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Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

飛翔 2004/02/28 SAT
 伊良湖岬で第2回の中京地区撮影会があった。第1回の白川郷からちょうど1年目である。白川郷の参加者数5人に対して、今回はなんと31人、隔世の感がある。
 東京を脱出するのに手間取って、現地到着が1時間ほど遅れたが、それでも午後3時過ぎには地元の中京組、関西組、われわれ関東組、それに北陸富山からの2名、宮城からの1名、全員が勢揃いした。この日の撮影地は岬の突端に近いところにある菜の花畑、初立ダムの海鵜営巣地、恋路が浜と、なかなか内容の濃いものだった。恋路が浜では狙い通りの美しい夕日が撮れた。
 宿泊は民宿借り切り。お約束の大宴会は、各地のお散歩ネット会員のみなさんから差し入れられたそれぞれの地方の銘酒を飲み放題。本来なら宴会で飲めるような酒ではなく、我が家にあればもったいなくて封を切るのがためらわれるほどの「幻の銘酒」揃いなのだが、他に飲み物があるわけではないので、仕方なく(←ホント)飲んだ。というより、浴びた。それでも10本ばかり余ってしまったので、集まった本数も想像がつこうというものだ。大騒ぎの模様は近く発表される作品集でご覧いただくとして、まあ、なんというか、あの民宿には二度と泊まれないだろうな。コーディネイトをしてくれた地元のじいちゃんは、ほとぼりが冷めるまで近所を歩くこともできないに違いない。
【撮影地情報】  明日は5時起床だというのに、宴会とそれに続く講評会が終わったのときにはすでに零時を過ぎていた。
 しかし、回を重ねるごとに参加者数が増えていくので、会の運営もだんだん合理的になってくる。講評会はなんと、30人分を3時間ちょっとでやってしまった。提出する作品選びが一番大変な作業なのだが、みなさんがノートパソコンを持ち寄ってくれるのでどんどんはかどる。この部分の時間が節約できると、講評の時間をたっぷり取れるので、ボクはきついがみなさんにはいい勉強になるだろう。
 さて、今日の1枚だが、海鵜の営巣地での撮影である。飛んでいる鳥はもちろん海鵜だ。ちょうど産卵の時期にあたるのだろうか、鳥たちは巣づくりのための小枝を咥えて、いそがしそうに飛び回っていた。
 最近は10倍ズーム機がデジカメの主流なので、多くの参加者はズームで狙っていたようだったが、ボクは一世代前の3倍ズーム機しか持っていないので、直接鳥を狙ったのでは絵にならない。鳥を添景にするしかないわけだ。
 ちょうどいい具合に西の空に雲がたなびいていたので、その雲と松の木立ちで構図を決め、海鵜が画角の中を飛んでくれるのを待った。この場所ではフィルカメとデジカメで都合30枚ほど撮ったが、当たりはこれ1枚だけだった。鳥は翼を動かしているわけだし、飛ぶ方向もまちまちなので、写った瞬間の鳥の形はいろいろだし、画面の中での位置も問題。位置がOKなら、次はいかにも鳥らしく見えること、背後の雲の形にマッチしたのどかな姿勢であること、が選択の基準となる。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2004/2/28
ISO感度 100
絞り値 F11
シャッター 1/650
露出補正値 -0.7
WB オート
R(-),B(+)
その他 絞り優先AE
コントラスト0
彩度+5
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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読者からのメールや質問やヤジ
▼けんけんさんから▼
 いつも唐突な感想ばかりで申し訳ございません。
 26日の「梅花絢爛」はどう見ても不思議です。脚立一本でこんなに変わるものなのでしょうか。失礼を承知で、「マジックを見ているような気持ち」です。正に「思う壺」にはまりました。
▼返信▼
 脚立1本どころか、小さな折りたたみ椅子に乗っただけでも新鮮な画角が発見できますよ。しゃがんでみたら今までの景色がずっと新鮮に見えるのと同じことです。どこにでもある2000円足らずのアルミ製のものですが、いつも車に積んでいて便利に使っています。軽いので持ち運びも楽ですよ。
▼hanaちゃんから▼
 掲示板のあのへんてこりんな4枚にレスありがとうございました。みんな恐れをなしたようで、しばらくの間、掲示板が静かでしたね。なんか可笑しい!!

 で、4枚目の紅梅の間からの木、私のイメージでは今日のお散歩デジカメみたいになるはずだったんですぅ。にぎやかで派手な紅梅の間から、まだ冬の景色が。。。でもね、なんだか全然違ってへんてこりんだったね。

