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Kit the genius'
☆ 1日1枚 

Fujifilm Finepix4500 Camedia C-4100

日暮れ時 2004/01/08 THU
 朝、密造酒研究家さんが茨城の濁り酒を1本差し入れてくれた。福島まで仕事で出かける、その途中で我が家に寄ってくれたのだ。なんでも、かなりのレアものらしく、殺菌していないので瓶の中でまだ発酵が進んでいる。じっと見ていると、瓶の底に溜まった沈殿物の中から、ときどきボコッという感じで泡が発生したりする。蓋には小さな穴が開けてあって、そこから炭酸ガスが抜けるようになっている。見ているうちに唾が出てきて、早速飲んでみたい気持ちに襲われるが、今日中に仕上げなくてはならない原稿があるのでぐっと我慢。酒は百薬の長だからいいが、我慢するのは体に良くないな、きっと。
 年末年始は郵便がたて込むので郵送を控えていた切り番ゲッターへの額装写真をようやく送った。京都のだんちゃんと東京のつるさんだ。ずいぶんお待たせしてしまって申し訳ないことだったが、年末に送るとまず間違いなく額のガラスは持たないので、仕方のないところだったわけだ。ご勘弁を。
【使えるワザ】  写真は、郵便局に行ったついでに撮影したもの。公園のブランコである。
 今日は朝方から強風が吹き荒れ、気温もずいぶん下がった。被写体を探して公園内を歩き回っていると、鼻水が止まらないほど寒い。しかし、子どもたちは元気だね。
 今日の風は大陸から黄砂を運んできたらしく、昼間から地平線が色づいていた。こういう日の夕焼けは、雲さえ出なければ最高の色合いになる。経験上それが分かっていたので、夕方の撮影ポイントは決めてあった。
 晴天だがホワイトバランスは「曇天」に合わせてある。さらに、ホワイトバランス補正で赤を1目盛強く、青を1目盛弱くした。これによって、夕焼けの色が見た目以上に鮮やかさを増す。けっこう使えるワザなので憶えておくと便利だ。
撮影データ
カメラ Camedia C4100
撮影日 2004/1/8
ISO感度 100
絞り値 F8
シャッター 1/320
露出補正値 -0.7
WB 曇天
R(+),B(-)
その他 絞り優先AE
コントラスト0
彩度+5
バックナンバーは
「天才キットのフォトギャラリー」
に展示してあります。

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読者からのメールや質問やヤジ
▼Daiちゃんから▼
 東京撮影会の講評ありがとうございます。
 皆さん上手な方ばかりなので、小さく小さくなってしまいます。私の写真にも誉めるポイントを探してくださって、ありがたいです。「ひなたの写真を並べただけ」はい。その通りでした。もっと、いろいろな写真を見て、勉強します。

 年末年始のメルマガでは、以前リクエストしていた、ガラス面記念写真等も取り上げていただいたのですね。12月30日には、お魔女さんの講評もあったし、年明けには、掲示板投稿の犬の写真も講評されるようですね。いつも、犬の写真ばかり撮っているので、とっても楽しみです。

 ところで質問です。
 連写モードにAF連写と普通の連写がありますよね。犬を写そうとするなら、普通の連写のほうが早いからよいのか、それとも、ピントをきちんと合わせるから、AFのほうが良いのでしょうか?

 お魔女さんのコメント。「連写に抵抗がある」少し解る気がします。一時期、連写を良く使っていたのですが、結局どれも中途半端。チャンスを狙ってシャッターをきった時のほうが、結果が良いような気がして、私も最近は連写を使っていません。

 年末年始に旅行しました。旅行先で、並んでチーズではなく、同行者の自然な表情のものを何枚か撮ったところ、なんか変な物にばかりカメラを向けるので???と言う顔をしていた同行者に、ちょびっと好評で、とっても嬉しかったです。

 最近、これがピントが合うっていうこと?ぶれてないってことかな??って思うような(レベル低すぎ。。)くっきりクリアーなものが撮れることがあります。なんだか楽しい♪kit先生、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
▼返信▼
  写真がだんだん上手になってくると、撮影する楽しさもぐんと大きくなってきますよね。ましてや、友達に誉められたりしようものなら、もう抜けられなくなります。

