雪景色を撮るつもりだったのだが、5時過ぎ、あと1時間が我慢できなくてとうとう寝てしまった。
 で、昼前に起きてみたら外はピーカン。あんなに積もっていたはずの雪は影も形もない。寒い。一気に冬になった。雪景色の撮影は、明日、新潟の松之山に棚田を撮りに行くので、それまでお預けだ。
 松之山の棚田はいい。秋の風景も良かったが、そのときからずっと「冬の雪景色を撮らなきゃ」という気持ちが嵩じていて、ようやく実現することになった。雪道の運転ができない異常体質のボクは、誰かが連れて行ってくれないとそういう豪雪地帯には足を踏み入れられない。幸い、お散歩ネットのメンバーであるミズくんが運転してくれることになった。二人だけではもったいないということで声をかけたら、チエコ、KAHOちゃん、相沢くんも付き合ってくれる。松之山は相沢くんの出身地、きっといい穴場を知っていることだろう。温泉もあるし・・・いっひっひ・・・。
【使えるワザ】  普通にストロボを焚いたのでは、光が届く3メートルぐらいの範囲以外は真っ暗になる。一方、ストロボなしの夜間撮影では、雪が積もっているところは写るが、雪が降っているところは写ってくれない。こういうときは、「夜間撮影モード(夜景モード)」が便利だ。
 夜間撮影モードというとなんだかとてつもない仕掛けのように聞こえるが、なんてことはない、ただのスローシンクロ撮影である。カメラが設定してくれる露出は、普通の夜間撮影と同じ。ただ、それに加えてストロボが光ってくれる。普通の夜間撮影と同じなので、長時間露光で夜景が写る。そこにストロボが光るので、降る雪が光った瞬間だけ止まって写ってくれるという仕組みだ。
 夜間撮影モードが付いていない機種の場合は、ストロボの発光設定をスローシンクロに合わせる。スローシンクロは先幕発光でも後幕発光でもどちらでもいい(先幕発光の場合は、シャッターが開いた瞬間に光る。後幕発光は閉じる直前に光るというだけの違い)。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2003/12/27
ISO感度 100
絞り値 F2.8
シャッター 1/2
露出補正値 -0.7
WB オート
R(-),B(+)
その他 絞り優先AE
コントラスト0
彩度+5
ストロボ発光
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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読者からのメールや質問やヤジ
▼よしくんから▼
 みなさん、感想をありがとうございます。
 私もそうですが、「ハイ、チーズ」で撮った写真にピントが合っていて、目をつむった人がいなければ満足していました。まず、自分で見て、「いいな、額装しようかな」と思える写真は、しばらく撮っていませんでした。
 でも、知らぬ者の厚かましさで、日刊メルマガ「お散歩デジカメ」を見て驚いて、しかも投稿写真を「けちょんけちょんにけなすコーナー」まであることに感激し、けなし甲斐のある写真を連続投稿してしまいました。

 私は、多くの投稿の中から選んで講評し、いつもダメなやつはボツにしているものとばかり思っていたのです。ところがとろが、キット師匠はすべての写真を講評してくださいました。このご親切に脱帽しました。もう、このような厚かましいことはしないで、掲示板を通して先輩たちに学びたいと思っております。キット先生、ほんとうに無頓着で申し訳ありませんでした。

 撮影会でお会いして、なおそのお人柄を尊敬し、親しみも感じました。そして「写真は心なんですよ」とおっしゃったときに、正直「ドキン、ズキーン」と感動しました。私は書を少しかじりましたが、その師匠がまたキット先生のような方でした。私は、この二人の師匠の作品には、「人格がにじみ出ている」と感じています。だから、いつまでも飽きない。鑑賞に堪える作品とはこれを言うのだと思います。
 私自身、「これはいいな」と思える写真がいつできるか分からないが、師匠に食らいついて骨の髄までしゃぶらせて頂きたい。そういう心境でおります。その意味で、吉おばちゃんがおっしゃるように、今年はよい年でした。キットフォトグループの皆様にもお礼申し上げます。ありがとうございました。
▼返信▼
 投稿していただいた写真は、すべて必ず講評しています。常時10枚前後の順番待ち状態なので、投稿から講評までちょっと日にちが開いてしまいますが、それでも必ず掲載されることになります。
 よしくんは一時、ほとんど毎日のように投稿してきておられたので、他の順番待ちのみなさんとの兼ね合いもあって、連日掲載するというわけにもいかず、とびとびになりました。掲示板を利用するというのはいい考えだと思います。
▼くろさんから▼
 キット先生、おはようございます。
 NAOさんの田貫湖の写真に対する私のコメントについて、紙面の大半を使っての詳しい解説有難うございました。大変勉強になりました。読者の皆さんも参考になったのではと思います。
 作者以外はその場にいないし、撮影意図が分からない訳ですから、うっかりコメントすると失礼になりますね。生意気な講評はしないことにします。確かに学校では必ず撮影意図を書くように指導されたものでした。
▼返信▼
 ときどき、どんなに考えても撮影意図の見当すらつかないという写真がありますね。そういう写真の講評を頼まれたらどうしようと、戦々恐々です(笑)。
▼パミールさんから▼
 KIt先生、今日は、ぱみーるです。
 日曜日の撮影会・講評会・忘年会ではお世話になりました。初参加だというのに、きちんとご挨拶もせず帰ってしまい先生にも皆様にも失礼なことをしてしまいました。

 初めて自分の写真を先生や写真好きの皆様に見ていただく、ということで心臓ばくばくでしたが、とても楽しい会でした。みなさまとてもいい方で、昔からの知り合い同士のような雰囲気でした。人見知りする私ですが、怯えることなく過ごせました。