 まぁ、師匠!私のために今日のお散歩デジカメはこんな構図を撮ってくれたのね!!と、いたく感動してます。真似できるように、がんばってトライして、挑戦して、試してみますね。ありがとう!!
 って これMMに載せて、コメントに「アホは死んでも治らない」とか書くんでしょ・・・。
▼返信▼
 hanaちゃんの写真に対するボクの辛口批評は愛情の表れですから、謙虚に聞くよーに、ってか。でも、「アホは・・・」なんて言いませんよ。だんだん上手になっているのは自分でも分かるでしょう?
▼遥夢さんから▼
 遥夢です。いつもお散歩デジカメを楽しませていただいておりますが、23日の「お雛さま」を読み、先生の切ない心情をお察しして心が痛みました。
 でも、ちょっと言いたいことがあります。
 「老人ホーム」への世間のイメージは昔よりは良くなっているものの、依然として「姥捨て山」的存在に見られているのも残念ながら事実でしょう。でも「老人性痴呆」は周囲の人にとって、負担です。愛情だけでは支えきれないものがあります。先生のお父様はお母様とお二人暮しですよね(立ち入ったことで、ごめんなさい)。お母様のことを思えば仕方ない選択でしょう。幸いお父様はご自分から「入所」の意思を示されていますね。それまでの通所で、そのホームへの信頼感をもっていればこそ、ではありませんか?「入れたら終わり」ではなく、時々訪問し、「お仲間」をも含めて励ましてさしあげることが一番だと思うのですが、いかがでしょうか。

 私も最近、身内のものをそういうホームに入れました。一人暮らしの孤独から開放されて、結構楽しそうにしていますよ。何事もプラス思考で行きましょう!
▼返信▼
 暖かいお言葉をいただきました。ありがとうございます。
 実家に訪問してくれているヘルパーさんの言うところでは、母親やボクやボクの鬼嫁のように、しょっちゅう顔を合わせている人と一緒にいるときには、いわゆる「甘え」が出るのだそうです。それが実態以上に体力、精神力を弱体化させる結果になるということでした。老人にはけっこう多く見られる症状なのだそうです。

 そういう老人は、他人や、親族であってもときどきしか顔を合わせない人がいるときは、日頃とはうってかわってしゃきっとするので、普段の姿を見ていない人は、施設に入れることが不思議でならないと感じるようです。さすがに施設の介護士さんはその辺のところがよく分かっておられるようで、施設で他人に囲まれて暮らすことで弱体化を食い止めることが大切だとおっしゃっていました。

 先日、ボクの弟が実家を訪問したのですが、父親が施設に入ることを聞いて信じられない様子でした。弟がいるときの父親は、普段の姿とは全然違うのです。ボケのかけらも見せません。週2回の施設通所のときもそうだそうです。「施設にしばらくいただけで、うんと若返りますよ」という施設の医者の話通りになってくれればいいなと思っています。
≪お散歩ネット≫
 お散歩ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。メールでの情報交換、画像掲示板を使った写真のけなしあいなどが連日行なわれています。メンバー数もとうとう10ダースになりました。 現在、会員数は124名、
最年少は8歳、最高齢は70ん歳、
デジカメ好きに隔てはありません。
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投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
▼こうもりさんの投稿写真▼
 こうもりです。
 遅くなりましたが、1月29日の「お散歩デジカメ」で、日付け写し込みを試みるとお伝えしました。その一例「浜名湖の落日」を添付します。日付けを強調するためフォントサイズは60Pとしてあります。この前後、計3枚撮る時間しかなく、構図も露出も考える暇なく無意識状態で撮ったもので、アッという間でした。カメラは、OLYMPUS C-2020Z、最大ズーム、露出補正-0.7です。


講評
 ご紹介したソフト、ボク自身は使ったことがないまま紹介してしまったので、使い勝手に関してはちょっと心配していたんですが、まあ、綺麗に入るもんですね。ご報告、感謝です!

 しかし、うっかり写しこんでしまった日付けをなんとか消したいという人は多いんですが、わざわざ入れたいという人もいるんですね。世の中様々です、いやはや・・・。
 で、作品ですが、露出がちょっとオーバー、水平が取れていない、右下の手すりが邪魔、などいろんな問題がありますが、撮影した状況をお聞きすると、その位置からの最大ズームでこの画角ですから、止むを得ない部分も(少しは)ありますね。
 手前の椰子と湖と太陽の組み合わせ、なかなか絵になる風景なので再挑戦してみてください。ピント位置は椰子、目一杯絞って三脚を使います。朝日、夕陽は一瞬勝負ですから、少なくとも30分前ぐらいから準備して撮影に臨みましょう。

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「お散歩掲示板」からも投稿できます。「けちょんけちょん希望」と明記してください。
みなさんのご協力で、ストックがかなり増えました。
掲載までに2週間ほどお待ちください。
ミニ撮影会のお知らせ
ネット会員以外でもご遠慮なく。会費なしです。
直接現地に来て、「怪しいデジカメ集団」がいたら
声をかけてくれてもいいですよ。
ミニ撮影会は原則飛び入り自由です。お気軽においでください。

【3月6日(土)】
新潟県松之山町。雪の棚田の夜景を狙います。午前中に東京を発ち、戻るのは深夜になります。かんじきの手配があるので、要予約。現在6名。

【3月21日(日)・伏見】
関西支部主催。集合場所、時間未定。

3月、4月の撮影会
3月14日(日)
東京・青梅、吉野梅郷
午前10時までに現地集合
申込み

現在、申込み5名です。
第1回関西シリーズ
4月10/11日(土、日)
奈良県吉野山
申込み

現在、申込み17名です。
撮影会ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。
ネット会員以外の方も数多く参加されています。
できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。
「写真が表示されない」「投稿できない」など、操作上のトラブルに関するQ&Aを設けました。
困ったことがあったらまずこちらへ。