 人はみな、多かれ少なかれ芸術的な感性というものを持ち合わせているものですが、音楽であれ絵画であれ、あるいは文学であれ、自己の感性を表現できるようになるまでには、とても苦しい訓練・修行期間を必要とします。しかし、写真だけは、その苦しい時期をあまり経験しなくても、手軽に表現様式を学べるんですね。しかも、楽しみながらそれができる。これからも続けてください。

 ところでご質問ですが、高速で動くものをちゃんとフレーミングするのは実際とても難しいことなので、そういう被写体を狙う場合は連写、サーボAFが非常に有効です。しかし、運動している被写体でも、あまり高速でないものや、止まっているものを写すときには、1枚1枚ちゃんとフレーミングをしてやったほうが、構図の狂いも少ないし、露出補正もその都度できるので、思い通りの写真になる確率が高いと思います。

 連写機能はむしろ、露出補正をプログラミングした、「オートブラケット撮影」で使用することが多いと思います。あらかじめ、たとえば-1/3、0、+1/3の設定をしておいてから連写すれば、それぞれの補正値で3枚連写してくれるという機能です。この機能は、たとえば-2/3、-1/3、0のように中心値を変えることもできますし、-1、0、+1のように、補正幅を変えることもできます。露出補正に迷ったときは、このブラケット撮影で1シーン3枚(機種によっては5枚撮れるものもある)押さえておく方法は役に立ちますよ。
▼おおるいさんから▼
 いやあ目からウロコっちゅうか、しびれております。キット大先生ならびにその世界は、ネアカでおおらかで自由奔放。ちっともかっこつける必要のないほどの自信とエネルギーのなせるわざか?
 おいらも童顔なのでヒゲ をたくわえ、酒好きなんだけんど何とネクラなんでしょ!?小心者で取り越し苦労すんのよね。標高千五百メートルの寒冷地的高地民族だからですかねえ? 両親もどちらかといえば陽性人間ではないっす。
 前置きが長くなり事後承諾ではございますが、ぜひともリンクさせていただきたく、取り急ぎ先ずは お知らせまで。辞世の句『土にいて儚き蝉の肥しきり まさてる』
▼返信▼
 日光の風景写真で有名な、同業者の大類さんからです。
 リンク、ありがとうございます。ボクのHPのリンクページもそのうち(暇ができたら)リニューアルするつもりですので、その際は大類さんとこへのリンクを貼らせていただきます。
 この冬、ひょっとしたら日光に行くかも知れません。その折にはお声をかけさせていただきます。
▼けんけんさんから▼
 はじめまして。いつも楽しみに拝見しています。
 3日の「枯れ木と老人」でお伺いしたいことがあります。
[1]先生のおっしゃる「緊張感」とは「窮屈」も含めておっしゃっておられるのでしょうか。
[2]なぜ、街灯を入れられたのでしょうか。
[3]老人の位置はなぜ街灯の手前なんでしょうか。
[4]街灯がなかった場合にも、水平垂直はこのままで変わらないでしょうか。
 今までの概念をかなり覆された一枚でしたので投稿させて頂きました。
▼返信▼
[1]緊張感と窮屈な感じというのは、まったく同じというわけではないでしょう。このご質問が出たということは、写真から窮屈な感じを受けたからでしょうが、ボク自身は窮屈な構図ではないと思っています。
 季節が春や夏であれば、老人の前の空間を大切にするところですが、冬の空気感を出したかったので前を詰めました。
[2]無機的なものが一つ入ることによる効果です。枯れ木と老人だけだったら、なんだか牧歌的な、のんびりした感じの絵になってしまうと思いました。
 ちょっと位置を変えたところには、マンションが背景になるところもあるのですが、今度はそこを狙ってみたいと考えています。
[3]街灯の後ろだとあまりにも画面の端になりすぎるし、もっと前だと枯れ木と被ってしまってうるさく感じます。実際、そういう位置での写真もこのときに撮ってありますが、ボツにしました。
[4]街灯がなかったとしたら、あと3歩ばかり左に移動して、土手が水平になる位置から写すと思います。でも、それではつまらない写真にしかならないでしょう。街灯がこの写真の場合、大きな役割を果たしていると思いますし、土手が斜めになっているのも意図的なものです。
12/21に行なわれた、東京組写真撮影会の参加者の作品を
展示しました。こちらからご覧ください。ご意見、ご批評などい
ただければ幸いです。
≪お散歩ネット・Kit-Photoグループ≫
 お散歩ネットは、撮影会に参加した人たち、いつかは参加しようという人たちのメーリングリストです。メールでの情報交換、画像掲示板を使った写真のけなしあいなどが連日行なわれています。メンバー数もどんどん増えています。
現在の会員数は99名です。
最年少は小学5年、
最高齢は70歳以上、
デジカメ好きなら誰でも歓迎!
kit-photoグループに参加しませんか?
投稿写真をけちょんけちょんにけなすコーナー
▼薄頭の鷲さんから▼
 Kit先生、薄頭の鷲です。新年おめでとうございます。お散歩デジカメのふれあいで、楽しい毎日を過ごしています。
 昨年末に、若干時期はずれの柿をみつけました。どのように表現するか迷ったのですが、根元に寝そべって、ワイドで遠近感を狙ってみました。
 データは、F5.0 1/125  露出補正+1 WB晴天 焦点距離18mmです。


