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春爛漫 |
2004/02/21 SAT |
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今日のお散歩も3日続けての越谷梅園である。昨日に輪をかけて暖かい。南向きの鬼嫁部屋の寒暖計を見たら22度だった。しかし、北向きのボクの部屋は、じっとしているとけっこう寒い。こういうときは出かけるに限るのである。とは言っても、申告書類がまだまだ出来上がっていないので遠出はできない。明日は佃島、月島近辺を徘徊するミニ撮影会ででかけるから、今日中にある程度メドをつけておきたい。結局、手ごろなところで越谷梅園となる仕組みである。
新潟のモトくんが、こないだの松之山ミニ撮影会の作品集を作ってくれた。なんと、フラッシュを使った斬新な見せ方で、いやはや、感動してしまった。みなさんの作品も見事だ。スナップ集も同時に見られるようになっているが、そのスナップもけっこう上手い。
綺麗なところの写真を撮ればだれでも綺麗な写真ができると思っている人が多いが、そうではない。やはり写真は撮り方である。何も考えないで写しただけでは、なかなか人さまを感動させるような写真にはならない。その点、今回の作品集は見応え十分、見せ方がいいから余計に迫力が感じられる。モトくんにHP作りの弟子入りしようかと真剣に考えてしまった。 |
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【使えるワザ】
昨日のメルマガで、梅の花はもうたくさん、みたいなことを書いた。しかし、今日は梅の花しかない。6枚撮ったうちの、すべてが梅の花だった。土曜日で、しかもこの陽気だから梅園はすごい人出。上を向くしか写真にならなかったのだ。
逆光の透過光を写す。梅の花を忠実に写した写真ということなら、この1枚は落第である。花びらの一部がすっ飛んでいるし、かなり露出オーバーなので色も忠実には再現されていない。
しかし、写真というのはありのままをありのままに写すだけが能じゃない。こういう、アートっぽい撮り方もありだ。適正露出できちんと描写した花よりも春らしさが感じられれば狙い通りである。
測光方式だが、いつもは中央部重点平均測光で撮っている。しかし、この写真はスポット測光。ピント合わせのときの中央部、蕊の部分だけの露出を測っている。露出補正値もいつもは-0.7だが、それを+0.3にした。かなり明るめに描写しようとしたわけだ。花びらの端の部分の飛び具合は小さなモニターでは確認しずらいので、カンでだいたいこんなもんだと見当をつけている。 |
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撮影データ |
カメラ |
Camedia C4100 |
撮影日 |
2004/2/21
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ISO感度 |
100
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絞り値 |
F2.8
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シャッター |
1/1000 |
露出補正値 |
+0.3 |
WB |
オート
R(-),B(+) |
その他 |
絞り優先AE
コントラスト+5
彩度+5
マニュアルフォーカス |
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バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。 |
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☆読者からのメールや質問やヤジ☆ |
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▼キイチローさんから▼
先生、ちょんけちょんコーナーでご意見を聞かせていただき、ありがとうございます。大変勉強になりました。
日頃、作家さんたちや、オシャレなタウン誌などで、写真を見る機会が多いのですが、「これって何を撮ったの?」とか「ちょっとピンぼけ?」等と思ってしまうのに、なんとなく前衛アートっぽい、といわれればそうかな・・・などと思っていました。今はなるべく毎日カメラを触って、写真を撮ることで、水平とか、ピント、露出などを自然に決めれるよう修行中なので、水平がとれてない、ピンぼけイコールボツにしています。
毎日撮ることで、ボツ写真が減っていくのも、実感としてわかってきます。撮る前に「これはいい感じになりそうだな」とか言う感触もあります。まったくそうではなく、とりあえず撮ってみた中に、良いのがあると喜んでしまう、写真の楽しさも感じております。
日常のお散歩写真の時に、先生や他の皆さんが使っているテクニックを試してみるのも、とても良い勉強方法だと思っております。自分の身体の一部のように、カメラが使いこなせるようになることと、自分の感性、写真を見る目を高めていくことが大事なことだと思いました。技術はあたりまえに身に付けるもの、感性は常に育てていくもの・・・という感じでしょうか?