 また、次回の撮影会も参加したいと思います。よろしくお願い申し上げます。しかしながら、バスに酔うので伊豆の会は無理かも・・・。
▼返信▼
 バスといってもマイクロですから、普通の乗用車と揺れ方は同じですよ。しかも、ほとんどは高速道路だし・・・。

 アントワネットのお知り合いだというので、てっきり超変人だろうと思っていましたが、一見普通のお嬢さんだったので安心しました。また来てください。参加者は、ボクとじいちゃんを除けばみんな優しい人ばかりです。
▼たーちゃんから▼
 キット先生、先日の東京撮影会、参加させていただきありがとうございました。夜の部もまた実り多かったようで、そちらに参加出来なかった事が悔やまれます(T_T)家に帰り着いてからどーっと疲れが出て早寝しました(笑)

 ところで、先日リバーサルフィルムを無料ででゲットする事が出来たので、使ってみようかと思っています。しかし〜初めてでどうしてよいものやら。。。。
 で、「ポジフィルムを整理する極意」、読ませていただきました!まだ途中ですが、と〜っても分かりやすいです。何で写真を撮ってる方がポジ使うのかも分かりました。どうもありがとうございました。朝から読んでてお昼になっちゃった〜!大掃除しなければっ!

 ついでにこの掲示板、あった方がよいのでは?と思いはじめています。(管理人さんではないけれど。。。)キットふぉとがますます注目されてくると、訪問者はどんどん多くなると思います。画像掲示板ではこういうことだらだら書くのはなんだか気がひけます。だから〜残す道もありかな〜なんて。。。どうでしょうか?
▼返信▼
 そうですねえ、なんだか、なごりを惜しんでくれる人も多いようだし、確かに、長文のメッセージになると、お散歩掲示板じゃ書き込みにくいかも知れませんね。ちょっと考えてみます。

 講評会・忘年会に参加できなかったのは残念でしたね。次回に期待しましょう。
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≪お散歩ネット・Kit-Photoグループ≫
 お散歩ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。メールでの情報交換、画像掲示板を使った写真のけなしあいなどが連日行なわれています。
現在の会員数は89名です。
kit-photoグループに参加しませんか?
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
▼古老林さんの投稿写真▼
 はじめまして、kit 先生。古老林と申します。いつも楽しく拝見しています、投稿は始めてですが、先生の酷評を頂き、ご指導の程宜しくお願いいたします。

 11月下旬、嵯峨野を散策中、絵葉書的な写真を数多く撮りました。これはその中の1枚で、竹やぶから眺めた紅葉とのコントラストが素晴らしく、深く考えもせずにシャッターを切りました。

 嵯峨野の秋の風景写真と思って写したものですが、思っていたほど竹の青色が出ていません、この場合は発光させた方がいいものか、其れとも・・・。ご指導宜しくお願いいたします。

 タイトル:「向こうの世界」
 撮影データ:camedia X-1 撮影日03・11・26 快晴 ISO160 f4・5 1/60 補正-0・7 WBオート

講評
 この状況で竹の緑色を出すのは無謀です。露出を開ければ色は出ますが、その替わり、向こう側の紅葉の色は飛んでしまって、「竹林越しに見る紅葉」の写真ではなく、単なる「竹林」の写真になってしまうからです。

 理由は簡単です。竹林は日陰になっているのに、向こうの紅葉の部分には日が当たっているため、双方の露出差が大きく、デジカメの描写能力が追いつかないのです。日陰部分に露出をあわせれば日向部分が犠牲になるし、日向部分に合わせれば日陰部分が黒く潰れてしまうというわけです。デジカメの能力の問題なので、撮影技術で解決することはできません。

 で、いただいた写真ですが、露出補正-0.7になっていますが、まだ補正不足です。紅葉の発色が眠たくなってしまっているのは、まだ露出オーバー気味だからなのです。カメラの露出計は手前の日陰になった竹林の部分の「暗さ」を拾って、「明るめに写そう」としているわけですから、それを打ち消すだけのマイナス補正が必要です。あと半段ほどマイナスにすれば、下の画像のように写ります。メインの紅葉の発色が一番大切ですから、手前の竹林は真っ黒になっても気にすることはありません。

 なお、ストロボを発光させるのはこの場合よくありません。光が届く距離はたかが知れていますので、手前の数本だけが明るく写るだけで、奥のほうの竹は真っ黒のままになります。きわめて不自然な写真になってしまいますよ。

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海の幸と富士山とくれば、
撮影どころじゃないかもしれない大会
1月の撮影会は西伊豆の海岸線を巡りながら、富士山や冬の海の風景を撮影します。東京からはバスを仕立てますので、講評会も車内で行ないます。

日時:1月25日(日)午前7時渋谷集合、帰着は午後10時予定
撮影場所:沼津市内、戸田町内
会費:3000円+バス代(85,000円を人数割り)+各自食事代
講評会:帰途の車中でテレビに画像を投影しながら行ないます。飲み物などを持ち込んで、楽しくやりましょう。

(注)東京からの最低催行人数を10名とします。申込みが10名に満たない場合は中止します。人数次第では、横浜、沼津でのピックアップも検討します。

申込みはこちらから。

撮影会の地方シリーズ参加者を募集中です。
第2回中京シリーズ
2月28/29日
愛知県伊良湖岬
申込み

現在、申込み17名です。
第1回関西シリーズ
4月10/11日
奈良県吉野山
申込み

現在、申込み12名です。
撮影会ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。
ネット会員以外の方も数多く参加されています。
できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。
「写真が表示されない」「投稿できない」など、操作上のトラブルに関するQ&Aを設けました。
困ったことがあったらまずこちらへ。