講評
 まず、被写体の良し悪しから述べます。
 被写体の良し悪しというと「えっ!」という顔をされる方が多いのですが、写真にウソは写らない以上、キキキ○ンは「それなりに」しか写らないわけで、ブスは美人にはならないわけですから、写真の第一歩は被写体選びなのです。

 この柿の木はずいぶん剪定された枝が目立ち、枝振りが良くありません。実のなり具合はいいですね。青空は願ったりかなったりです。
 どうですか?これで枝ぶりのいい木だったら最高ですね。でも、残念ながら・・・です。
 何が言いたいかというと、写真を撮るという作業は、被写体を探すという作業で可否のほとんどが決まってしまうということです。構図=問題なし、露出=ややオーバーだけど、まあ合格、発色=深みが欲しいところだけど、露出と同様、レタッチで十分間に合う、これでパンフォーカスなら言うことなしなのに、それでも「習作」の域を出ないのは、悔しいけれども被写体のせいなんです。この写真を大伸ばしして額に入れ、飾ってみれば分かります。遠からず、途中でぶった切られた枝や、剪定されたために不自然に伸びてしまった枝が目について仕方がなくなりますよ。

 と、ここまで言うのは、薄頭の鷲さんの写真はいつもお散歩掲示板で拝見していて、ちゃんとした被写体なら作品に仕上げてしまうだけのワザをお持ちだと思うからです。初心者の方に、「被写体が悪い」というのはちょっとお気の毒ですが、もう初心者の域は卒業された方なので、あえて言いました。

 次に、この被写体で絞りF5.0というのは苦しいですね。F8以上には絞りたいところです。絞りが十分でないために、幹の手前8割はボケています。
 この木の反対側がどうなっているのか、実物を見ていないので分かりませんが、反対側(日陰側)から撮った写真も見てみたいですね。順光側と違って幹の部分が黒く潰れるので、かなりメリハリが違うと思います。
 最後に、やっぱりちょっと露出オーバーです。多少露出を切り詰めてコントラストを上げてやるといいでしょう。レタッチして確かめてみてください。

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海の幸と富士山とくれば、
撮影どころじゃないかもしれない大会


参加者が10名に達したので開催することに決定しました。
集合時間、解散時間をそれぞれ30分変更します。
引き続き、申込みを受け付けます。
1月の撮影会は西伊豆の海岸線を巡りながら、富士山や冬の海の風景を撮影します。東京からはバスを仕立てますので、講評会も車内で行ないます。

日時:1月25日(日)午前7時30分渋谷集合、帰着は午後9時30分予定(日没と同時に沼津発)
撮影場所:沼津市内、戸田町内
会費:3000円+バス代(85,000円を人数割り)+各自食事代
講評会:帰途の車中でテレビに画像を投影しながら行ないます。飲み物などを持ち込んで、楽しくやりましょう。

申込みはこちらから。

撮影会の地方シリーズ参加者を募集中です。
第2回中京シリーズ
2月28/29日
愛知県伊良湖岬
申込み

現在、申込み19名です。
第1回関西シリーズ
4月10/11日
奈良県吉野山
申込み

現在、申込み13名です。
撮影会ネットの撮影会は、デジカメ初心者のための撮影会です。
ネット会員以外の方も数多く参加されています。
できるだけお金をかけないで、写真と仲間同士の交流を楽しむことが目的です。
「写真が表示されない」「投稿できない」など、操作上のトラブルに関するQ&Aを設けました。
困ったことがあったらまずこちらへ。