前述したアートっぽいものが、本物か偽者かを自分で判断できるように、自分の中の写真力?のようなものを高ていくことが大事なことだと。 |
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▼返信▼
写真力っていい言葉ですね。ワザと感性の両輪は、どちらが欠けても写真力にはならないということですね。ボクも肝に銘じたいと思います。 |
▼ネムちゃんから▼
28日には何とか顔を出そうと思います。ただし、子怪獣2号はまだ生後2ヶ月足らずなので、怪獣トッシーとお留守番です。子怪獣1号は連れて行こうと思います。
子怪獣1号も1年前はまだそんなに喋らなかったのですが、今では一人で勝手に喋っています。当日は子連れ参加なので、ほとんど撮影は出来ないと思いますが、せめて子怪獣1号が良い添景役として活躍してくれれば良いと思っています。 |
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▼返信▼
おーっ、いいですね。モデル役ができた!菜の花畑で使わせてもらおう。
当日は何時ごろまでいられますか?せめて、民宿の食事ぐらいまでは付き合ってくださいな。講評会まで付き合うと深夜になってしまうので、そこまでは無理かな? |
▼ミズくんから▼
こんにちは。みずです。
高いコンパクトフラッシュは速い、安いコンパクトフラッシュは遅いという傾向があります。同じメーカー、同じ容量、同じ店で値段に違いがあったら間違いなく、速さの違いです。保存が速ければ連写したときに、次のシャッターを切れるまでの時間が短縮されます。あとはブランドの違いかな。 |
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▼返信▼
一昨日のお魔女さんからのご質問に対する答えです。わが社の技術顧問は優秀でしょう? |
▼omineさんから▼
お散歩デジカメを読み始めてから、意識して撮るようになったので初心者です。講評していただき感激しています。
構図のとらえ方がよくわかっていなくて(感性に問題があるのかも)、そのあたりを講評して頂いてとても参考になりました。
感度を上げるとノイズが多くなるというのはメルマガを読んで理解していたのですが、三脚を持っていなかったものですから。言い訳です。いつか撮影会に参加させていただきたいと思ってます。
ついででなんですが質問です。
月の写真をシャッター速度を変えて撮って、光の滲みについての解説がありましたが、絞りは同一なのでしょうか。それとも露光量が同じになるように絞りも変えているのでしょうか。露光量が多くなれば輪郭がレンズの乱屈折で滲むのは理解できるのですが、露光量が変わらないとすれば、なぜ滲むのかがよくわかりませんでした。 |
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▼返信▼
絞り値は一定で変えていません。当然、シャッタースピードを速くすればするだけ露光量は減少しているわけです。あの光の滲みはつまり、絞り羽根の大小ではなく、CCDに当たる光の量によって加減できるということです。 |
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≪お散歩ネット・Kit-Photoグループ≫ |
お散歩ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。メールでの情報交換、画像掲示板を使った写真のけなしあいなどが連日行なわれています。メンバー数も100名を突破しました。 |
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投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー |
▼モスビーさんの投稿写真▼ |
はじめまして、モスビーです。いつも拝見させて頂いております。
フィルムカメラからの投稿ですが、もしよろしければ講評おねがいします。
12月にボリビアに行ったときに撮った写真ですが、自分が思ったよりも空が素敵な色になっていました。日本の空とはどう違うのか不思議に思っています。
フィルム:ベルビア100、2LプリントからEPSONのスキャナーで取り込み。PLフィルター使用、EF24mmレンズ。サイズ変更のみでレタッチは行っていません。
▼講評▼
基本的にこのメルマガはデジカメ・コンセプトなので、フィルカメの写真は??なのですが、写真家の端くれとしては無碍に門前払いというのも気が咎めるのでご質問にはお答えします。
写真に写った空の色が肉眼で見たよりずっと深い群青色になる現象は、初めて体験すると驚かれると思いますが、実はけっこうあることなんです。日本でも、高い山に登ったときとか、台風が去った翌日、あるいは強風が吹いているときなどはこういう色になります。空気中に浮遊している水蒸気や微細な塵などが少なく、太陽光が拡散されないためにそうなるのです。PLフィルターを用いなくてもかなり濃い群青色になりますが、使うとさらにそれが強まります。ただし、逆光ではダメで、完全順光になるほどその傾向が強まります。大気の汚れが少なく空気が乾燥している中央アジアや中南米では普通の現象です。
これは、使用するフィルムの発色傾向とも関係があります。ネガではこれほどの深い色はなかなか出ませんし、デジカメでもかなり露出を切り詰めないと出にくい色です。リバーサルフィルムならではの発色ですね。ましてや、原色の発色が際立っているベルビアだと、余計にそれが強調されるわけです。強い直射日光が当たるわけなので、色温度が極めて高い状態です。デーライトタイプのフィルムには青被り現象が出ます(建物の日陰部分などが青っぽくなっていますね)から、その影響もあります。 |
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ミニ撮影会のお知らせ
ネット会員以外でもご遠慮なく。会費なしです。
直接現地に来て、「怪しいデジカメ集団」がいたら
声をかけてくれてもいいですよ。 |
2月15日に行なわれた横浜ミニ撮影会には飛び入りの方もおられたようです。ミニ撮影会は原則飛び入り自由です。お気軽においでください。
【2月22日(日)・築地月島佃島】
関東支部主催。
集合場所と時間:築地本願寺境内に午前10時。飛び入り可。すでに10人ほどの参加希望があります。
【3月6日(土)、または7日(日)】
新潟県松之山町。雪の棚田の夜景を狙います。現地の好天が期待できない場合は中止。午前中に東京を発ち、戻るのは翌日早朝になります。かんじきの手配があるので、要予約。
【3月21日(日)・伏見】
関西支部主催。集合場所、時間未定。 |
撮影会の地方シリーズ参加者を募集中です。 |
第2回中京シリーズ
2月28/29日
愛知県伊良湖岬
現在、申込み29名です。 |
第1回関西シリーズ
4月10/11日
奈良県吉野山
現在、申込み17名です。 |
撮影会ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。
ネット会員以外の方も数多く参加されています。
できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。 |
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「写真が表示されない」「投稿できない」など、操作上のトラブルに関するQ&Aを設けました。
困ったことがあったらまずこちらへ。 |
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